わたしの大切なあなたへ

大切なあなたが、今、わたしと似たような状況（うつ病）にある、あるかもしれない。

そしたら、わたしはあなたのことが心底大事なので、どうか良き道へ進んで欲しい。

精一杯の愛を込めて、苦しんでいるあなたに、わたしが伝えられる情報をお教えします。

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まず、好きなもの、好きなこと、好きな何かはありますか？

思い出でも、色でも、季節でもいいです。

それが思い出せなくなったなら、病院に行ってください。

夜、眠れますか？

朝、起きれますか？

睡眠時間のコントロールが効かなくなっているなら、病院に行ってください。

食欲はありますか？体重が激減してませんか？

過剰に食べていませんか？短期間で体重が激増していませんか？

食欲が異常を期しているなら、病院に行ってください。

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発狂したら、病院に行ってください。

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病院は、家から近いといいです。

うつ病発症してから５ヶ月のわたしでも、週に一度のペースで今も通院し続けています。

先生との相性は、後から考えることです。

まずはお薬と、診断をもらいましょう。

会社や学校に証明が必要なら、診断書ももらいましょう。

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わたしの通う病院では、診断書は＜3300円＞です。

初診料、診察料、診断書、初回は自分についてたくさん話す可能性が高いです。時間がかかります。＜1万円＞は持っていると安心です。

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病院の予約が、今、取れません。都会は特に取れません。

友達に、家族に、電話番号のリストアップを頼みましょう。

頼めるなら、電話自体を頼みましょう。

物事を人に頼むことは、あなたを救うことであり、あなたのことを好きな人を救うことです。頼みましょう。頼りましょう。お返しはあとですればいいです。

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病院には、付き添いがいてくれると心強いです。

一人の場合は、メモを持っていきましょう。

話す内容をメモしていきましょう。

先生が話した内容をメモしましょう。

わたしは記憶力が格段に落ちてしまい、自分の状態を話すこと、先生に言われたことを覚えていること、先生からの指示に従うこと、あらゆる行動のための記憶ができなくなりました。

家の場所すら、分からなくなりました。

全て、メモしておきましょう。

あとであなたを助けます。

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診断してもらうと、自分を知ることができました。

＜うつ＞だと言われることで、わたしは自分を許すことができました。

覚えられないのも、手が震えるのも、体重が落ちるのも、涙が出るのも、発狂するのも、＜うつ＞だからです。

わたしじゃない。あなたじゃない。そうさせてるのは＜うつ＞です。

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大丈夫です。助かります。

助かりたくなくても、先生は助けようとしてくれます。

わたしは、家族が助けようと尽力してくれています。

仕方がないので、助かりましょう。

甘えましょう。

甘えたぶん、お返ししましょう。

お返しできるように、好きな色、好きな季節、好きなもの、思い出しましょう。

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心が自然と動くようになるまで、５ヶ月かかりました。

まだ、不安や恐怖、自分が恥ずかしい、死にたい、という思いとは縁を切れていません。

でも本当に感謝しています。＜うつ＞のわたしに手を差し伸べてくれたみんなに。

関わってくれたみんなが大好きです。だから自分を大事にしてあげたい。

そうしたら、少しずつみんなにお返しできるように立ち上がりたい。

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＜うつ＞は「できない自分」への失望や「うまくいかない人生」への絶望から来たように思います。どうすればいいか分からない。もう何もかもやめてしまいたい。信用できない。苦しい。

でもそれは、自分に期待し、人生に夢見ていたからこそ来た気持ちだったんじゃないかと今は思います。

勝手に期待して、絶望して。

期待される方は迷惑な話です。人生は、「うまくいってないとだめなもの」そう思っていました。

そんなはずないのに。

期待して、期待通りいかなくてもいいらしいです、人生は。

失敗しても、いいらしいです。会社を辞めても、学校を辞めても、家から出ることを辞めても、いいらしいです。食べることを辞めても、大丈夫です。やりたくないこと、できないことは全部辞めましょう。

それで死んだら、それまで。

生きたいのに、できない、例えば、食べられない。そうしたら、それを先生に相談しましょう。助けてくれます。食べられるようになります。

わたしの場合、血圧が上80、下60ほどでした。血圧を上げるお薬と、貧血のため、赤血球を増やすお薬を出してもらいました。そうしたら、活動するための体力が徐々について、お腹が空くようになりました。お腹が鳴るようになりました。食事を取れるようになりました。

あなたが助かりたければ、助かります。

助かりたくなくても、助かってしまったわたしです。自分を粗末にするには、わたしは友人・家族に恵まれすぎました。

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あなたの好きな何かを、教えてください。SNSで呟いてみてください。夢中になってください。他のことは何もできなくていい。やらなくていい。あなたを助けるのは、あなたが好きだと思うものだけです。

好きな色を思い出したら、身近で探してみてください。身近に置いてみてください。

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「好き」がわたしの原動力でした。

好きなものがあるから、人がいるから、頑張れる。

前を向ける。

あなたがそういう人か、分からないけれど、何か自分を責めているのなら、きっと大切な何かのために自分を犠牲にして頑張れる人なんでしょう。

大丈夫です。

自分を犠牲にしてきたあなたが、救ってきた、助けてきた周囲の人間、制度、環境が、あなたを助けてくれます。大丈夫。

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この先10年後のことを心配できるのは、元気な人だけです。

明日、今、生きてさえいれば、許してくれます。

わたしに優しくしてくれた人たちは、それほど大きなことをわたしに、あなたに、期待しているわけではないのです。

ただ、好きだから。わたしのために、あなたのために、言葉を、行動を、くれているのです。

今のことだけ考えましょう。

明日のことだけ考えましょう。

遠い未来のことなんて、心配しないで。考えないで。意味ないから。必要ないから。

大丈夫です。

大丈夫だからね。

てまりより