ほうどん

日常で本当にあったこと、思ったこと、無かったこと、思ってもないこと色々書こうと思ってい…

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日常で本当にあったこと、思ったこと、無かったこと、思ってもないこと色々書こうと思っています。

最近の記事

皆平等

人生で初めて自ら赴いて美術館に行った。 自分の感性を刺激し、育てたいという思いからだ。 といっても、僕は芸術センスは1ミリもなく、図工の授業で作った数々の作品も見てられなかったので、家に持って帰った瞬間にライターで燃やしてなかったことにしていた。 そんな小石のような感性を持った僕でも美術館にある作品というものには感動した。 どれもこれも自分の中に入ってくるものがあり、想像力を掻き立てられる。 非常に有意義な時間を過ごしていたら、隣から怒鳴り声が聞こえた。 「この美

    • 飛行機にて

      昨年の5月頃、家族で沖縄に旅行に行くのに飛行機に乗った。 大阪から沖縄までは約2時間。 乗って音楽でも聴きながらゆっくりするかと思っていたその時、客のみんなからざわつく声が聞こえた。 なんだと思って振り返ると、 「お前ら大人しくしろ!少しでも逆らえば皆殺しだ!」 ハイジャックだ。 緊迫感が機内に広がり、全体が静まり返った。 そして犯人がそのままコックピットの方に行こうとして僕の横を通り過ぎた時に気づいた。 持ってる銃、100均で売ってるやつや。 弾が吸盤にな

      • 過去

        熱いものには熱いと感じ、可愛いものには可愛いと感じ、優しさを感じれば感謝する人間であれば誰しもが感じることだとは思うが、不意に過去にしでかした恥ずかしい行動を思い出して、心臓がキュっとなる現象。僕は「フラッシュ恥」と呼んでいる。 これがいくつになっても不意に襲ってくる。 ボーッとしてる時や何か作業をしてる時、ご飯を食べる時寝る時、状況関係なしに突然襲ってくる。 これがいつになっても慣れない。 このフラッシュ恥の難点はフラッシュしてくる恥ずかしい出来事に消費期限がないこ

        • 肌触り

          我が家には猫が3人いる。(愛猫を数える時の単位に『匹』をつけることに抵抗があるタイプの人間です) とても可愛い。 近くにいてくれてる時は常に撫でている。 3人とも毛質が違うため、撫で飽きることがなく、本当に撫で心地がいい。 そんなかわい子ちゃんを撫でてる時にふと思った。 画用紙って触り心地良かったよな 昔から絵を描くことが大の苦手だったが、画用紙を指でなぞった時の肌触りは凄く好きだったのを覚えている。 大人になってから久しく画用紙と会うことがなかったので買いに行

          なんでも程良く

          先日、電車に乗って席に座っていた。 ボーッとしていると、向かいの少し左側に座っていた40代ぐらいの女性がカバンからカレーパンをビニール袋に入った状態で取り出した。 しばらくそのカレーパンを見つめてから、その女性は優しい力で袋越しにそのカレーパンを揉みだした。 2分ほど揉んでからカレーパンをカバンにしまってスマホを触りだした。 それから5分ほどしてまたカレーパンを取り出し、しばらく見つめてからまたそのカレーパンを揉みだした。 すると途中でその女性がハッとした表情になり

          なんでも程良く

          視界

          人間の視界は左右で200度、上下で130度の範囲で見ることができる。 だが僕は正直、この角度で満足していない。 小学4年生の時に休み時間のドッジボール中に当時好きだった同級生の女の子が雲梯をしてるのに見入ってる間に死角からボールを投げられてアウトになって泣いた時以来、僕は目玉を限界まで端っこに持って行って視界を広げる訓練を1日も怠ったことはない。 その成果もあって24歳になった今では左右は300度、上下は200度ほどの視界を誇れるようになった。 ここまで広がると危険察

          ツボの名前

          僕は3ヶ月ほど前までは鍼灸師という職業に就いていた。 鍼灸師は患者の疾患に合わせてツボに鍼をしたりお灸をしたりして回復を促すという治療をする。 とてもやりがいがあり、奥が深い仕事だ。 ツボというものは人間の身体に360個ほどあると言われていて、そのツボ一つ一つに名前がついている。 有名なところで言うと、頭のてっぺん。ここは「百会」と言われるツボ。 他にも手の甲の親指と人差し指の間の根本の部分、これは「合谷」という。 他にも様々な名前のツボがあるが、その中でも腋(わき

          ツボの名前

          びっくり人間

          もし自分が酸に全く負けない身体になったらどうしようと不意に考えた。 パッと思い浮かんだのは、特技で目の上にレモンを持っていって思いっきり絞り込んで見せたり、硫酸が入った浴槽に入ってみせたり、酸の濃度が強くて入れないような区域に入ってみせたいと言うのが思い浮かんだ。 我ながら最初にそれが浮かぶのが情けなすぎる。 俺はびっくり人間に憧れていたのか? ある能力は使わないともったいと考える自分の貧乏性にため息がつく。 何でこんなことでネガティブにならなあかんねん。

