母ちゃん@がんばらない

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最近の記事

カマキリとのひと夏

生き物が好きです。と言うと、大概の方は「あー!私もー!」と返っできますが「ただし虫は除く」という条件付加が多い印象。 生き物、というか多分私の傾向としては動くものが好き、なのかな?観察対象は割合好き嫌いなしに興味、注意を惹かれたものなら何でも良かったり。 ところでカマキリはお好きですか? 先に書いた様に虫嫌い!なひとは多いので、大概ドン引きされてきた話を。 春から夏になろうかと云う頃、家庭菜園で小さなカマキリを発見、飼ってみることにしました。 最終的には飼育籠(カブトム

    • 遅ればせながら自己紹介を

      何か書いてみたいな、で始めたnote。 そういえば自己紹介がまだでした。 書くもののテーマやテンションは模索中ゆえ、コロコロ文体の感じが変わりますが、そこは生ぬるい感じでお許しくださいませ。 目覚めたな…から頭の中が忙しくまわりはじめるのが常、うっかり拾った音楽がエンドレスリピート、運転中がモノを考えるのにちょうど良い(運転中の視認、反応に使う分で良い感じになるんです…車使用しない日は無いけれど無事故無違反ゴールド記録更新中)基本的に頭の中がとっ散らかってます。一応

      • 稀有な桜

        桜が満開になりました!の桜はだいたいがソメイヨシノの印象。もちろん満開の桜は美しいな、と思うけれど私が毎年心待ちにしているのが「御衣黄桜」です。 ソメイヨシノが散る頃に開きだします。蕾は緑、咲き始めも御衣黄と云う位ですから、桜なの?と疑う位の黄緑。あっという間に散るソメイヨシノとは違い、花は各々好きに咲いていき花期も長めで、咲き終わりの頃花弁に紅の筋が出現、これも各々好きに出て来て花ひとつひとつを愛でたくなるのです。集団行動のソメイヨシノ、個別自由奔放な御衣黄と勝手に思って

        • 警察官とダチョウ倶楽部コント

          結婚するまで精神科で働いていました。 そのむかし、精神科スタッフが家族の要請により迎えに行き入院措置をする「収容」という業務がありました。現在は法改正により出来ませんが。19歳の頃のお話。 緊急の収容依頼にまだ新人だった私の勉強の為に、と招集がかかり、訳が分からないままついて行くことに。私の他はベテラン男性スタッフが2名。途中の車内で鎮静剤の注射をセットし、合図があれば筋肉厚めなとこなら何処でも良いから刺して、と不穏なレクチャー。現着するとオロオロの依頼者のお母さんの他に

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          落下物か保護対象か

          夜道で対向車が膨らんできて、正面衝突しそう!とヒヤッとした原因は鹿。 その時点では道路に座っている状態でした。1度通り過ぎたものの、あの場所は皆飛ばすところの緩いS字カーブとカーブの間で、かなり危険だなと判断、道路緊急ダイヤル#9910へ連絡。生きてる、と言うと警察に連絡してくれとの返答。仕方なく警察へ通報。戻って写真の位置でハザード出して駐車。県道で山中ではあるけど幹線道路として機能しているので往来車は多々。管轄の境い目にほど近いのでパトが来る迄そこそこ時間かかるところ。

          桜の木の下には

          桜の木の下には、に続く言葉は大概の方がご存知でしょう。あれは埋まってはいませんが私には特別な桜の木が1本あります。 父は山中で縊死していました。 目印となるのが、桜の木。 死後数日も経過しておらず真冬だった事もあり、綺麗なものでした。目印となる桜の木のその下の林の中の大きな異質な木の実になっておりました。天気の良い日は遥か遠くに、幼い頃良く連れて行ってくれた海と夕日がとても綺麗に見える場所。 訪れた今日はお彼岸。父が植えた紫木蓮がちょうど蕾が開きかけたので一輪だけ供えてき

          水族館の楽しみあれこれ

          閉館1時間前あたりの水族館が大好きです。 動物園だと寝室に戻ったりで見れないね寂しいな、になりますが水族館はボーナスタイム!訪れた人が帰り閑散としてゆくなか、各水槽のごはんタイムだったり、イルカの体調チェックや清掃がてらの職員さんとの戯れているのが見れるなど日中設定されている、何時から〇〇イベントとは違う「日常」が見える時間帯なんです。年パス、この為に購入しました。 何時行っても何を見ても楽しいのは勿論ですが水槽を見ている方々の会話が聞こえてくるのもとても面白い。ちいさいひ

