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パリ逍遥遊

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フランスでのライフスタイルから、ワークライフバランスを考えてゆきます。
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2020年8月の記事一覧

パリ逍遥遊 ヴァランス(Valence)とリヨン(Lyon)の旅

パリ逍遥遊 ヴァランス(Valence)とリヨン(Lyon)の旅

自然の恵みに対する畏敬の念を持つと共に、自然と共鳴していく喜びを持つワイン醸造家を恩師に紹介してもらい、バランスにでかけた。バランスは、パリリヨン駅からTGVがダイレクトに結んでいる。バランスの駅まで迎えに来てくれたワイン醸造家、初めてお会いした人とはとても思えない、ずっと昔からご一緒だったような感じがした。早速彼の所有するブドウ畑を案内してくれた。完全な自然農法を旨とするため、雑草も抜かない。雑

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パリ逍遥遊 コルドン・ブルーのワイン教室

パリ逍遥遊 コルドン・ブルーのワイン教室

フランスに来たからにはワインを勉強しなくては。との思いで、由緒正しき料理専門学校ル・コルドン・ブルーが主催するワイン教室へ。実は私、東京・青山のワイン学校に通った経験もあり、ワイン学校は今回が2回目。両者の比較もしつつ、コルドン・ブルーのワイン教室を紹介したい。

先ずは申し込みの時点で、東京とパリは異なる。東京は単に申し込みをして授業料を支払えば登録完了。一方、パリの方は、motivationな

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パリ逍遥遊 アルザス街道を行く!

パリ逍遥遊 アルザス街道を行く!

アルザス(Alsace)ワイン、忘れもしない。

ワインのブラインド・テイスティング試験に出された問題は、アルザス(Alsace)のゲベルツトラミネール(Gewurztraminer)だった!フランスの食の三種の神器と言えば、ワイン、チーズ、バケットだろうということで、全くお酒が飲めなかった私がパリに来て、ワインを嗜むようになり、なんとワイン学校にも通ったのだ。

パリで最も古い学校、ル・コードン

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パリ逍遥遊 ランスの酒屋

パリ逍遥遊 ランスの酒屋

ランスのノートルダム大聖堂まで来たならば、ついでに近くのワインショップに立ち寄って、お土産にシャンパーニュでも買っては如何だろうか?
シャンパーニュといえば、ドンペリ、サロン、クリュッグなどの有名どころを想像するかもしれないが、流通が発達した今日においては、それらは日本でも購入できる。せっかく現地まで来たのだから、地元でしか手に入らないものを買うのが粋というものだ。といっても、難しい銘柄は良くわか

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パリ逍遥遊 ランス大聖堂

パリ逍遥遊 ランス大聖堂

ランスと言えば、ランスのノートルダム大聖堂、パリのノートルダム大聖堂とともにゴシック様式の傑作と言われている。フランスの夏の風物詩、大聖堂のファザードを使ったプロジェクトマッピング。

ランス大聖堂のプロジェクトマッピングが9月末までということで、ヨーロッパ文化遺産の日、エリゼ宮と下院の見学後、15:28発TGV2743 に乗車した。ランスノートルダム大聖堂、サンレミ旧大修道院、そしてトー宮殿を見

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パリ逍遥遊 シャンパーニュ街道

パリ逍遥遊 シャンパーニュ街道

パリ郊外の環状道路から高速道路A4号線に向かい、車を走らせること約1時間半。ようやくブドウ畑が見えてきた。
シャンパーニュ地方はパリから近く、中心都市であるランスとパリとの間は144km。しかもフランスの高速道路は制限時速130kmなので、簡単に訪問することができる。普段の旅行ならランスで泡を堪能か、エペルネー界隈で有名ドメーヌ訪問というのが定石だが、今回はランスを南下し、モンターニュ・ド・ランス

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