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わたし流「写真整理術」

多くのママさんたちが抱える悩みであろう、
「写真整理」問題。
昔はフィルム撮影だったのに対し、
いまやみんながカメラマン、
連写も簡単で、
大量の写真整理は本当に「憂鬱」ですよね。

私もそんな悩みを抱えていましたが・・・
ある時、かなりのスピードで前進しました。
今回は、私なりの方法をご紹介します。

前提:「なんのためのアルバム?」

具体的な方法を検討する前に。
みなさん、
どうして「写真整理しなくちゃ」って
思っているのでしょう?

手軽にスマホで振り返れるなら、
むしろ整理もせず、「画面上で楽しむ」というのも
一つの方法だと思います。
だって、検索だって簡単だし、ねぇ。

わたしは、子どもの写真を
プリントしてアルバムに入れていますが…
その理由はこれ。

「私がいなくなっても、
 成長した軌跡と私が愛していた事実を
 わかりやすい形で残したい」

実は数年前、私の内臓に影が見つかり。
当初から良性であろうという所見だったのですが、
検査結果が出るまでは一応「悪性」の可能性も
頭をよぎるわけです。
そこで私の頭に一番によぎったのは、
「子どもにアルバムを残さなきゃ!」でした。
私の目に子供たちがどう映っていたか、
それをささやかな私のコメントと共に、
子供でも手に取れる形にしておかなくちゃ、と。

自分でも、アルバムを
そんなに重要視している意識はなかったのですが、
自分がここからいなくなる可能性を考えたときに
母としてできることの一つとして
かなり大切なものだと自覚したわけです。

だから、私がアルバムをまとめるときは、
ある意味「遺書」のような気持ちです。
(笑)
「憂鬱だなんて言ってられない。
 明日死んだときの心残りが少しでも減るように」
と、ある意味祈りにもにた気持ち。

ただ、これは私の価値観。
先ほども書いたように、
例えばそれを「手紙で残す」方法もあるだろうし、
むしろ共有アプリなどデジタルに残しておく方が
災害時に焼失・紛失してしまうなどのリスクがない、
という考え方もあるはずです。

「写真は整理しなくちゃいけない」
「アルバムにしなくちゃいけない」
という、知らぬ間に刷り込まれた既成概念に縛られる前に、
「我が家に本当に必要な形はなにか?」
「何のために/誰のために残すか?」
と、フラットに考えた方が方法が精査されるし、
気持ちも前向きになるのではないでしょうか。

「デジタルか?アナログか?」

さて、そもそも。
デジタルか、アナログか?
これ、かなり意見がわれますよね。

デジタルも、フォトブックにまとめるかどうか?など…。

結論から言うと、
わたしは「プリント⇒アルバム」派です。
理由は、先述の「目的」からおわかりの通り、
「子どもが手に取れる状態にしたい」
「私の肉筆でコメントを書きたい」から。

プリントではなく、
フォトブックにまとめるという方法も
考えましたが…
レイアウトを考えるのに時間がかかりすぎる!
既定のページ数に合わせるのが大変すぎる!
作業はシンプルにしないと続かない!!
・・・というわけで、
気に入った写真を「しまうま写真」で
プリントして、アルバムに差し込む、という方法。

ちなみに、デジタルやフォトブックを選ばなかった
もう一つの理由は…
サービスが終了したときに厄介。
同じ方法で淡々と続けられるという点で、
プリント⇒アルバムは、安心です。

ただ、量は増えるし場所は取るので、
極力ものを減らしたいのであれば、
デジタルやフォトブックは懸命だと思います。

私が使っているアルバムはこちら


「毎月のプリント枚数を決めるか?」

さらに・・・
毎月のプリント枚数にルールを設けるか?
という点も多くの方が悩んでいる様子。

というのも、あの有名なourhomeのEmiさんなどは、
「毎月の写真を見開き1ページにまとめるために
 インデックス1枚+毎月の写真は11枚」
とルールを決めているという話が有名だから。

あるいは、プリントアプリなどによっては、
毎月上限●枚まで無料、みたいなのも
ありますよね。

その範囲に収まるなら、
量は増えないし、見た目も美しいし、
絶対おすすめ!!!

・・・ですが、
わたしはそのルールは放棄しています。
だって、絞れないんだもの!

11枚にするために、どの写真をボツにしよう・・・
と何日も悩む
→手が止まる
→整理が進まない
→写真がたまる
→整理放棄!!!!!

