最近の記事

独立、自立、変革

一昨日、転んで瞼の上をしたたか床で打った。 上の写真では分かりにくいかもしれないけど、グレーのアイシャドウを塗ったように見える部分、である。 これは昨日撮ったのだけど、今朝はさらに色が濃くなっていて、極太のアイラインを引いたようになっている。 どう見ても殴られた感否めず、まるで敗戦したボクサーの次の日みたい(笑。 しかし、実は家の中で、しかも自分の履いていたパンツ(裾の広がったやつだったのだ)につまずいただけという、なんとも恥ずかしい真相なのだが。。 ふと思い出したの

    • 心細くて不安で情けないわたしに

      砂上の楼閣 みたいなものかな この30年間 さまざまなものを得たけど 失ったものもたくさんある いや、 たくさんのものを失ったけど 得たものもたくさんある、のかな 言い方のちがいで 心の中に起きる エネルギーが変わるね プラスマイナスで 得したのか損したのか? なんて無意味なことはしない だって最終的に わたしたち個人はみな あとかたもなく 消えていくのだから 細かい計算をすることに なんの意味があるだろう? 30年の時を過ごし わたしは30歳年老いた でも、

      • 水陸を行き来するモノ

        夢の中では、大きな洗面器のような容れ物にアマガエルがじっと動かずにいた。 眠りにつこうとしているのだろうか? それならばと思い、白い綿毛布を上からパサリとかけると、 カエルは驚いたのか、ぶるっと震える。 却って起こしてしまったかなと思う。

        • 風の便りに

          昨日、風の便りに友人の訃報を聞いた。 長いこと連絡を取っておらず、でも折に触れては連絡しようかなと思い、何をどう話そうと思ってはやめ…でも、いつか、と思っていた。 よく言われることかもしれないが、いつかとは永遠に来ないという別の言い方だ。それを痛いほど突きつけられた。 彼女は頭が良く芸術家肌で、深くてとても繊細な感受性を持った人だった。 彼女とわたしは出生地が一緒だった。わたしは実家で助産婦さんの手を借りて生まれている。彼女はわたしの実家のすぐ近くの、わたしも息子を産

        独立、自立、変革

          「セグモ」

          明け方近くになると、近頃決まって目が覚める。 熱帯夜が続き、エアコンをかけたまま寝ているからだろうか。 冷えすぎないように温度設定には気をつけているつもりだけど、エアコンの空気の中で長時間眠るのはわたしは嫌みたいだ。 今朝は、まだ完全に目が覚めない、夢と現実の狭間にいるときに、何やらモジャモジャな毛の生えた生き物を見た。 夢よりも現実感があったのだが、単なる物体ではなく、 生き物というより、存在、という感じ。 当初は名前まで分かっていたのだけど、完全に目が覚めてし

          「セグモ」

          バラ色の光につつまれていた。

          わたしは森の入り口の公園にいた。辺りは明るい紫色のようなバラ色のような光につつまれていた。 どこかで誰かの声がした。 「そろそろ帰る準備を始めた方がいいと思うよ。」 「帰るって何処へ?」 「郷里へ。宇宙の故郷へ。」 「でもわたし、地球では何もしてないよ。自分のオリジナリティを発現するようなこと全然してない。」 「地球人として普通の人生を送ることで、十分ミッションを達成してるよ。世間で成功するみたいなことは人間社会じゃ重要かもしれないけど、実は大して重要な事じゃない

          バラ色の光につつまれていた。

          鉦打ちのほかいびと

          表紙に惹かれて思わず買ってしまう本があるけれど、一番最近のがこれだ。 インパクトを受けたのは上の写真。男性が大きな箱のようなものを背負って立っている。箱の正面は扉と下に小さな引き出しがあり、扉にはガラスがはめ込んであるのか、中身はすけて見えている。が、何なのかちょっと判別できない。 中を見ると、カバー写真は「鉦打ちの“ほかい人”」となっている。 本のタイトルは「被差別の民俗学」で、内容もそういう鉦打ちとかほかい人とか、漂泊芸能といわれるものについて書かれている。著者は折

          鉦打ちのほかいびと

          舞うということ。

          舞の稽古を続けているけど、舞うってどういうこと?と問われると、うーんと言葉に詰まってしまう。 そもそも舞や踊りという要素はわたしの才能の中には皆無だったし、家族とか親しい人にも踊る人はいなかった。むしろ自分から最も遠いことだからやってみる気になったという気もする。 20代の前半だった。それまで学校やいろんなところで学んできたこと、自分が身につけてきたと思っていた事がすべてすっからかんに消えてしまったのだけど、迷ったり悩んだりはしなかった。 多分限界値を超えてしまったのだ