          びっくり人間

          円満離婚

          『円満離婚』という言葉をテレビやネットニュースで聞くことがある。 お互いが幸せになるために良く話し合い、それぞれ納得して恨み合うことなく、別々の道を行く。 とても幸せなことだと思う。 しかし、大人を5年ほどさせてもらって、離婚した人の話を結構聞くようになったのだが、 離婚の話で円満だったことが一度もない。 あったかい気持ちになったことがない。 聞くたびに辛く、重い話だったことしかない。 結婚っていうのはお互いを想い合って一生一緒に暮らしたいからするのだと思う。

          円満離婚

          骨の音で

          指の関節をポキっと鳴らす人は多いと思う。 膝だったり、首の関節もポキっと鳴る人もいてると思う。 僕も様々な関節からポキっと音が鳴るが一つ一般的にそんなに聞かない箇所からも音が鳴る。 それは胸骨だ。 格闘技をしていた為、胸骨を痛めることがあり、いつの間にか胸骨から音がするようになった。 基本的に上体をしっかり反ることで胸骨は鳴る。 胸骨もパキッとなることが多いが、たまにゴォキッと大きくて低い鈍い音が鳴る時がある。 少し前に新幹線に乗ることがあり、入って荷物を上に置

          骨の音で

          ソフトクリーム

          この前、地下で駅と駅を繋ぐ大きい通路があり、その道中にある喫茶店に寄った。 そこは食券制で私はコーヒーのボタンを押し、その券を店員に渡し、カウンター席でコーヒーを飲んでいた。 作業をしながらしばらくそこにいると、自分から一つ空いた左隣の席に綺麗な女性が抹茶ミックスのソフトクリームを持って座った。 そこからしばらくして不意に彼女の方に目をやると、ソフトクリームを口ではむっといかずに下から上に舐め上げていた。 気のせいかなと思い、もう一度確認すると、確実に、ずっと、下から

          ソフトクリーム

          元気にしてますか?

          noteも誰にも読まれていないこんな僕でも1つだけ自慢出来る特技がある。 それはタイムスリップ。 15年前の小学生の頃、初めてジェットコースターに乗った時、緊張していて、落ちる瞬間にへそ辺りに凄く力が入った感覚がある。 その感覚になった瞬間に2017年、10年後の世界に行った。 子供の頃から、起こる物事に対してそんなに感情が動くタイプでは無かったので、タイムスリップが出来ることも割とすぐに受け入れた。 それから何回もタイムスリップしてコツを掴み、今は未来か過去、何年の

          元気にしてますか?

          財力を得たら

          僕がもし有り余る程の財力を得たら、 動物が入っている全ての小屋の面積を倍にする。 倍にすることから始めると思う。 家で飼ってる猫のケージや、学校で飼ってるうさぎ小屋。 どう考えても狭すぎる。 5歩直進するだけで壁に当たってしまう空間でほとんどの時間を生きるなんて、考えるだけでしんどい。 人が増え過ぎてる世の中でそんなに場所も取れんやろっという声も分かる。 ただ僕がもし有り余る程の財力を得たら、 その意見を財力でねじ伏せる。 ねじ伏せることから始めると思う。 人は

          財力を得たら

          おじさん

          朝歩くと気持ちいい。 皆でスナック行ってわいわいするの楽しい。 子供がだんだん可愛く見えてくる。 服の趣味も変わっていく。 ゆっくり流れる時間に幸せを感じる。 僕たちは『おじさん』を見て『おじさん』になっていくのかもしれない。

          おじさん

          銭湯マジック

          銭湯が好きで休日によく1人で行く。 ある日、いつものように1人で銭湯に行き、脱衣所で入る用意をしていると、後から1人の男性が隣のロッカーを使い、入る用意を始めた。 その人はかなりの巨漢で身長は170強ぐらいで、体重は見た感じ150kgは超えているように見えた。 また、首がかなりしっかりしていて、首に磁気でコリをほぐすタイプのネックレスを着けていたが、太くてそれが下までいかず、喉仏辺りに止まっている状態でとても窮屈に見えた。 笑ってしまいそうになったが、なんとか堪えて、

          銭湯マジック

          ネット通販の謎

          時代の流れもあって数年前と比べて買い物というものに行く回数が極端に減った。 服も好きで、よく買いに出かけたものだが、今はもっぱらネット通販だ。 ネット通販は言うまでもなくとても便利で、服の種類、ブランドが無数にあり、ほぼ間違いなく自分の好きなファッションに出会うことが出来る。 その点で言うと、わざわざ店に足を運んで見るより、効率的なので、ますますネット通販に頼ってしまう。 僕が使っているネット通販は服が小さい画面で並び、気になったものをタップすると大きい画面で映し出さ

          ネット通販の謎