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大好きなロンドンの本屋さん「Daunt Books」の創始者、憧れのビジネスマンJames Dauntさんの話

インスタグラムでもブログでも何度も取り上げている「Daunt Books」、エドワーディアン調の建物がとても美しいので、老舗だと勘違いする人が多いのですが、実は1990年創設の比較的新しい本屋さんなのです。

いつか自分の本屋さんを開くのは私の夢ですが、このDaunt Booksの創始者「James Daunt」は私の憧れのビジネスマンです!

元は投資銀行で働くバンカーだったJamesさん、趣味の旅行で得た知見を活かし、1910年代に建てられたエドワーディアン調の建物を使って、国ごとに本棚があるDaunt Booksの1号店を1990年にMaryleboneにオープンさせました。内装が美しく本のセレクションが良くて、さらに書店員さんの知識や人柄もとにかく素晴らしい!そんなDaunt Booksの人気はもう説明するまでもないですが、最近はオックスフォードにも新店舗を構え、系列店はイギリスに9店舗に。どんどん進化するチェーンになっています。今年は30周年。もっと昔からあったような佇まいと圧倒的な人気がすごい。

また、Daunt Booksは出版社まであり、Daunt Books Publishingが出す本はいつも旅心や風景への想いを感じて、私は大ファンです。

私もよく「独立系」とか「個人経営」とか、インディーの本屋さん、という文脈でDaunt Booksの話をしがちですが、実際はもっと大きな企業になってきているのが、James Daunt さんが作り上げたDaunt Books なのです。

ここで止まらないのが、憧れのJamesさんのすごいところ。イギリスの大手書店チェーン、Waterstonesの経営を救ったのもJamesさんなのです!イギリスのWaterstonesといえば、日本で言うところの紀伊國屋書店か、蔦屋書店のような存在。イギリスで本屋さんといえば「Waterstones」なのです。

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