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犬のいる暮らし 時々マルシェへ行く

犬の散歩でマルシェへ行くことがある。近すぎず遠すぎず、散歩ついでで行くのに丁度良い距離にあるからだ。

南仏ニースでマルシェというと、旧市街地の海岸側にあるサレヤ広場のものが有名だけど、普段私が行くのは山側、リベラシオン地区にあるトラム沿いの方。野菜果物中心で店が並び、広場の方まで上がって行くと魚のマルシェもある。

コロナ前は横に続く細い道にも所狭しと店が立ち並び、買い物客でギュウギュウ詰めになっていたが、今は広い場所でしか店を出せなくなったらしく、犬を連れていてもゆったりと買い物が出来る。


ちなみにサレヤ広場のマルシェの方は道中日陰が少ないので夏中は足が遠のきがちに。それにコロナ以降は観光客向けの雑貨を売る店が心なしか増え、『買う』マルシェというより『見せる』マルシェ感が強くなった気がする。

なので映える写真を撮るには良いが、行って何かを買うことはあまりしなくなった。


リベラシオンの方は、マルシェの外れにペット用品店がある。犬はマルシェの方へ向かって歩いていることに気づくと尻尾をピンッとアンテナのように立て、グィグィと引っ張って店まで先導するように軽快に歩く。

ペット用品店で買い物をするとおやつがもらえることを知っているのだ。

店に辿り着くとそそくさと、まだ何も買っていないのにレジ横へ行ってチョコンと行儀よくお座りし、尻尾と愛想を振りまくる。欲しいものは必ず手に入れたい、強欲な犬なのである。


さて、そんな犬と散歩ついででマルシェへ行っても大きな買い物はしない。というか、したくても出来ない。なぜなら犬を連れて歩く時に手ぶらで出かけることはなく、既に何かと荷物を持っているからである。水筒、タオル、ティッシュ、器、ボール、非常時用のリード、飴ちゃん、などなど。

だから犬と一緒に行くマルシェでは果物や野菜など目に付いたものを1つ2つ買うくらい。魚で良いのがあったら買うし、夏は重いスイカを買うこともある。でも大量の買い出しはしない。

正午過ぎ、店じまいが始まるマルシェ


階段のところでちょい休憩

この日は2ユーロちょいでイタリア産のモモとブドウを購入。ちょうど食べごろに熟れていたので家に帰ってすぐにペロリンチョしました。

日本と違って程よい甘さの果物が多いので、冷やさず常温でも十分美味しく食べられます。

犬にはおやつのジャーキーと歯磨き用の指サックコットンを購入。普段は歯ブラシで磨いているので試しに買ってみました。上手く磨けるかな?

イタリア語表記だけどなんとなく読めちゃうのが不思議。

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