みつき

デビューして1年(未満)の小説書き。ファンタジーや児童文庫が好き。 ここでは日記(エッ…

みつき

デビューして1年(未満)の小説書き。ファンタジーや児童文庫が好き。 ここでは日記(エッセイ)中心に書いていきます。 よろしくお願いします。(❁ᴗ͈ˬᴗ͈)

最近の記事

短編+絵付きの「賢者とともに」を投稿しました。 絵は、自分で描いたものです。 よろしくお願いします(´▽`*)

    • 【短編】賢者とともに

       本の魔物がいた。  人の頭を喰らい、その知識をエサとする、おそろしい魔物だった。  魔物は、知識を得れば、ページが増えて成長する。  次々と人を襲い、大きくなった魔物は、もう平凡な者の頭では満足できなくなっていた。  ある日、本は最高に美味な知識を持つ、賢者の存在を知った。  風のうわさに聞き耳を立て、血眼になってゆくえをさがす。  さまざまな大地を転がった末、とうとう最果ての、小さな村の片すみに住んでいる彼の者をつきとめた。  本は言う。  大きな牙を向け、よ

      • よわよわ作家とつよつよ編集さん 21(最終話)

        21 よわよわ作家とつよつよ編集さん    さて、書き始めること林の如く、です。  このエッセイを書いたときは、最初はリハビリ程度に思ってはじめたのですね。 「気負わずに書けて、知人が見てくれる程度のゆるい日記でいいかな」と。  ところがいざ、キーボードを打ち始めると、止まらなくなったのでした。  それどころか、書けなくなってたはずなのに、書くことによって、自分の心が落ち着いてきたのです。  気がつけば、下書きが四万字越え。  日記といえど、少々気合を入れて読み直さね

        • よわよわ作家とつよつよ編集さん 20

          20 まだ、陽は沈まぬ  後日、米田さんとの通話の時間がきました。 みつき(妄想中) 『……セリヌン米田。私を殴れ。力いっぱいに頬を殴れ。私は、途中で一度、悪い夢を見た。君がもし私を殴ってくれなかったら、私は君と通話する資格さえ無いのだ。殴れ。』 ……なんてことを想像しながら、通話の覚悟を決めるみつきです。  結局、星乃先生の言葉は噛み砕けないままでした。  これまでは、占いって信じる方だったんです。内容が良いときは特に。  けれど、今回はじめて「信じられない」という

        短編+絵付きの「賢者とともに」を投稿しました。 絵は、自分で描いたものです。 よろしくお願いします(´▽`*)

          よわよわ作家とつよつよ編集さん 19

          19 星乃先生ふたたび(占い2回目) みつき「……というわけで、デビュー前なのにすでに枯れてるんですよ……しばらく書けそうもないので、受賞前よりひどい状態になっちゃって……」 星乃先生「なるほど。それは哀しいね。泣くよねー」  今回、私が予約した占いの時間はほんの数十分でした。短いですが、この間の星乃先生は、私にとって、なんでも聞いてくれる心優しいアドバイザーです。 「お金で買える関係」って、素敵です。(←言い方(笑))  遠い存在なので依存の危険は少ないし、恥も外聞

          よわよわ作家とつよつよ編集さん 19

          もしかして、作品は「マガジン」にまとめて出せばよかったのかな?と、本日気づきました。 読みにくかったらすみません。 もう少し、Noteさんの機能を勉強しなくてはいけないですね……(´Д⊂ヽ ラストまでがんばります。 読んでくださって、ありがとうございます。

          もしかして、作品は「マガジン」にまとめて出せばよかったのかな?と、本日気づきました。 読みにくかったらすみません。 もう少し、Noteさんの機能を勉強しなくてはいけないですね……(´Д⊂ヽ ラストまでがんばります。 読んでくださって、ありがとうございます。

          よわよわ作家とつよつよ編集さん 18

          18 手を伸ばして 2Pみつき「……メールするんだ? 米田さんにしてみれば、気苦労が増えるだけなんだよね。こんな負担、編集さんとして、仕事の範囲外じゃないかなって思うんだけどね?」 1Pみつき「そこは本当に申し訳なかったです……(反省)」  というわけで、泣きつきました。GOです。  メールを超要約すると、 『こんな思考になっている危険な状態なんで、助けてください。どれくらい危険かというと、もう表紙タイトル文字は明朝体でいいですって思うくらいヤバいです』  ……です。

          よわよわ作家とつよつよ編集さん 18

          よわよわ作家とつよつよ編集さん 17

          17 進捗動かざること山の如し  翌日。  瞑想により、なんとか心を回復させた私は、米田さんにお返事メールをうちました。 みつき『米田さん、お世話になっております。おはようございます。昨日、瞑想してきましたので大丈夫です。レアなケースなら、いつかネタになりますね(笑)次回の連絡をお待ちしてます。』  実はこのときに、ネタとして使えるのでは?と思いましたが、まだエッセイを書こうとまでは思ってなかったのでした。(日記はつけてました)  ところで、この頃は別の作品原稿がちょ

