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詩まとめ

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気まぐれに書いた詩をまとめています。 よかったら覗いてみてください!
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#人生

詩 『いつもを好きになる』

詩 『いつもを好きになる』

足場のないこの部屋で
パソコンを開いたら
暗闇に浮かぶのは
虚ろな目
心地よい
大好きな曲に打たれて
何もせずにベッドへと落ちていく

目の前のやるべきことを投げ捨て
笑いながら
どこか笑えない心とは反対に
満面の笑みで
こっそりと誰かの助けを求めている

法律に触れて
楽しそうにしている仲間
片手で収まらない程のテスト
笑えない
笑えないけれど
フラッシュバックするだけ隠していた
認めたくなかっ

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詩 『遺書』

詩 『遺書』

詩 『遺書』
ごめんね。
ごめんなさい。
そう書き出せば悲しいね。 

わかっている。楽しいこともたくさんある。
苦しいこともたくさんある。
それこそが人生と。
ひとりじゃない。大丈夫。
そう何度も言い聞かせた。
苦しくなるたびに、涙するたびに
気が遠くなったんだ。
こんなことが続くのか。と、

順風満帆。
そんな訳にもいかなくて、
情けない自分と理不尽な人生に絶望した。
その度に沈んでいく心。

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詩 『虹色』

詩 『虹色』

青い空の下にしかれた希望と
青い空の上にまかれた孤独と

誰もが忘れないと誓ったあの日から
何を目指して
生きてきたんだろう

誰も手綱を引っ張ってはくれない
誰も自分の占い師ではない

なにも道標はないけれど
どこかを目指していく

どこにも正解はないけれど
いつからか正解を目指していく

泥まみれになって寝転んだあの日に
滲んで見えた青くて眩しい空
この大きなスクリーンに映し出された集大成

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詩 『終わり』

詩 『終わり』

夜の闇に飲み込まれそうな小さな自分

光の闇も飲み込んでしまう夜の闇は

夕闇とは違う

希望のない色をしている

夜になると心の闇が私を迎えに来る

自分のわずかな光も飲み込んでいく

まだまだ続く長い命の光に 

終止符を打たせようと

勢い余って飛び込んでくる

圧倒されてしまう私の劣等感と

そこから飛び出してしまいたい衝動にかられて

もういっそのこと自分から夜の闇に

飛び込んでしまお

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