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精油とアレルギー | アロマテラピー勉強メモ

こんにちは、みつまめです。

適応障害で休職した事をきっかけにアロマテラピーの勉強を始め、今年の夏にAEAJ認定アロマテラピーアドバイザーと、AEAJ認定アロマハンドセラピストの資格を取得しました。(正確に言うと現在申請中)

精油をブレンドし、芳香浴した際の効果を比較する「セルフ人体実験」を実施して、note上に結果を公開したりしています。

アロマハンドの方は、夏に資格を取って以降ご無沙汰で、ほぼ練習出来ていません。
色々さぼってもいるのですが、実はハンドセラピー用のブレンドオイルで、アレルギー反応が出てしまったのです…。


そもそも精油とは何か?

精油というのは、いわゆるエッセンシャルオイルのこと。
アロマテラピーやアロマハンドセラピーで使用する「精油」は、植物から抽出した香りの成分を使用します。
(香料や着色料、保存料などが入っている、いわゆる「アロマオイル」は使用しません)

「天然」は人にとって安全なのか?

100%植物由来、天然、オーガニック、未精製、自然のまま…
と聞くと何となく安全安心なイメージを持ってしまいがちですが、必ずしもそうとは限りません。

AEAJでは基本的に芳香浴での濃度、入浴時の濃度、ハンドセラピーに使う濃度、と細かく基準があり、必ず精油を希釈して使う事になっています。
原液を皮膚につけたり、精油を飲用したりすることは行いません。

幼い子や年輩の方、妊婦さんや授乳中の方、体調の悪い方、治療中・服薬中の方、アレルギーがある方などは特に注意が必要で、通常の基準よりもさらに希釈して使うよう、AEAJのテキストに書かれています。

「飲めるほどグレードの高い精油だから安全」「100%天然だから、オーガニックだから、肌につけても大丈夫」みたいな謳い文句を見かけますが、読むだけでゾッとします。
何で作られたか?とか、質が良いかどうか?は、飲める、直接肌につけられる、といった理由の説明にはなりません。

個人的には、むしろ自然に近ければ近いほど、肌につけたり飲んだりは危険なのではないか?と言う気がします。
自然は人間に優しいとは限らないので…。

※フランス、ベルギー、イギリスなどでは、医師の指導のもと使用するような治療方法も存在します。
日本では精油は「雑貨」扱いであり、アロマテラピーはあくまでもリラクゼーション目的で使用されています。
日本が良いとか悪いとかではなく各国の医療の在り方の違いであって、気にくわないなら変えたらええやん、と私は捉えています。急に謎のエセ関西弁。

アロマハンドセラピストなのにアレルギー反応?

何でこんな記事を書こうと思ったかというと、冒頭で書いたようにアレルギー反応が出てしまったからです。
アロマハンドセラピストの認定講習で、自分で作ったブレンドオイルで。
ブレンドオイルを使って、講師にデモンストレーションとしてハンドを実施してもらったのですが、その翌日に小さな赤い湿疹が出て痒くなりました。
その後湿疹の先が小さなかさぶたみたいになりざらついて、2週間くらいは痒みがありました。

資格を持った講師の元でブレンドしたオイルなので、取り扱いを間違えた、と言うわけではありません。
また、ブレンドしたその日に使った後で反応したので、保存状態が悪かったとか、古くなって変質したとかではないと思います。

爽やかでほんの少し香る甘さがめちゃくちゃ気に入ってたのに。
オリーブスクワランのさらっとした感触も好みだったのにな…。
勿体無いのでネイルオイルとして指先に使っています。なかなか減らない。

こんな感じで、ガラス製の遮光ビンに入れます。
オレンジスイート4、ゼラニウム2、オリーブスクワラン(オリーブオイルのうるおい成分を抽出して、水素を添加したやつ)
若干こぼしてラベル見えなくなっちゃってる。


私はゆず湯で痒くなるので、元々柑橘類に被れやすいタイプではあります。
ただ、オレンジスイート×ラベンダー×ホホバオイルとか、オレンジスイート×ローズマリー×ホホバオイルでは荒れませんでした。

ということは、ゼラニウムかオリーブスクワランが原因…?
どの精油も光毒性はなく、香りも万人受けするド定番の精油・キャリアオイルばかりなのにな…。

「左手~左腕だけ」「手のひらまでは別に痒くならず、特に手の甲に強く反応がでた」というのも気になるところです。
右は何故か平気だったんですよね。
右利きだから、右手の方がオイルに触っていた時間は長いはずなのに。
その1か月後くらいにもう一度そのオイルを使ってみたら、やはり左手だけ反応が出ました。

一部分にしか反応が出ていないので、特定のアレルギー物質に触れたときに起きる接触性のものであることは間違いないんだけども。
何故左右で反応が違うんだろう。
謎過ぎる。

アロマハンドセラピストとしての方向性迷子

せっかく資格取得したし、何かに活かしたいな~なんて漠然と考えていたのですが…大分出鼻をくじかれた格好となっています。
ハンドセラピストがド定番のオイルでアレルギー出るって、結構絶望的なのでは。

使い捨ての手袋とかして実施したら良いのかな?
でも私は、小学生長男にまで「もっと強くしていいよ」と言われてしまうくらいに貧弱な握力の持ち主。
手袋したら、余計に滑らなくてやりづらいのでは?
握力弱くてアレルギーまで出ちゃって、そもそも向いてないのか?

…と方向性迷子です。くよくよしています。


ハンドセラピーが向かないとなるのであれば、知識面が必要な系統の上位資格の勉強をしてみるのも1つの手かもしれません。
香りを感じるメカニズムとか、精油に含まれる成分についてはかなり興味がありますし。
スクールの講師に「インストラクター向いてるのでは?」と言われたし。
ブレンドにも興味が出てきたので、ブレンドデザイナーも面白そう。
でも「アロマテラピーの魅力を広めたい」みたいな高尚な動機の一切ない人が、インストラクターなんて取っても良いのか?

とはいえガチガチに仕事にしようとして取った資格ではないので、引き続き楽しめる範囲で、芳香浴もハンドも実施はしていきたいです。

なかなかうまくいかないもんですね。

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アロマテラピーについての記事紹介


ブレンドによる人体実験「睡眠」

ブレンドによる人体実験「集中」

香りを感じるメカニズム

その他精油についての勉強メモ


ハーブ系の植物だいたいシソ科説
細い草はイネ科説
ミカン科は大体皮を絞る、皮膚刺激注意
シソ科でもイネ科でもない「じゃないほう」の草
木のアロマは個性的
花は大体バラ科かキク科


AEAJアロマセラピーアドバイザー、AEAJアロマハンドセラピストの資格を取りました

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その他生きづらさ解消についての実験や検証など


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