はじめてのnote|祖母について
祖母は30代の頃に子宮がんになり、そのときに子宮を全摘出した。
さらに20年後、今度は乳がんを患い片方の乳房を全摘出。
「この歳になって誰に見られるわけでもないし、乳房が片方なくなるくらい命に比べたらなんてことない。そう思ってたけど、鏡を見るとやっぱり悲しいもんだね。」
悲しそうにぽつりと呟いた祖母の姿を今でも鮮明に覚えている。
幸い他に転移はなく術後の経過も良好で、忙しくも楽しい毎日を過ごしていた。しかし、それもあまり長くは続かなかった。
乳がんが再発したのである