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若手人材の育て方(その2)|エンゲージメントとは

こんにちは。かきもとみさです。
本日は「若手人材の育て方」その2を書きたいと思います。

その1はこちらから。

「きれいごと」は何度も伝え続けるべし


古代ギリシアの石職人の話をご存じでしょうか?

3人の石職人がおり、旅人が次の質問を投げかけました。

「何のために石を切るのですか?」

1人目は「給与をもらうためです。」と答え、2人目は「腕の立つ職人になるためです。」と答えました。

そして3人目はこう答えました。

「この町の人々に憩いの場をつくるためです。この教会ができれば多くの人が心を平和に暮らすことができるもです。私はこの仕事に出会えて幸せなのです。」

同じ仕事でも、価値の見出し方は人それぞれで全く異なる、という有名な例え話です。

多くの若手人材は、慣れない仕事に毎日を追われ、視野が狭くなりがちで、3人目の職人のようにいかに目の前の仕事の価値が大きいかを考え感じる余裕が全くないかもしれません。

だからこそ、仕事の意義や価値はしっかりと伝えるべきだと思います。

例えば、この仕事の社会的な意義、創設者の熱意、お客様からお金をいただくことで提供できる価値…など、ともすれば「きれいごと」に聞こえ、日々の業務を回すためには無視しても支障がないようなことかもしれません。

しかし、ビジネスマインドを育てるには非常に大切な観点だと思います。そして社会人のベテランにとっては、毎日言葉にする必要のない暗黙の常識とされる面もあるでしょう。

このような「きれいごと」を時間が経てば若手が自然に吸収してくれると思っていたら、それは大きな間違い。何度もしつこいくらいに繰り返し伝えなければ忘れ去られると考えたほうが良いでしょう。結局、各個人がどういう価値を見出そうとも、目の前にある毎日の仕事は大きく変わらないからです。

もちろん、石職人の1人目が言う「待遇」や、2人目が言う「能力」の面においても会社は整えていかなければならいでしょう。給与や能力開発を重視する人材も多いため、3人目のような価値観・思想に導くことだけが常に正解ということではありません。

但し、「きれいごと」への価値観は共有できるようになれば、やりがいを見出せるようになるし、自主性も育つと思います。

仕事に疲弊し、精神的に辛くなったときでも、「もうちょっと頑張ってみよう」と、「ここで成長しよう」という気持ちも高まるのではないでしょうか。


本日はここまでです。また次回に続きます。

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