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単調な仕事こそ、何を学んでおくかが大切

毎日、同じような作業の繰り返し。そんな仕事から何を学べばいいのかわからない。そうした声を聞くことがある。

日々、単調な時間に浸り、頭を使わなければ、脳はそれに慣れてしまう。わざわざ考えることなどしなくなる。つまり、思考を放棄するということ。
そのような脳になってしまうと、何かを学び取り入れることをしなくなる。
なぜなら、学ぶ・何かを得るという行為は、脳の記憶機能を働かせることになるからだ。

こうなってしまうと長期的に物事を見ることが難しくなる。視野も狭まり、視点は固定され、多面的に物事を捉えることさえできなくなってしまう。
これは、とても危険なことだ。

人間は、生きていくうえで日々多くの意思決定を行っている。一説には、一日に35,000回ともいわれている。しかし、その多くは意識的に行われているものではなく、無意識・無我と言われる潜在層で行われているため、本人に意思決定している自覚はない。

潜在意識は、意識によってコントロールされている顕在意識と相互関係にある。意識的に行動を選択するというのは、顕在意識下で行っているように見えて、潜在意識の影響をも受けている。
ネガティブな人が、ネガティブな言動をするのはこのためだ。

日記をつけてみるとわかるのだが、自分の行動パターン・思考パターンは、たいてい同じような行動や言葉で繰り返されている。
使う言葉も起こす行動も、日常の中での意識決定は、ほとんどがその場その場で選び、アクションへと連動している。その瞬発的な判断の基になっているのが、潜在下にある意識によるものだということが、文字に起こしてみると明確になる。

このことから見ても、意識的に脳を使わなければ、自分の行動はいつまで経っても変わらないということだ。
10年後、20年後、まだ働ける世代であっても職を失わず、安定的に暮らしていきたければ、今のうちから積極的に脳をフル回転させて、貪欲に学ぶ意識と行動が大切だ。


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