近年「親ガチャ」という言葉が話題になっている。2021年にはユーキャン新語・流行語のトップテンに入り、同年、大辞泉の新語大賞では大賞になったほどで、インターネット…
事故物件だと知らずに入居を決められてしまった、ジン。 世の中は「優しい暴力」で溢れかえっている。 「作家のことば」で作者は「今は、親切な優しい表情で傷つけあう人…
この本は、世の中にある多くの当たり前に疑問を突き付ける。 人間は何故食べてはいけないのか。 外で性行為を行っていけないのは何故か。 人間を飼ってはいけない…
Mitsutama
2023年3月8日 11:42
近年「親ガチャ」という言葉が話題になっている。2021年にはユーキャン新語・流行語のトップテンに入り、同年、大辞泉の新語大賞では大賞になったほどで、インターネットを中心に広く浸透した。 本書はそんな親ガチャが自ら引けるならば、といった内容である。南北問題が解決した未来の韓国、少子化問題を皮切りに政府が生まれた子どもをNCという施設で20歳まで面倒を見、施設で行われる3度の面接(子どもたちの間
2023年2月10日 11:40
事故物件だと知らずに入居を決められてしまった、ジン。世の中は「優しい暴力」で溢れかえっている。「作家のことば」で作者は「今は、親切な優しい表情で傷つけあう人々の時代であるらしい」と述べた。そんな「優しい暴力」とともに時代は進んでいくのである。訳者である斎藤真理子氏のあとがきでは、全編を通して「振り返り」がテーマとなっていると述べられた。受けた傷を振り返りながらも進んでいく時間の記録なので
2022年9月24日 01:33
この本は、世の中にある多くの当たり前に疑問を突き付ける。 人間は何故食べてはいけないのか。 外で性行為を行っていけないのは何故か。 人間を飼ってはいけないのは何故か。 私が見ている貴方は「本当の」貴方なのか。 持論だが、当たり前なんてものは個人の価値観であり、簡単に変化する。その証拠に『生命式』を読んでいると私の当たり前は途端に歪んでくる。「人間を食べることこそが故人の為になる。」