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私の仕事は、医療事務。

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内科・胃腸科のクリニックで、医療事務を担当。2019年10月に、未経験で始めました。仕事をしている中で感じることを並べます。
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記事一覧

単語+推理力≒英語対応

とある日の、午前中のこと。 「はい、〇〇医院です」 いつものように電話を取った。聞こえてきたのは…。 「Good Morning」 英語だー!! 繁華街ど真ん中みたいな位置にある当院。 日本人じゃない患者さんも月に数人、いたりします。 コロナ禍ではだいぶ減ってたけど、観光客も普通に街を歩いていて。 英語しか話せない方の来院も、ここ近年より増えました。 旅の途中で具合が悪くなる方も当然、います。 そういう方が来たりするんです。 目の前にいるのなら、身振り手振りも使えます。 今

きっと届かない『ありがとう』をあなたに

三宅健様 届かないだろうとわかっていながら、あなたに感謝を伝えたくて、この手紙を書くことにしました。 …それじゃ伝わらないじゃんって、言わないでね。 11月以降、V6を好きになっていった私がした行動の中に、 『Johnny's webへの入会』がありました。 そこで、Twitterでときどき目にする【にこ健】や【イノなき】というのが、 この中のコンテンツだと知りました。 三宅くんの【にこ健】は、 理由はわからないけれどバックナンバーをたくさん見られるようになっていて。 私

医療事務としての近況報告

勤務先のクリニックは、今日までがお盆休み。4連休最後の日、久々にnoteに何か書いてみますかね…と、今、キーを打っております。 報道を見ていると、周りに秘密で旅行やら帰省やらという方もたくさんたくさん、そりゃもうたーっくさんいらっしゃるのではないかと思いますよ。今から2週間後っていうと、ちょうどお子さんたちの学校が始まる頃です。秘密の旅行で感染している無症状の子供たちが学校へ行って…あーこりゃ第5波もしばらく収まらないんでしょうね。 国の対策のせいにするのは簡単だけど、だか

うちました!

この記事の続き、に、なりますかね。 医療従事者枠で、コロナワクチンの接種をしました。どんな感じで時間が経過していったのかを書いてみたいと思います。個人差は大きいと思うので、1つのサンプルとしてお読みいただければこれ幸い。 1回目が4月中旬。2回目が5月初旬。…というか、2回目はこれを書いている2日前だったんですが。いやー、まいりましたね。特に2回目。ワクチンに負けた感じがして悔しかったです(笑)。 1回目初めての筋肉注射。利き手とは逆の方にしようって話だったので、私は左

うつ? うたない?

うつことにしました。というか、ひとまず「うつ」って答えておきました。 新型コロナワクチンの話です。 「20日までに、クリニックで何人が接種するかを答えなければいけない」という通知が来たのが、15日。医療従事者優先って言ってたから、まあそのうちお知らせが来るんだろうなぁと思っていたら、さっそく来ました。しかも決めるまでに5日しかないっていう…。うーむ。 あまりうちたくない、というのが本音でした、この時点では。数年先に何か体に悪影響があったらイヤだなっていうのと、こんなにさっさ

病院に勤め始めてから知ったインフルエンザワクチンの驚くべき事実

…なんだか煽るようなタイトルになってしまいましたが、別にそういう意味はないんですよ。ただただ、知らなくてびっくりした…みんな知ってた?ってことを書きたいだけで。ま、今年の接種ラッシュが始まる前に書けばよかったかなとは思っていますが…。 1年前の10月から病院で働き始めました。その頃はちょうど、インフルエンザワクチンの接種が始まるかなーっていう時期で。本格的に接種が増えていったのは11月に入ってからだとぼんやり記憶しているんですが、あたふたしていてついていくのでいっぱいいっぱ

病院受付に立つ私からのお願い

ふぅ…やっとこさ忙しさがちょっと落ち着きました。インフルエンザ予防接種のピークが過ぎ、今週からは午後半休の日が週2-3くらいで入ってくるようになりそうです(スタッフの数を減らすことは感染防止対策の1つなので…)。 さて、この忙しさの中で、「患者さんがちょっとこうしてくれたら、もう少し時短になったり、バタバタしなくて済んだりするかもなぁ…」と思ったことを箇条書きにしてみます(それぞれの項目について長い文章を書く気力までは戻ってないのです)。あくまで私の働く、街中の小さな消化器内

