マガジンのカバー画像

詩まとめ

26
気まぐれに書いた詩をまとめています。 よかったら覗いてみてください!
運営しているクリエイター

#note

詩 『生きてやる』

詩 『生きてやる』

理不尽上等

生きてやる

誰にも認められなくて

誰からも許されないとしても

私はただただ生きてやる

全ての責任が私にあるとしても

全ての私が棘を刺す

あなたを前に欺き続ける

誰にも見つからないように

そっとあなたを欺き続ける

痩せこけた体を

当たり前だと思い込み

あなたを欺き続ける

忘れたくない。

忘れられない怒りを

誰にもぶつけないから

ただ真っ直ぐに生きてやる

もっとみる
詩 『才能』

詩 『才能』

誰もが羨んだ

妬んだ。嫉んだ。

そうやって負の連鎖が続く

誰もが望んだ。

誰もが欲しがった

本当の私を見て欲しいだけなのに

私のことは見えていない

そうやって恨まれて妬まれて

勘違いされて生きてきた

誰もが羨むものを

どこかへ置いて行きたい。

そんな贅沢な言葉を紡いでは

口に蓋をする

私の口は災いの口

いつだって

私の口は災いの口だった

見えてきたのはあたたかい仲間

もっとみる
詩 『強さ』

詩 『強さ』

ここまで素晴らしいものを
初めてみた
世界が笑ってどよめいて
大ブーイングをかましても
ただただ立ち尽くせばいい

それがどれだけ素晴らしいことか
心が傷つき膿んでいても
ただただ立ち尽くすことが
こんなにも素晴らしいものなのか

お前はいらないと
嘲笑われて消えてしまえと罵られた
夢からさめれば
笑顔の人々
眠りにつくと嘲笑われて
明日が待ち遠しいなんて
素敵な言葉があふれるけれど
本当の意味は

もっとみる
詩 『嫌いな人』

詩 『嫌いな人』

わたしには嫌いな人がいる。
その人は小さいことでクヨクヨする。
周りを気にしてばっかりだ。
昔よりも自分を大切にしているみたいだけど
やっぱり心には鍵がついている。
他の人が入るにはなかなか頑丈な。

その人には大切な人がいる。
大切な人はみんな優しくて
わたしの嫌いな人を
深く深く理解してくれるみたい
今まで経験したことのなかったことで
戸惑っていた。
嫌いな人はきっと嬉しかったんだと思う。

もっとみる
詩 『虹色』

詩 『虹色』

青い空の下にしかれた希望と
青い空の上にまかれた孤独と

誰もが忘れないと誓ったあの日から
何を目指して
生きてきたんだろう

誰も手綱を引っ張ってはくれない
誰も自分の占い師ではない

なにも道標はないけれど
どこかを目指していく

どこにも正解はないけれど
いつからか正解を目指していく

泥まみれになって寝転んだあの日に
滲んで見えた青くて眩しい空
この大きなスクリーンに映し出された集大成

もっとみる
詩 『ヤブガラシ』

詩 『ヤブガラシ』

庭へと続く階段が

誰かの希望を誘導する

あの強い背中に

いくつもの悲しみを抱えていたのは

本当なのか嘘なのか

誰も本当のことは言わないなんて

未来に希望を持たないなんて

いつまでも誰もが忘れないあの空気が

そっと何かを包み込む

そっと心を動かしていく

誰かのために謙虚に生きていく

ナスとトマトのあの畑に

そっと入っていった先には

ヤブガラシ。

ヤブガラシのその先に希望を

もっとみる