【実体験】特例承認薬(レムデシビル・ベクルリー)とコロナ後遺症の話
これは私が経験した話です。
今年の8月下旬に喉の違和感(飲み込む際につっかえるような感じ)を感じたところから地獄が開幕しました。
1日経って微熱を起こし、自宅安静。やがて39度前後の高熱になり、ずっとお風呂に浸かっているような倦怠感に見舞われました。
ここまでは過去に患ったことのあるインフルエンザと同じ症状でしたが、唯一明確に違うは「喉の痛み」でした。
過去に何度か患ったことのあるインフルエンザの喉の痛みはチクッとするだけでした(トローチ舐めていればだんだん治る軽いものという認識)が、コロナウイルス?なるものは違いました。
飲み込む動作をした瞬間、針で10秒くらい喉元を刺されるような激痛です。
「時期治るだろう」というのは甘い考えで、2日目になってくると唾を飲み込むだけで喉が悲鳴を上げました。もちろん、食事も水分補給の時はさらに激痛。
市販の解熱剤はもはや一切効果がなく、のど飴舐めても痛みは引かずに増すだけでした。さらに1日経つと、喉の奥が炎症を起こしたように熱くなり、それに伴って咳が止まらなくなりました。
漢方やイベルメクチンを試す暇なく時間があっという間に過ぎていき、症状は更に症状はさらに悪化。
経口補水液も当然ながら、水でさえも、飲んだ際はこの上なく喉がしみて30分も痛みが引かない状態でした。
固形物はもってのほかで喉に詰まって飲み込めませんでした。ほんの少し飲み込めたとしても、首の中間ぐらいで留まった状態になり、大量の痰・咳と共に戻してしまうという地獄は3日目でした。
全身の倦怠感で歩くのもままならず、体重は発症から3kgも落ちました。声もかすれて出ず、とても自然治癒出来るものではないと考えました。
ここまで悪化しては、自力ではどうしようもないので、点滴しかないと近くの病院に行くことにしました。発熱をしているので近くの病院の発熱外来へ。PCR検査は当然ながら陽性でした。
CT検査や血液検査を経て、結果は「中等症Ⅱ」の「コロナ肺炎」との診断でした。(肺の部分は白い影が映っていました。)
コロナ病棟で入院ということで、別の病院の一室に格納されることとなりました。
1部屋4つのベッドで四方のカーテンで仕切られて、完全にシャットアウト。
寝るか起きるかしか出来ない環境下での治療でした。
医者から治療に必要な同意書は渡された段階で説明済み欄にチェック済(内容は「副作用により命に関わる場合あり」など、使用する薬剤は一部記載があるものの一切の説明はなし)そして、中等症以上の患者に使われる特例承認薬「レムデシビル」(販売名はベクルリー)は「コロナを殺す薬」と回答されました。(医師からの事前説明ではなく私の質問に対してです。)
また万が一、治療中に重症化した際のは輸血が行われることになりますが、「ワクチンが含まれている血液は選べない。(ワクチン成分が)入っているかもしれないし、入っていないかもしれない」ということを伝えられました。コロナのため身内との対面も不可能なため、未接種者にとっては大きなリスクになります。
(私自身はコロナワクチン未接種なので、何とか輸血は避けるべく、副作用が発生しないことを祈るばかりでした。)
レムデシビルの危険性については前から少しは知っていましたが、同意書にも口頭での説明が病院からなかったのは驚きでした。
断わることは書面上では出来ると明記されていましたが、声出せず喉激痛咳出るわ痰出るわの死にかけには選択の余地なく、腹くくって同意のサインを。罹患したのは自己責任です。
投与はレムデシビルとステロイド。これを原則5日間続けるとのことでした。
入院日から一夜明けた翌日朝には、喉の激痛や声の枯れはものすごいスピードで改善しました。
とはいえ入院中が最も副作用が出る可能性が高いので、ずっと警戒状態。
初日から2日目の昼までは点滴のみだからか、髪の毛の脱毛がひどく、体からのケミカル臭(化学薬品の臭い)がするようになったので、水やお茶を体調を崩さない程度に、出来る限り大量に飲んでいました。
結局、3日目の午前までに大きな副作用が出ず、全快したので退院ということになりました。
が、退院したその夜から体調に変化が見られるようになりました。