医療事務2年生になりました

とある内科・胃腸科のクリニックに事務員として勤め始めて、なんとかかんとか丸1年が過ぎました。2年生に進級です。 どんなことしてるの?受付とか会計とか、そういうのはもちろんなんですけど、現金出納帳つけたり、請求書と納品書を照合したり、月1回のブログ更新があったり、オンライン診療やオンライン資格周りの事務作業を任されたり。医療事務員というより、勤務先が病院の事務員というほうが、まだ強い感覚ですかね。 小さなクリニックだから、こうなのかもしれません。大病院だと、もっとしっかりと分

薬と病気

インフルエンザの予防接種が、勤務先のクリニックでも始まりました。今は高齢者優先の時期です。 ところで…予防接種を受けるための問診票にはこんな項目があります。もしあなたが月に1回、病院に行ってお薬をもらっているとしたら、なんと答えるでしょうか? 現在、何か病気にかかっていますか。⇒はい いいえ 治療(投薬など)を受けていますか。⇒はい いいえ 不思議なのですが…高齢の患者さん、先ほどの質問にこう答えがちなのです。 現在、何か病気にかかっていますか。⇒いいえ 治療(投薬など

「やっぱり、直接じゃないと、わからない」

当院でのオンライン診療のお話です。以前、これに関連する記事を2つ、書きました。 さて、その後、どうなったかというと…。 最近、どんな感じ?コロナ第1波の頃に比べると、患者さんの数は戻ってきました。受付では来院者全員(付き添いの方含め)に、「風邪症状はないですか?」という質問をし、検温をしています。定期受診の患者さんに「風邪での受診じゃなく、いつもの薬をもらいに来ただけ」というようなことを怪訝な表情で言われるのも、もう慣れました(笑)。 そして、風邪症状での受診も増えたよう

病院受付でよくある質問:空いてる日

私の勤めているクリニックは、診察は予約不要です(一部の検査は要予約)。来た順番に患者さんをお呼びします。そのせいか、電話で次のように聞かれることも多いです。 「今から行こうと思うんですが、空いてますか?」 「○曜か△曜に行きたいんですけど、どっちが空いてますか?」 当院での返答例をご紹介します。 「今、空いてますか?」電話を受けながら、待合室の人数と電カルにチェックインしている人数を見ます。そして、現状をお伝えします。が、それはその方が病院に着いたときには変動している可能性

慰労金のオンライン申請をして見えたもの

書類を持ってきた先輩が言いました。 「院長がね、慰労金の申請をオンラインでやってみてって言うんだけど、私じゃよくわからなくて。見てみてくれる?」 結局、ものの数分でできたんですけど、書類などを見て、「あーこりゃわかんねーのも当然だわw」という気分になりました。 そもそも慰労金って何?『新型コロナウイルス感染症緊急包括支援交付金』っていうのが正式な名称なのかな? どうやら私のような病院の受付事務でも、5万円、いただけるそうです。申請のためのマニュアルはこちら。 39ページも

病院受付でよくある質問:待ち時間

コロナ禍の今の時期は特に、病院ではあまり待ちたくないのが本音では? 病院の受付で仕事をしている私も、患者さんからよく聞かれます。 「何分くらい待ちますか?」 この質問に正確な答えを出せる人は、おそらく、いないのではないでしょうか。先日、私が体験した経験を基に、ご紹介します。 実例:待っていたのは2人平日の午前中、Aさんがいらっしゃいました。そのとき、待合室にいたのは2人です。 Bさんは、毎月、決まったお薬をもらいに来る患者さん。受付では特別なことは何もおっしゃってなかったの

受付は、ステージである。

仕事に行けば、私はいつも、クリニックの受付に座る。 来院した患者さん達に、まず、声をかける。 「こんにちは。今日はどうされましたか?」 クリニックで働き始めたころ、仕事の内容がよくわからず四苦八苦するのはもちろんだが、それ以上に慣れないことがあった。 待合室にいる患者さんに、常に見られているような感覚を覚えたのだ。それに疲れてしまうのである。 もちろん、実際には常に見られているなんていうことはない。入社時はまだ、待合室には閲覧用の新聞や雑誌、書籍、漫画などが置いてあった。