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夕陽海彩(ゆうひ みさ)
2024年2月22日 21:44
グラウンドの片隅 バックネットの向こう側でこぼれた白球を追いかける君の背中そこにある空白に 刻まれた番号はないけれどブルペンの床 腹ばいでカメラを構えてデータという名の宝を積み重ねるそのポジションに 与えられた番号はないけれど背番号なきエースよ 人知れず汗流すその背中 僕には見えるよ 誰よりも輝けるエースナンバー鮮やかに煌めく満員の球場 ダグアウトの陰に立ち一瞬のプレイを記
2023年12月2日 20:11
とんでもない日と呟いて 俯きかけたそのときに僕はふと 見上げるんだ 頭の上の広い空蒼く輝く空に出逢えたなら ほらそれだけでいい日になる心がスカッと晴れたら さあ 蒼空目指して駆け出そう今日をこれからすてきにできるよ自分のバカさが悔しくて 涙が溢れたそのときに僕はふと 見上げるんだ 頭の上の広い空黒い雲ばかりの雨模様 ああそれもたまにはいいんじゃない降り注ぐ雨
2023年11月20日 07:22
何時の時代 何処の世界にもひとの世に闇はあるのさ誰かの笑顔きらめくその陰で悲しみや絶望に沈むものが在るでも だけどたとえこの世界の闇に呑まれようともしがみついてここでいま この時代(とき)を生きるんだばかでカッコ悪くて 何が悪い引き際わかってないって そりゃどうもそんなのわかりたくもないんだよ他人(ひと)に決められた限界なんかで終わってたまるかほんとに終わるのは