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消えないレッテル

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三浦るぴんが純文学を意識して書いた小説です。しかし、知人にライトノベルの文体であると言われました。純文学とは……?
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記事一覧

【私小説】消えないレッテル 第1話

  *  朝、目を覚ますと、いつも通りに頭が痛くなることを自覚する。  皮膚に擦り傷や切…

三浦るぴん
3か月前
6

【私小説】消えないレッテル 第2話

  *  仕事を終え、アパートに帰ると、私は早速、二次元のキャラクターが赤裸々な姿になっ…

三浦るぴん
3か月前
5

【私小説】消えないレッテル 第3話

  *  痛覚が残留する脳みそを起動し、また私の朝が始まる。  ゲンショーさんに、よこし…

三浦るぴん
3か月前
4

【私小説】消えないレッテル 第4話

  *  三回目の街コンはカラオケ店に設置されているパーティー会場だった。  今までの街…

三浦るぴん
3か月前
6

【私小説】消えないレッテル 第5話

  *  お別れ会の日、私はゲンショーさんに話しかけた。 「今日のお別れ会のあと、少し話…

三浦るぴん
3か月前
4

【私小説】消えないレッテル 第6話

  *  ゲンショーさんのお別れ会が終わったあとは休日だったので、しっかり休むことができ…

三浦るぴん
3か月前
5

【私小説】消えないレッテル 第7話

  *  ゲンショーさんに振られて、セクハラとして彼女に訴えられたあとの私の自慰行為に使うおかずのことだが、とりあえず、三次元の女性の裸では抜けなくなってしまったので、ここから完全に二次元女性キャラクターの裸でしか抜けなくなってしまった。  でも、抜けるのはABCのCではなく大体がBだ。  二次元女性キャラクターの口、胸、手、足による男性器を刺激させている絵によってでしか抜けない。  二次元女性キャラクターの髪で抜きたい気持ちもあるが、その表現をおこなっているイラスト

【私小説】消えないレッテル 第8話

  *  相談できる唯一の相手として両親がいたので、すぐに私は相談していく。  私の両親…

三浦るぴん
3か月前
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【私小説】消えないレッテル 第9話

  *  私は会社の組合室に来ていた。  組合で一番、権力を持っている方と直接、面談する…

三浦るぴん
3か月前
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【私小説】消えないレッテル 第10話

  *  有期契約社員五年目の夏、ついに私は障害者差別解消法の合理的配慮提供義務の強制発…

三浦るぴん
3か月前
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【私小説】消えないレッテル 第11話

  *  父は県の労働局とも、やり取りをするようになった。  ハローワークだったり、障害…

三浦るぴん
3か月前
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【私小説】消えないレッテル 第12話

  *  数日が経過したあと、正社員登用試験の最終結果の発表日がやってきた。  私は直属…

三浦るぴん
2か月前
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【私小説】消えないレッテル 第13話

  *  日曜日、私は、ちゃんと眠れたのだろうか。  よく、わからない。  とりあえず、…

三浦るぴん
2か月前
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【私小説】消えないレッテル 第14話(終)

  * 「…………」  これは、もしかしたら会社が強制的にログインできないようにしたのか?  ただの予測でしかない。  でも、可能性として十分にあり得るケースだ。  脳細胞の痛覚が全神経に伝わってきたころ、もう、これ以上、仕事ができない状態であることを自覚し、午後十二時を過ぎたころ、私は自分のPCで父にメッセージを送ることにした。 『お父さん、やらかしました。  ごめんなさい。  すぐに会社に連絡してください。  お願いします。  早く、電話してください』