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口伝と法面


2024年6月18日(火)

スゴい雨だった。
そろそろ梅雨なんだなぁと感じる。
色々ネット上の情報を調べていると、世界では紀元前のギリシャ、日本では古墳時代から、靴下の原型のようなものを履いていたようだが、未だに我々は濡れた靴下の不快さから逃れられていない。
そろそろテクノロジーの力でどうにかならないものか。

話をしていて、ずっと「口伝」のことを「こうでん」と読んでいたことに気付く。
「くでん」だ。
「くでん」と聞くと「口伝」と脳内で変換されるのに、「口伝」と見ると「こうでん」と読んでしまうのは何故だろうか。
「口承」が似たような意味だからだろうか。
こんだけ生きてて、色々知ったつもりになってても、こうして綻びみたいなのが見付かるのは面白い。
そして歳を重ねると共に、また新たな綻びも出てくるかもしれない。
その都度、その綻びを柔軟に受け入れ、学んでいける心を持っていたい。

漢字の読み方の話を広げると、法面を「のりめん」と読むのが、いつまで経ってもしっくり来ない。
法面という単語は確か高校の地理か地学の授業で知って、最初は「ほうめん」かと思っていた。
その後も、特に大雨や地震などの自然災害の報道の時にしばしば目にするので、「のりめん」という読みはすっかり記憶にも定着して、今では自然に読んでしまっている。
あと、智辯和歌山の校歌に「法の城」と書いて「のりのしろ」と読む部分があるので、高校野球ヲタクとしては、「法=のり」も馴染みがある。
酒井法子はどうしているのかと思ったら、個人事務所を設立して、舞台やBSの番組、イベント等で活動しているらしい。
「碧いうさぎ」は永遠の名曲だ。
でも僕は時々、酒井法子と小泉今日子を混同してしまう。
そんな風になんやかんやありつつも、僕の中では「ほうめん」の方がしっくり来る気持ちがずっとある。
ちょっとネットで調べてみると、はっきりした語源は分からないようだ。
辞書には「のり」に斜面の意味があると載っているので、「法」の字を当てたのかもしれない。
でも、逆に「法面」という単語があるから辞書の「のり」の意味で斜面を載せたのかもしれない。
分からない。
前者だったら「ほうめん」はおかしいな。
しっくり来ないながらも、とりあえず引き続き、ちゃんと「のりめん」と読んでおくことにする。
明確な答えが出ないことも多いけども、こういうのを調べるのは楽しい。

追熟している梅から良い香りがするようになってきた。
玄関に置いているので、帰宅すると梅の実のかぐわしい香りに包まれる。
良きかな。

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