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EP.2 「自分の本気度が分かるというか」


はじめに


前回1は「視える家系」に生まれてしまったお二人の幼少期からの体験をお聴きしました。能力を引き継ぐのは女性という共通点もあり、共感の「A.RA.SHI」が巻き起こってきています笑。今回はお二人が実際に占いをするときの様子を尋ね、人に相談するときに大切なことは何かを聴かせてもらいました。相談で課題解決に向かう人と、そうでもない人の別れ道とは?!...ではでは、今回も視える世界にLet’s get on, yeah!

以下
さとうかずみ かずみ
北川晶子 北川
ライター 三浦順子 ー
写真 戸倉江里
Ep.1 は下記リンクからどうぞ! ↓



左 北川さん   右 かずみさん


自分は頭ポカーンとして、考えないんですよ

ー北川さんの場合は、天からメッセージが自動的に降りてくる感じなんですか。

北川 そうですね...。(占いの時にエネルギー体と)繋がって喋るとき、自分のほうは頭ポカーンとして、考えないんですよ。考えなくして(エネルギー体の言葉を)話すっていう方向です。だけど自分の意識はあるので(楽しい、優しい等々、いろいろあるエネルギーのフィールドの)どこに繋がるかっていうことだけは気をつけてますね。

ーポカーンとする...自分は空洞になることが大事ってことかな。繋がるっていうのは一般的な感覚だとよく分からないんですけど、どこにどう繋がるんですか。

北川 (相談者自身の、高次にある)エネルギー体ですね。私たちは自分が意志を持ってそれぞれの身体に生まれてきています。それは、身体を持てばこそ楽しむことができるし、頑張ることもできるからなんですね。エネルギー体というのは、あくまでその人が主体。見えないところから私たちをサポートしているんですけど...その人の人生を決めたりとか、この人の運命はこうだとかって言ってくるわけじゃないんです。 自分がどこに向かいたいか、どの選択をしたいかっていうのは自分が決めることができる。その前提があっての(高次からの)サポートなんです。


北川さんが占うときってこんな感じ。相談者自身のエネルギー体のなかから、相談者が「こんなふうになりたい」と念じたフィールドを選んでメッセージを取ってくる。それを相談者に伝える
(ライター作画) 

私は最初に相談者の方に 必ず、どこのエネルギーから(メッセージを)取りたいかというのは、聞くようにしています。例えば「こんな自分が嫌いだから、こうすることを止めたいんです」って相談者さんが言った場合 「ではあなたは、どんな自分になっていたいの?」っていうところから、いま必要なサポートのメッセージを伝えます。(実際の手順で言うと)相談者さんにはまず 「『私は知っています』 と思ってください」と言います。そして、本人のところにあるエネルギー と私が繋がる許可を取ります。そしてエネルギーのあるフィールドからメッセージをとってきて、それを相談者さんにお伝えするっていう感じです。

ーじゃあ、相談する人も、自分の意志を持ってないとだめなんですね。自立しているほうがいい。

北川 そうそう。だいたいは大丈夫なんですけどね。ただ「なんとなく見てください」みたいな人は、縁が繋がらないですね。

ーなるほどー!。私、相談のイメージって「ああ!もうどうしたらいいかわからない、教えてください」って依存する感じでやってくるのかなと思ったんですけど、そうじゃないんだ。そんな状態じゃもう、根本的にいい道に行きようがないってことかな。

北川 相談するタイプには2通りあるような気がします。ただ話をして発散したいタイプ と、「根本的にこれを何とかしたい」と課題解決を求めているタイプの2通りですね。 友だち同士の会話のときには「ねえ聞いて」というふうになると思うんです。でも、お金 がかかってくると、みんな本気になるというか...「何とかしたい」っていう人の方が多いのかなと思います。私も無料でやっていたときがあったんですよ。そうすると伝えても伝えても、受け止める側は聞いてもらいたいだけだから、時を浪費するだけになってしまう。それで、ちゃんとお金をいただくっていうことは大切なんだなと、そのときすごく感じました。自分の本気度がわかるというか。


お互い真剣勝負なのを確認し合う感じ

ー本気を示すためのお金っていうのはどんなケースにも確かにありますよね。かずみさんは今の北川さんの話を聞いてその通りって感じですか。

かずみ うん。どうしていいかわからない人は、占いをした方がいいのかしない方がいいのかも分からないことがある。前に紹介で来た人が「占いした方がいいか占ってもらえば?」って言われてた。それぐらい自分のことが分からくなってるんですよね。私もすごく安くしていたときは「どうやったらお金持ちになれますかー」みたいな人が来て。

北川 ハハハハハハ!

ーフワフワしすぎ

かずみ それはある程度、新券握りしめてくるっていう方よりは(フワフワしてる)。だから、今は高く値段を設定してる。「高い金額で」っていうところで、お互い真剣勝負なんやっちゅうのを確認し合うって感じ。だって「金持ちになれますか」って聞いてくる人にどれほど「そういう問題じゃないやろ」って言っても、本当に何の手応えもないから。 どんなに伝えても、ヘトヘトなところにすごい打ち込むみたいな感じだったんよね。

北川 そういう方って、時間が長いですよね。(メッセージを伝えても)入っていかないんですよ。

ーなるほど。時間の感覚がないですよね、確かに。

かずみ だから「うんうん」って感じで聞いてた。今の話。

ーかずみさんも、始められた頃はワンコインで占ってくれたときもありましたね。

かずみ そうそう。(能力を)努力もせずに手に入れたんやから、気前よくシェアしたいっていう気持ち。修行したわけじゃないし、女の子の子どもがいなくて自分の代で終わりだから、私のことを必要っていう人がいるんだったら、惜しみなくしたいと思ってた。 けど、そんな紆余曲折があって、お金と時間を決めないとお話が通りにくいんやなーって感じて。

ーはっきり時間とかも「いついつまでですね」ってバチっと決まったり、金額が決まったりとかしていない難しいってことですね。でもそうじゃない場合も逆にあったりとかしますか。「何もないけど本気なんです」みたいな人が来たことはありますか?

