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閉鎖の真冬

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三浦るぴんの実体験を元に書いた私小説です。よろしくお願いいたします。
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記事一覧

【私小説】閉鎖の真冬 第1話

  *  二〇二〇年十二月二一日から二〇二一年三月十八日まで、僕は、とある病院に入院して…

三浦るぴん
3か月前
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【私小説】閉鎖の真冬 第2話

  *  二〇二〇年十二月十五日(火)――僕は、ある事実に気がついてしまった。  ツイッ…

三浦るぴん
3か月前
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【私小説】閉鎖の真冬 第3話

  * 『過去のことにこだわるな。忘れてしまえ、すべて』  ……みたいなツイートを僕は見…

三浦るぴん
3か月前
7

【私小説】閉鎖の真冬 第4話

  *  第三次TK革命とは、僕が三回目の入院をしてしまうことであり、それ以上でも、それ…

三浦るぴん
3か月前
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【私小説】閉鎖の真冬 第5話

  *  二〇二〇年十二月末、僕は牢獄もどきからの脱出に成功した――正確には病状がよくな…

三浦るぴん
3か月前
8

【私小説】閉鎖の真冬 第6話

  *  ――二〇二一年一月五日(火)、僕はヒルコになった。  同日の朝五時ごろになるこ…

三浦るぴん
3か月前
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【私小説】閉鎖の真冬 第7話

  *  過去がデータ化されているとして、その事情を証明できる人はいるだろうか?  いや、いない。  そもそもデータ化ってなんだよ……。  その理論が正しいとすれば、今のコロナ禍の現状に問題なく対策が打てるはずである。  でも、その理論を証明したとして、結局なんになるっていうんだ……。  たとえ、その理論が正しいとしても、今のこの現状を解決しなければ、お話にならない。  現状、僕が起こしたことに対して、誰も、なにも言ってこないのが、その証左だ。  日本中の人た

【私小説】閉鎖の真冬 第8話

  *  ――二〇二一年二月。 「タカチョーさん、二月十四日に退院するって」  クチデさ…

三浦るぴん
3か月前
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【私小説】閉鎖の真冬 第9話(終)

  *  あっという間に時間は流れ、僕の退院日になった。  ――二〇二一年三月十八日(木…

三浦るぴん
3か月前
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