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子どもをまっすぐに見るということ

以前教員をしていた頃の同僚に
「あの子に初めて会った時どういう印象だった?」
と聞かれたことがある。

多くの教員がその子抱く印象とは、
違った印象を抱いているように見えたらしい。

教員をしていればいろいろな子どもと出会う。
大変なことも、もちろんいろいろある。
今は、立場を変えて子どもたちと関わっているが
私はきっと今、同じ質問を受けたとしても、同じように答える。

私の答えは「どうも思っていない」。
強いて言うなら「へぇ~、と思っている」である。

答えに迷いはない。
でも、あれからずっと気になっている。
私はなぜ、どうも思わないのだろうか。


思い当たる理由があるとすれば、1つだ。
あの子はあの子で、その子はその子だから。

私がよく言われることの中に
「決めつけ発言をしないですよね」
というものがある。

「〇〇の人は△△だから…」
という発言をしないということらしい。

そう言われてみると確かに言っていないのかもしれないなとは思うが、正直、気をつけて言わないようにしているわけではないので、自覚はない。

単純に「〇〇の人は△△だ」と思っていないのだ。

だから事前に親御さんから
「うちの子は〇〇なんで…」と言われても
「この子はこんな子で…」と説明されても
「へぇ~、そうなんだ」と思うのだ。

もちろん、こんな感じの子なのかな…
の仮説は立てる。
けれど「〇〇なら、こんな子に違いない!」
とは思わない。

だから、何も思わない。
へぇ~と思う。

実際、聞いていた印象と
ずいぶん違う子どもは、結構多い。

実際に会ってみて、話してみて、
その子のことが少しずつ分かる。


ここで気になるのは、
私がよく「決めつけ発言をしない」
と言われることだ。

「決めつけ発言をしない」と
わざわざ言われるということは、
その人がそれだけ、
決めつけ発言に嫌な思いをしているということ。

「あの子に初めて会ったときの印象」を
聞かれるということは、
その子はいろいろな人に
特定の印象を抱かれるということ。


知識や経験は、私たちの味方になってくれる。
短い時間で要点をつかんで、
子どもを見立てる材料になる。

でも、その知識や経験が
「決めつけ」や「特定の印象」を生むこともある


知識や経験があるからこそ、
相手をまっすぐに見ようとする意識が
より一層必要になるのかもしれない。


子どもと保護者と教員のパーソナルコーチ⁡⁡&スクールカウンセラー⁡⁡
松本亜衣⁡⁡
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