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歩くたびにおこられる私〜日本の子育てがつらい理由

先週から、次男は運動会の練習がきっかけで幼稚園に行けなくなり、今朝も癇癪(かんしゃく)と共に朝を迎えました。登園拒否も1週間、そろそろつらくなってきました💦

次男は、大好きなマインクラフト(ゲーム)をしていると超集中しているので、私も仕事ができるのですが、「みんなが幼稚園や学校に行っている15時まではやらない」という決まりにしています。なので、ゲームから離れられるように、午前中からなるべく大きな公園に行き、私も公園でのリモートワーク。といいつつ、実質仕事ができるのは20−30分ほど(涙)

そんな今日、久々に「日本で育児がつらいのわかるわー」ということ3連発にであいました。まあまあ限界を迎えている状況ですので、ぶっちゃけ逆ギレなのですが、こんな限界状況の連続が、ワンオペ育児の日常なんですよね・・

怒られるのは私

昨日も公園+ちょろっと仕事+夜は次男からじっくり話を聞いたりしていると、気づいたら、食事もろくにとっていませんでした。
「今日はお願いだからちょっとマシなご飯たべさせて!」と公園にあるレストランに次男を連れてきたところ平日ランチは休業・・一方、次男は併設の遊び場から動かなくなってしまい、何度言っても動きません。

空腹の中の限界で、担ぐ力もない。「もう帰るから」と怒ってひとりでヨロヨロ出出て行っても、一向に次男は外に出てこない。

仕方がないのでしばらくして戻ると、「お子さんを一人にされると困ります」とお店のお姉さんからチクチク。お店には誰もお客さんもいないのです。お姉さんから次男に「お母さんいっちゃったよ、行かなくていいの?」とか、促してくれてもいいじゃん・・ 
なんで私ばかり怒られるの・・空腹の中、泣きそうなのはこっちだよ(涙)

お子様も注文をお願いします

次に仕方なく入ったレストランでのこと。

なかなかの偏食で、外食はポテトとかファーストフードしか食べないので、おにぎりを作って持ってきていました。レストランでキッズメニューがあったのですが、どうせ全部残すので頼まず、その代わりに自分がなるべく高いメニューを頼んだところ、

「お子様もご注文をお願いしています」とまたチクチク。

実はこの「お子様も注文お願いしています」パターン、まあまあ多いのですが、偏食の親からすると本当に頭が痛いのと、ほんと泣きそうになるのです。

「お店に言われなくても、食べてくれるのなら自分と一緒のお店で食べてほしいよ(涙)ケチりたいわけじゃないよ・・」

偏食キッズとの付き合いはもう10年以上、兄のほうがもっとひどく、アレルギーのお子さんのお母さんからも、「うちより大変だね」と言われるくらいです。
子供の食事調達のためだけに旅行先でも走り回り、私も旅先ではファーストフードしか食べられないこともザラ。

今回はフライドポテトだけの注文で許してもらえたので、食べないものを注文して、全部残すという気持ちの悪い状況は免れました。が、

「本来は、命に関わるアレルギーの方以外にはキッズメニューのご注文をおねがいしております」とチクチク・・

キッズメニューっていっても、たったの500円だったんですよ。残すのが嫌で頼まなかっただけなのに。申し訳ないので大人料理は一番高いコースを頼み、フライドポテトも注文したのに、そんなチクチク言わなくていいじゃん(涙)

「もう来ないからね!」と、先生におこられて登園拒否になった子供の気分になりました(苦笑)

もう直接子供に言ってくれ(涙)

混む前に来たかったのに、次男が遊び場から動かなかったから、ランチタイムにぶつかってしまい、食事が出るのにかかってしまいました。その間、次男はあいているソファーで遊びだし、何度「こっちに戻って待ってて」といっても、じっと待てるはずもなく・・

「お客様が来られたらどいていただきますね」とまたチクチク言われるのは私。
もちろんわかってるし、それより、子供に直接言わずなぜ私に!(完璧逆ギレ笑)
結局、お客さんは来られず、席はあきっぱなしだったのですがね・・

子供は親の責任?

そんな中、子連れMBAのメンバーが母子で単身赴任をしたアジアのある国の話を思い出しました。

”お店にはいると店員さんが自然に子供と遊んでくれる”
”おたがい、頼ったり助けたりを自然にしている”


(引用:母ひとり・子ひとりで海外赴任をして感じた「あたたかい社会」とは/S.Y)

遊んでほしいとまで期待しないけれど・・この国だと、私たちでも怒られることが少なかったのかな。

きっとこの国では「子供はみんなで育てる」空気なのでしょう。そして、子供だけでなく「おたがい頼ったり、助け合ったりがあたりまえ」なのかも。

この10年、声のでかい男子2人と街を歩いていると、本当に歩く度に怒られるのです・・レストランでの「うるさい」は日常茶飯事。

私も止めさせたい、でも機械じゃあるまいし言っても止まらない。
そもそも、そこら中で静かにしなければ行けないって、なんで?(もう逆ギレです)

(補足) CoCo壱でも「うるさい!」と言われるのですよ。(苦笑)

実は今日も、「この時間でこのお店だと子供が迷惑をかけないだろう」と、緻密な計算をして来たレストラン。それが平日はランチ営業休止、次のお店も、テラスだと迷惑かけないだろうと思ってきたのに、テラスが工事中・・と。

こうして、緻密な計画が外れると、チクチクの嵐に巻き込まれるのです・・

実は子供はマイノリティ

先日、ある企業の方に教えていただいて驚いたことがあります。

日本の人口のなかで、未就学児(0~5歳)の比率って何%かご存知ですか?

私は、10%ぐらいかな?と思っていましたが、日本の人口における未就学児の比率はたったの4.5%。小学生以下の子供を合計しても10%程度なのです。

一方、マイノリティといわれる、LGBTの方の比率は、日本で「1.6%から8.9%」、欧米圏では「4%から7%」というデータがあるようです。
(出所:Jobrainbow

実は、日本における子供の割合って、マイノリティと言われているLGBTの方々とそう変わらないのです。

「おたがい頼ったり、助け合ったりがあたりまえ」になるといいね

日本における「子供は親の責任」の空気。私も子供ができるまでこれが当たり前だと思っていましたし、疑いもしませんでした。
でも、時代が急変している今、子供だけでなく、いつ自分がどうなるかわからない。「おたがい頼ったり、助け合ったりがあたりまえ」な空気感に少しずつ変わると、生きやすい人も増えるのではないかなと思います。

そのためにも、こんな逆ギレ的なネガティブ爆発の出来事であっても、たまには、考えたことを発信することで、「こういう嫌な思いをしている人もいるんだな」と1人でも多くの人が知ってくれること。こんな地道なことも大切なのかなと思います。

「私たち、歩く度になんでいっつもおこられるのかなあ・・」と子供とふたり、つぶやきながら歩く中・・
水族館で水槽掃除のために潜っているお姉さんが、子供に手をふってくれたのが、ほんとうにジーンときた一日でした。

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