          水族館の楽しみあれこれ

          金平糖みたいだけれど

          画像はわたしの中で育っていたもの。 金平糖みたいだけれど、胆石です。 ひとにより色々なタイプがあるとの事ですが、わたしのはこれ。 時代劇で綺麗な女性が「持病の癪が」と道端で蹲っていれば、たちまちイケメンが登場して医者に見せねば!と颯爽と抱き上げ…ってな事はどれだけ待とうが無かったので長年育て、発作の度に陣痛より痛い!!と脂汗を流しまくり七転八倒、本当に身の置き所がないのです。アメリカの医療ドラマではモルヒネをオーダーされるのを何度も見ているので、相当痛い部類なんだよな、と

          金平糖みたいだけれど

          そこにいるだけの通夜葬儀の筈だったんです

          通夜や葬儀に参列。出棺を見送り。 大人だと親族なら勿論のこと、仕事だったりお付き合い絡みで、何度もある事ですね。 焼き場迄行き、骨拾いは何度あります? 私は田舎育ちで、親戚だからけだったからか沢山立ち会いました。生後2週間で逝った赤ちゃんから、大往生の106才。そこに加えて姻族のもの、友人のお宅の…結構な回数になってしまいました。と、それはさておき。 姻族の通夜葬儀は不謹慎ながら私この方ほぼ知らんがな、の状態で只そこにいろ、でした。頼んだお寺様から戒名が出来ました、の時

          そこにいるだけの通夜葬儀の筈だったんです

          近しいひととの死生観の乖離のおはなし

          死生観。 個々それぞれの経験、学習によって違うのが当たり前、な話です。 元職が看護師でお看取りも数々、自宅では祖父を看取り、(親族で見送りは0~106歳まで)更に自死遺族となるなど何故なんだかよく分からないけれど、なんなんだこれ?ってな位。私のまわりで起きた、この目で見て経験してきた死は多様でした。 生まれたら何はどうあれ、ひとは死ぬ。 と云う極々シンプルなところに今のところ着地しているのが私のなかの死生観です。私は特に帰依する宗教を持ちません。キリスト教の幼稚園で賛

          近しいひととの死生観の乖離のおはなし

          不定期開催のはじまりは

          私には周りから「不定期開催」と呼ばれている事がある。事故救助案件である。 はじまりは真夜中の単独横転事故に遭遇したことから。先に通りかかった方から救急要請だけがかろうじてなされ、誰も触れず只冷たいアスファルトに転がっている男の子。散らばった品々から名前判明。𓏸𓏸君頑張ろうね、もう救急車くるから頑張ろうね。暗くて良く見えないが全身、耳からも出血。少しづつ反応が鈍くなっていく。まわりに声かけ指示して気道確保の為に身体を保定してもらい、脈を確認しつつひたすら彼の名を呼んだ。暫くの

          不定期開催のはじまりは

          ある日、自死遺族になる

          自死遺族になる。 ある日から。 それは自死遺族の当事者と呼ばれる個々の思惑に関係なく起こる。ひとたび起こってしまえば、それぞれの人生の幕引きまで自死遺族というカードを持って生きていく。 まさか。 なぜ。 どうして。 普通なら、そう思うのだろう。 そうか。完遂したか。やっぱりか。 それが確定したと告げられた瞬間の素直な私の感想。 精神科で10年程仕事した。 故にこのようなことは日常の中にあった。 完遂、定期しぬしぬ詐欺、未遂。色々なパターンがある。 未遂から治療を経て

          ある日、自死遺族になる

          酔っ払いナースふたり、酔っ払いを拾う

          20代 ナース二人組。 勤め先は違うが良いタイミングがありゴハン行こう♪と夜の繁華街へ繰り出した。食事がてら軽くの筈が2件、3件とはしご酒。流石にそろそろ帰ろうか、と寒空の下気持ち良くゆるゆると歩く。既に人通りも殆ど無い。繁華街故明かりはあるも、暗い路地に入ったならきっと百鬼夜行とすれ違えたんじゃないか、な時間帯。 …を、ご機嫌に歩く二人の目に留まった酔っ払い。排水溝のシマシマの上に座り込んでいる。1度は横目で通り過ぎるも話題は先程の酔っ払いに。 あれ、アカンね。もう動け

          酔っ払いナースふたり、酔っ払いを拾う