まずは、とてつもない倦怠感です。
微熱はあったものの肺炎時までではないものの、1日中アタマがぼんやりした状態が続きました。退院から2週間程度経過してたところで微熱は治ったものの倦怠感は変わらず。ウォーキングなどの軽い運動しようものなら横にならないと倒れてしまいそうでした。
1か月後、倦怠感に加え、「胸の圧迫感(特に左胸が苦しい)」症状が現れ、1時間に1~2回ズキズキする感覚を覚えました。
(食事の際は顕著に症状が出ます。)
胸の圧迫感と同時に「手足の痺れ」も出始めました。歩くときは足先がビリビリ、パソコンのキーボードを使う時は指がビリビリします。
理由は分かりませんが、特に夕方以降に症状が悪化しました。
初期の手足の痺れは時間が経つと「軽い痛み(チクチクした痛み)」に変化し、全身にそれが発現しました。(痛む箇所は、関節、両腕、両足、腹部、頭部と様々です。)
再度病院で胸のレントゲン、心電図をするも異常なし。
診察後に軽い動悸、手の血管の浮きが出ました。
症状が様々なので、結局ビタミン剤や漢方で経過観察くらいでした。
現在では、軽い運動以外は普段と変わらない状態にまで戻りました。
(胸の圧迫感や軽い痛みは継続中です。)
発症前の状態に出来る限り戻るための治療法を収集中です。
結論として、発現した症状は「新型コロナ後遺症」か「レムデシビル(ベクルリー)の副作用」のどちらかと考えています。(2つの症状が若干似ているため)
新型コロナ後遺症も倦怠感が現れやすいです。
以上が、私自身の経験した発症から退院後の経過の流れでした。
ここからはレムデシビルを中心に内容を考察していきます。
レムデシビルの販売名は「ベクルリー」でコロナ中等症~重症者に使用される抗ウイルス薬です。(元々はエボラ出血熱治療薬)
承認申請からわずか3日後に承認されており、異例づくめの薬のようです。
特例承認薬は 『国民の生命及び健康に重大な影響を与えるおそれがある疾病』の蔓延その他の健康被害の拡大を防止するため緊急に使用されることが必要な医薬品であり、 かつ、当該医薬品の使用以外に適当な方法がないこと」 (薬機法第14条の3第1項1号)に基づきます。
個人輸入業者でも購入することが出来ます。
モルヌピラビル(ラゲブリオ)は、新型コロナウイルス感染症治療薬として一般流通が2022年9月から開始されています。
ただ、重症化が減らないなどの報道があるため、治療に効果があるかは不透明です。レムデシビルと同様に副作用が強い薬として知られています。
レムデシビルは、2020年4月中旬時点では「治験で効果あり」との報道がありました。
2020年11月には、WHOが治療効果がないという理由で投与を推奨しない方針に風向きが変わります。
また、海外での副作用が多いことで知られています。
世界が推奨しないが日本の厚労省が積極的に使うということは、投与継続という在庫処分のような形に思えます。
レムデシビルは肝臓及び腎臓に対して封鎖用のリスクを伴います。
【PMDA副作用報告(レムデシビル)】
Dr Bryan Aardis氏より
①3~5日以内で急性腎不全
②アンソニー・ファウチ氏が「レムデシビルが全てのアメリカの病院で使用される唯一の治療薬だ」と主張
③FDAがレムデシビルを「どんな病気に対しても安全で効果がある」と承認していない
2021年10月18日より製造販売業者(ギリアド・サイエンシズ株式会社)により、一般流通が開始されました。
2022年9月29日には治療薬としての適用範囲が拡大され、12歳未満の生じ患者にも投与されることがギリアド・サイエンシズ株式会社より公表されました。(欧州委員会承認後)
特例承認薬は、コロナ中等症~重症患者に投与されるためワクチン接種の有無に関わらず大きな副作用のリスクがあります。
(肺炎症状が治るかは個人の体質によります。)
今回は以上になります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
またよろしくお願いします。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?