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脚下照顧ー自分の価値観ー

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恋愛、結婚、離婚、趣味、介護など、個人的な人生に関わることを集めてみました。
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2021年7月の記事一覧

もののけ姫 夏越しの大祓い春日大社

もののけ姫 夏越しの大祓い春日大社

6月30日は、夏越の大祓いの日。半年間の罪けがれを払って、残りの半年をまた新たな気持ちで頑張ろうと誓う日。

奈良は春日大社の大祓いの儀式に参加させて頂いた。祓戸でお清めをして、本社に詣り、人形の紙に日頃の罪けがれを移しお納めして、払い清めて頂く。

午後3時から祓戸の前で、神主様が祝詞をあげられると、丁度、森の木々が揺れ、風が参加者の周りを吹き抜けていった。余りにもタイミングが良く風が吹き抜けた

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嘆きの天使 凛として気高く

嘆きの天使 凛として気高く

銀座の古い映画館。深紅のベルベットで包まれた小さめの椅子には、糊のパリッと効いた白いカバーがかけてあった。小さな映画館は掃除が行き届いていて、古い映画を観るには相応しいクラシカルなムードに満ちていた。

1992年。マレーネデートリヒの訃報を耳にした。丁度、近所の本屋でマレーネのシネアルバムに一目惚れし、なんて美しい人だろうと思った矢先の出来事だった。

銀座で追悼上映される話を聞き付け、早速、行

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日日是好日 ここからが始まり

日日是好日 ここからが始まり

シャクシャクシャクシャクシャクシャク…茶センの立てる音に耳をすまし、母がお茶を立ててくれるのを正座して待っていた。あれは多分、私が5歳位の頃。器をさし出されたらお辞儀をして、手を添えて器を持ち上げて、2回半回して、お茶を頂く。母が教えてくれた作法をちょっと大人になった気分で喜ぶ私に、母は度々お茶を立ててくれた。雪見障子からはいつも外の風景が見えていた。田舎暮らしだったあの頃。

そんなことを思い出

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