というループが目に見えるので、
極力プリント枚数を減らすべく精査はしますが、
「もう限界!」という枚数まで到達したら、
そこはもう、ルールではなく「私の親心」を優先します。

子供も、見た目が美しいアルバムは求めていないだろうし。
私も見たい表情にいつでも会えるアルバムの方がうれしい。

「優先順位は低めだけれど、
プリントしない決断がどうしてもできない写真」は、
「LINE Camera」のコラージュ機能で複数枚をまとめて
プリントすることも多いです。

「後から届く写真をどうするか?」

写真は、自分で撮影している者だけではありません。

学校行事の写真などは、
アルバムにまとめた後に
ママ友からシェアされたり、
学校や園での販売があったり…
年末年始に会った時に親戚が届けてくれる、
なんてことも。

そのあたり、
私はもう別モノとして切り分けて管理しています。

  1. 時系列にまとめるアルバムは、
    私が端末上で管理しているもののみを対象に。

  2. 幼稚園などで学期ごとに販売される写真は、
    購入枚数も多いので、
    それのみのアルバムとして別冊に。
    (毎学期入れていくことで時系列に整理される)

  3. 1~2以外の、
    外部からあとから手元に届くものは、
    「もらった写真アルバム」として別冊に。
    時系列は無視(届いたもの順にアルバムに差し込み)。
    コメントも書き加えません。

冊数は多くなりますが、
1に比べて2~3は意外と枚数がかさまないので、
わたしはストレスのない運用のために、
上記の方法に落ち着きました。

「写真整理の時間をどう確保するか?」

これは、友人からのアイデアだったのですが・・・
わたしは「写真整理部」を立ち上げて
ママ友と月に一度、2時間、
写真整理のために集合していました。

みんな、同じ悩みを抱えているので、
声をかけてみると、
メンバーは想像以上にすんなり集まるはず。
(わたしは5~6名で、
 メンバーのマンションの無料共用スペースをお借りして
 活動していました)

「部活」というと、
「そんなのできない!」と思いがちですが・・・
別に仕切る必要はなく、
ただみんなで集まる日を決めればいいだけ。

ある人はスマホやPCで写真を整理し、
またある人はコメント書きにいそしみ、
別の人は写真を入れるアルバムをネットでリサーチして選ぶ、
という風に、
写真整理につながる何かをすればOK。

人と約束をすることで
強制的に定期的に作業をすることになるし、
「せっかくだからそれまでにプリント注文しておこう」など
行動にドライブもかかりやすくなります。

このアイデアをくれた友人に
(遠方に住んでいるので、その部活に参加できない私に 
 「だったら部活立ち上げればいいんだよ!」と
 言ってくれたんです)、
本当に感謝!

今ならZOOMなどでもいいかもしれませんね!

一人で進める方法は?

ちなみに。
コロナで部活は自然消滅してしまい、
そして私の写真整理も滞り・・・
が、この年末年始に空白期間分を
アルバムに入れるのを目指して、
一人作業で猛烈に巻き返しています。

どうやって巻き返したか。
それは「隙間時間を活用する」こと。

例えば、
「子どもの習い事が終わるのを待つ時間」
「電車待ち/電車移動の時間」など、
何気なくスマホいじっている時間。
そこは「写真整理のための時間」と決めてしまいます。
これ、驚くほどに進みます!

そして、1か月分ごとに整理を進めていく。
私の場合はプリントオーダーに使っている
「しまうま写真」が100枚以上だと送料無料なので
「あと1か月分進めれば100枚突破するな」と思うと
さらに作業のモチベーションになる
、というわけです。(笑)

「コメントはどこまで/どう書くか?」

昔のアルバムって、
折り紙を♡に切った中にコメント書かれてたりしますよね。
(昭和???)

どこまでどうやってコメントを書くか。

インデックスはエクセルで作成し、100均の写真プリント用紙に印刷

わたしは、毎月のインデックスを1枚。
そこに、「かわいい言い間違い」や
「エピソード」などをメモ。
(ただ、ここにかけるトピックスが思い出せないなら、
 空欄のままとりあえず差し込んでいます)

それ以外は、気になる写真にのみ
コメントを書き込んだフィルムふせんを
直接貼り付けています。

付箋の接着剤による劣化が気になるところですが・・・
実際どれだけ影響があるかもわからないから、
ダメージが大きすぎる場合は
再プリントすればいいかな、と大らかに。

「兄弟姉妹でアルバムを分けるか?」

我が家も2人の娘がいるので、これは悩みましたが・・・
結果的に、今は子供ごとにアルバムは分けていません。
(最初は別に作っていましたが、途中から合体させました)

理由は、作業量が多すぎる&アルバムが増えすぎる。

作業ルーティーンが続かないと意味がないので、
負担が少ない方を選びました。

私個人の感覚ですが・・・
子供が親元を離れてからは、
子ども自身がアルバムを自分で見る、というよりは
私が親として我が子の思い出を振り返る方が
頻度が高い気がして。(笑)
大人になってから、
姉妹が「これは私のだ!」「いや、私だ!」と
ケンカすることもないだろう・・・
(その時はもう二人でうまくやってくれ)。

「バックアップをどれだけ取るか?」

わたしは基本的に、
作業をすべて「スマホ」で完結させ、
手間をかけてバックアップは取らないことにしています。

iCloudやGoogle Photoに同期させることで
バックアップは取っていますが、
例えばPCや外付けHDにまで保存しているかというと、
Noです。

スマホ・iCloud・GooglePhotoが
同時にデータ消滅してしまうことは考えにくいし、
大切な分はプリントしているので!


最後に

・・・ということで。

想像以上に長くなりましたが、どなたかのご参考になれば幸いです。

アルバムは「目的」ではなく「手段」。
素敵な思い出の残し方が見つかりますように!



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