「さっさとやれよ」とイラ立つときに
誰にでも得手不得手がある
というと、そんなことは言われなくても分かっていると言われそうだ。
だが、本当に分かっているだろうか。
少し思い返してみてほしい。
他人に対して
こんな風に思ったことはないだろうか。
「そんなの、さっさとやればいいじゃん」
ある人が言う。
「片付けろって何回言っても片付けない」
「ガミガミ言われる前に片付ければいいのに」
「だって、拾って収めるだけじゃないですか」
私は聞く。
〇〇さん、片付け得意なんじゃないですか?
「あぁ~確かに。収納とか好きです」
私は思う。そうでしょうね、と。
片付けが苦手な人は、
「拾って収めるだけ」なんて言わない。
またある人が言う。
「汚れてるのになんで拭かないの」
「見れば分かることなのに」
「ササっと拭くだけじゃん」
私は聞く。
△△さん、周りがよく見えるタイプなんですね。
「そうそう、他の人のところまで気になる」
私は思う。そうでしょうね、と。
「見れば分かる」なんて、
見えている人しか言わない。
「やればいいじゃん」「簡単じゃん」
「なんでできないの」「普通できるでしょ」
あなたがそんな風に思うことは、
多くの場合、あなたの特技だ。
かくいう私も、
まだ知識も自己理解も足りていなかった頃は
「そんなこと考えれば分かることじゃん」
「考えてない人が悪い」
「よくそんなことも考えずに動けるよね」
などと本気で思っていた。
そう、私の特技は考えること。
誰にもオーダーされていない改善案を
妄想するのは日常茶飯事だ。
誰にだって得意なことと不得意なことがある。
考える人がえらいわけでも、
見えない人が悪いわけでもない。
特性の違う人間がいる。
ただそれだけのことなのである。
特技は自分では気づきにくい。
当たり前だと思っているから。
あなたの周りに「これくらいやればいいじゃん」と
イラ立っている人がいたら、
ぜひ教えてあげてほしい。
それがあなたの特技なんだね、と。
子どもと保護者と教員のパーソナルコーチ&スクールカウンセラー
松本亜衣
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