          舞うということ。

          尺側手根屈筋

          何日か前から左の手首が痛い。原因はわかっていて、根詰めて太鼓の稽古をしたせいだ。力を込めてガンガン叩いていた訳では無いが、複雑な拍子を謡いながら打つため、身体はやはり思った以上の緊張を強いられているのだろう。 いわゆる腱鞘炎というのかもしれないが、ちょっとした動きで手首の小指側の方から肘にかけての筋肉が痛い。調べてみると「尺側手根屈筋」という舌を噛みそうな名前がついている。 痛みというのは、思いがけず自分の身体というものの存在に気付かせてくれるようだ。 複雑な拍子を追い

          尺側手根屈筋

          シェパードムーン

          「羊飼いの月」というロマンティックなタイトルの、エンヤのアルバムがとても好きだった。聴くのはいつも偏頭痛が起きて体調がすこぶる悪い時だった。このアルバムの曲をそんなに大きくない音量で流しておくと、いつの間にか症状が和らいでいるということが幾度となくあった。 なんでもない時に聴くと、少々物足りない感じがしないでもないので、わたしにとっては長いことこれは体調悪い時のための音楽であった。 羊飼いの月の意味を知ったのは最近のことだ。それまではケルトではそういう月があるのかな?(例

          シェパードムーン

          サグメの話(2)

          この間はどこまで話したかしら? 何故、ワカヒコさまが一度地上で死ぬことを望んだか、というところだったわね。 それはとっても簡単に言うと、別の存在に生まれ変わりたかったからということ。 ワカヒコさまはタカギノカミの還し矢に胸の真ん中を刺しぬかれて亡くなった。そのあと殯(もがり)が行われた。殯というのは死者を甦らせる儀式のこと。その儀式でワカヒコさまはアジシキタカヒコネノカミとして地上に蘇ったの。 シタテルヒメさまにとっては旦那様からお兄様へ変貌されたということになるけど

          サグメの話(2)

          彼岸に見た夢

          数日前、父の夢を見た。 そういえば彼岸の入の日だった。 父が亡くなってもう20年以上経つのだが、それから夢に出てきたことは数えるほどしかない。別段変わった夢でもないのだけど、なんとなく印象的だったので書いてみることにする。 **過去にあった事件で父親を亡くした少年と会う。その事件は未だに天災か人為的な事故だったのかよくわかっていない。彼はその経緯をよく把握しているのだが、思い悩んでいる様子はない。私はその事件を調査する仕事をしてきたのだが、今日で一応終了となるので、自分の

          彼岸に見た夢

          人形作りの夢

          昨夜は胸苦しくて夜中に目が覚めた。胸の熱をとるセルフ整体の方法を思い出し、やってみたらあっさり眠れたのでびっくり。すごく効果ありだった。 ついでに、暑さのせいかしばらく見てなかった夢を、朝方見ることが出来た。 わたしは人形作りをしている。飾る人形ではなく、操る人形だ。わたしには人形作りの友人がいる。わたしはまだ一体しか作ってないが、彼女は既に何体も作っていて、独特の世界観を持っている。二人で人形を見せに、あるコミュニティに行く。その中の一人がわたしの人形を指して「誰が作っ

          人形作りの夢

          サグメの話 ⑴

          私の名はサグメ。 アメノサグメと言ったらあなたにはわかるかしら? どうしてあなたの夢の中に現れるのかって? それはきっと、あなたが私にすごく興味を持っているから。 サグメ-探女。名前からもわかる通り、私はいろんなことを探るのに長けた巫女。その調査、探査能力をアマテラスさまに買われて、ワカヒコさまとともにタカマガハラから降りてきた。 巫女といってもいろいろあってね。霊媒(メディウム)とはちょっと違った力を使う。 あれからどのくらい経っているのかわからないけど、ここがあ

          サグメの話 ⑴

          Never for Ever

          「大人になってからの音楽の好みは、14歳の時に聴いた音楽で形成されている」 そうかもしれないな、と思ったので、一番最初に買ったCDというテーマで書こうとしたのだが、考えてみるとわたしが14歳の頃にコンパクトディスクというものは存在しなかった💦 一番最初に買ったレコードなら覚えている。Queenの3枚目のアルバムの「Sheer Heart Attack」だったと思う。ラジオで「Killer Queen」他何曲か聴いて、なんてカッコイイんだ!と思ったのだ。ロックも何にも知らず

          Never for Ever

          地学研究会

          昨日はある人に、もう一度中学生に戻れたら何の部活に入ってどんな生活送りたい?と聞かれて、自分の中学時代の遠い遠い記憶をたどってみた。 あまりに昔のことなので、断片的なことしか思い出せないのだけど。 小学生の時剣道をやっていたので、剣道部に入りたかったのだが、わたしの通っている中学には当時女子部がなく、バスケットボール部に入った。 本当はスポーツって全然向いてないんだけど、だからこそなのか、当時はスポーツに対する憧れがあった。今考えると、少女漫画でTVのアニメで青春ドラマ

          地学研究会