過去

熱いものには熱いと感じ、可愛いものには可愛いと感じ、優しさを感じれば感謝する人間であれば誰しもが感じることだとは思うが、不意に過去にしでかした恥ずかしい行動を思い出して、心臓がキュっとなる現象。僕は「フラッシュ恥」と呼んでいる。

これがいくつになっても不意に襲ってくる。

ボーッとしてる時や何か作業をしてる時、ご飯を食べる時寝る時、状況関係なしに突然襲ってくる。

これがいつになっても慣れない。

このフラッシュ恥の難点はフラッシュしてくる恥ずかしい出来事に消費期限がないことだ。

20半ばにもなって未だに幼稚園で友達がいなくて、外で1人ポケモンごっこをしていたことや、小学校1年生の時に、図工の授業で隣の子と似顔絵を描き合うということをした時に自分が真剣に描いた絵が下手すぎてその子が泣きそうな顔をしながら「ありがとう」と言ってくれたことなどが忘れることなく急に襲ってくる。

そういう人生の随所にある恥が結局1年前とかにもあるので募っていくばかりだ。

いい歳になっても冷や汗をかくような恥をかいてしまう。

1,2年ほど前の恥を思い出して、こんなことをしてしまう自分はもしかしたらまだ物心がつききってないのでは?とさえ思える。


でもこれは結局、現状が満足できる状況になってないからなんじゃないかと思えてきた。

今が最高に幸せであれば過去にかいた恥など小さく、可愛いく思えるのではと最近考えるようになった。

いつかフラッシュ恥を愛おしく思える日を夢見て努力していきたいと思っております。

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