かずみ いないね。

ーやっぱりそこは線が引かれるんですね。

「シャウトしすぎじゃない?」とか思ってる

ーかずみさんも自動的にワーッと流れるように書いていますよね。

かずみ うん。通訳ですよね。その人とのチャンネルが合ったら、ただ質問に対して出てくる答えを喋りながら書いて、伝えているって感じ。 「始めます」って言ったら誰かがやってくれるから、私はちょっと横で透明人間になって ポカンとしてる。私自身は「今日初めての人で緊張する」とか思ってても、始まったらめっちゃ堂々としてて、このことだけはできるんだって思ってる。自分じゃない人が来てやってくれるからー。

ー相談者のことはよく分かると思うんですけど、自分のこともよく分かるんですか?

かずみ 全くわからない

ーそこは分からないんや!。不思議ー

北川 手相は分かるんですか?

かずみ 飛行機が揺れたときに生命線が短くなってたら怖いなぁ。ショック死しちゃうよ。笑。
一同爆笑 ああー、見ないようにしてるのか。北川さんも自分のことはわかんないんですか

北川 ですよ。わかんないです

ーそうなんですか!へぇー!!

かずみ (手を使って説明)こっからここまでの幅は見える。ストライクゾーンはここからここだよっていうのが分かるから、その人の勢いで一番いいところを読むんですよね。 勢いが悪くても、その中でも一番分かるところを読んでる。でも、自分がどの勢いかは自 分では分からない。

ー勢いを予測して読むんですか!何か脈とか血圧みたいな。

かずみ 何に例えたらいいかなー。お知らせがあったことの幅が、ある程度ある。その中 で「ここ」っていうのは、自分の勘とか、長年その人を見てきて、いま感じがいいなとか、 今ちょっと狭い感じだなとかで、どの辺かっていうのを選べるんです。

かずみさんが占うとき。相談者自身の要素の幅が元々あって、そのなかから『お知らせ』がやってくる。お知らせにも幅がある。かずみさんが相談者の状態を見て予測し、お知らせの幅のなかから伝えるべきことを選ぶ(ライター作画)

でも、自分自身のことっていうのは、そんなに客観的には上手く読めない。

ー客観性が大事っちゅうこと...そもそも人を視てあげてるとき自分はこの中(自分の身体の中)にいるんですか。

北川 私はいます。

ーかずみさんは?

かずみ いるけどー、なんか秘書みたいな感じで横にいて「そんなん言い切ってしまったら外れたとき目立つやん」とか思ってるみたいな。シャウトしすぎじゃない?とか思いながら「通訳の人」に任せてる。まあでも自分の時間をシェアしてるから、時間の管理はやってるけどね。

ー北川さんの場合はどうですか

北川 口が勝手に喋るんですよ。一応意識はあるんですよね。繋がるところが変だなってときはちゃんと戻すんですけど、喋り方とかもその人その人で、強い口調だったりとか、 逆にもっと強く言っていいんじゃないかなって人にすごい優しかったりとか。だから私も 「こんな言い方して大丈夫なん?」とか思うときがありますね。


次回も視える人々の世界をシェア!!「霊にもルールがあるのかな」
占い対談3へつづく...
明日 2024/05/11 19時頃 更新予定!!

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radiomintar@gmail.com


プロフィール

さとうかずみ
「視える家系」に生まれて幼少期から不思議な体験をしながら、それを普通のこととして暮らす。20年くらい前から頼まれれば占いをするようになり、その後10年ほどして別府での会社員生活を終了。旅をしながら手相占いやチャネリングをする「旅する占いkotan」として、国内各地で活動している。2021年から拠点を沖縄に移しつつ、時々別府を訪問。手芸が得意でアダンの帽子を編んだり、縫いものをしたり。温泉が大好き。
https://www.instagram.com/tabiura/

北川晶子(きたがわ・しょうこ)
見えないエネルギーに繋がることができる家系に生まれつく。九州の高原や山に魅せられ、25歳の時に関東から別府に移住。占いの場ではその人それぞれが持つ魂本来の波動をキャッチし、魂の言葉を代弁。相談者にメッセージの橋渡しをするコンサルタント的な役割をする。開運をサポートする勉強会や、個人セッションなどを開催。お菓子作りも得意で、発酵バターを使用したシナモンロールを販売することも。走ることが大好き。

https://shouko-kitagawa.com/

https://www.instagram.com/kitagawa_syouko/?hl=ja


Magazine Crew

三浦順子(あのね文書室)
ライター/インタビュアー。 大分県の片隅でドタバタと4人の子育て中。猫3匹と6人家族で暮らしています。元地方紙記者(見出しとレイアウト担当)。2019年、インタビュー記事を書きはじめました。2022年からは地方紙と専門紙の契約ライターもやってます。

https://www.instagram.com/nemuidesu?igsh=a2wwbHRkZnh2MDM2

戸倉江里
2012年東京より耶馬溪に移住。出身は京都府舞鶴市。写真家、編集者、制作業に携わる。お米と大豆と野良仕事 <とくら家の食べるもの> を夫と共に営む兼業農家でもある。お米の季節は <つどう、たんぼ> 開催。ワークショップでも援農でもない、一緒に体を動かして一緒にご飯を食べる時間をご一緒しましょ〜!

https://www.instagram.com/eritokura?igsh=MWdpY2kzcTdrOGN1NA==





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