          よわよわ作家とつよつよ編集さん 17

          よわよわ作家とつよつよ編集さん 16

          16 延期すること風の如く  ちょっと不安が大きくなってきたので、ダメもとで米田さんにメールを送ります。すると、こんな返事がきました。 (※返事をいただけるのが当然のように書いてますが、中には返事をくれない編集さんもいらっしゃるそうです) 米田さん『ただいま表紙の装丁を進めている最中で、まだ正式な発売日は決まっていない状態なのですが、このペースだと翌月後半頃になると思います』 みつき「(え……?? さらっと発売日が延期されてる……?( ゚Д゚)」  以前話したときは、

          よわよわ作家とつよつよ編集さん 16

          よわよわ作家とつよつよ編集さん 15

          15 ロゴ入れ装丁まで来たようです  ようやく表紙が完成し、あとは待つだけ……となった月初め。  この間、ロゴ装丁を担当してくれる編集さんが別の方に変わったという知らせを受けました。 ロゴ装丁の担当編集・舎野さん(仮名): 「お疲れ様です! 須束さんから引き継ぎまして、本作の装丁デザインのディレクションを担当いたします、舎野です。よろしくお願いします!」 みつき「はい、よろしくお願いします!」  今さらながらですが、出版社さんっていろんな人がかかわってるのだなぁと思い

          よわよわ作家とつよつよ編集さん 15

          よわよわ作家とつよつよ編集さん 14

          14 ハッピーハッピーはっぴー……?  翌朝の話です。  落ちこんでいるときこそ、「自分を大事に」と思うのですが、なかなか難しいことですね。  とりあえず、 「ぼちぼちいこ……」  の精神で、その夜は過ごします。  この「ぼちぼち」というのが重要なポイントでして……。自分に甘くしておくと、いざというとき外部に対しても優しくなれるので、ふだんからきっちりがんばらないことにしています。(ちょっとはがんばります)  それはさておき、朝起きていちばんにPCを開いたところ、須束さん

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          よわよわ作家とつよつよ編集さん 13

          13 表紙打ち合わせで玉砕する 3Pみつき「フッ……さすがみつきだね。「まとめよっか」って言っておきながらぜんぜんまとまってない(笑)。で、どうするの。ずっと反応返さないと変に思われるよ?」 2Pみつき「じゃあ、最終手段で……意見を小出しにしよう。まずは先方がすぐに修正できそうな部分から、やんわり言ってみるというのはどうかな。その途中で修正の難易度の高いものも混ぜていこう。言えそうなら同時でもいいけど」 1Pみつき「わかった。どこまでが言っていいラインかわからないからね

          よわよわ作家とつよつよ編集さん 13

          よわよわ作家とつよつよ編集さん 12

          12 表紙打ち合わせで試される  唐突ですが、ここで読者様に質問です。  まず、皆さんが新人作家さんで、編集さんたちと表紙の打ち合わせをしている状態だと思ってください。  その際に皆さんは、  ①嬉しさを伴う感動・感激と、  ②自我(=作品イメージ)通そうとする作家性と、  ③仕事上の他人様への配慮と、  ④ミッション成功への義務感、  が、一気に襲ってきたとき、どれを優先させますか? (全部まとめるにしても、どれをいちばん大事に考えますか?)  ちなみに、迷う時間

          よわよわ作家とつよつよ編集さん 12

          よわよわ作家とつよつよ編集さん 11

          11 あとがきって何書くの?  米田さんからメールが来ました。 米田さん『(前略)こちらしっかりと改稿原稿を受け取らせていただきました。 加筆修正および、前回よりも『……』や空行のカットをして下さりありがとうございます! こちらが最終稿ということで、私のほうで体裁を整えた後に校正の赤ペンチェックが入ります。』  いえいえ。  私のほうこそ、日本語の基礎もあやしいような不安定な文章に対し、根気強く修正コメントをいれていただき、誠に恐縮でございます……。(ゆるやかに土下座)

          よわよわ作家とつよつよ編集さん 11

          よわよわ作家とつよつよ編集さん 10

          10 三回目の改稿 ***米田さんからのメール*** 『前回の改稿原稿から、新たに修正箇所を書き加えたものをお送り致します。  また、原稿のほうに書き込んでいないのですが、全体的に『……』が多く、それがノイズになって読みやすさの低下に繋がっている印象を受けました。絶対に入れてはダメというものではなく、全体の量を可能な範囲で削っていただけると、文章がスッキリして読みやすさがアップしますので、ご検討ください』 *************** みつき「我が体、撃沈!!!!(ビク

          よわよわ作家とつよつよ編集さん 10

          よわよわ作家とつよつよ編集さん 9

          9 モヤモヤはじめ   みつき「どうしよう……」  ぐるぐると本気で悩みます。誰かに相談しようにも、相談できる相手はいません。  ①自分のモヤモヤをどうにかするために、あえて質問するか。  ②笑顔ですべてのみ込んで、円滑なやりとりを続けるか。  ここで、自分との真剣会議が始まります。 2Pみつき「まず、社会人としては正しい態度は②だと思うんだけど……それができないほど、みつきは社会性のない人間なの?」 1Pみつき「ん、やりすごすことはできるよ。でも、『延びることが

          よわよわ作家とつよつよ編集さん 9