見出し画像

ナルコレプシーの入院検査の詳細

まだ体が熱っぽくて、頭もクラクラしていて、イライラもしますが、
それでもわたしは寝込む事が嫌いです。 時間の無駄だからです。

Noteに顔を出した方が、まだ何かしら時間が有意義というモノです。
という訳で、先日の入院検査の様子をご紹介しようと思います。

今後、もし貴方様が『ナルコレプシー』になられて、入院検査なさる時に、
何かしらのご参考になりますように。

ナルコレプシーは睡眠の病気。
ですので、検査は基本的に、単なる睡眠検査となります。
つまりは寝るだけなのですが、体調によってはキツイですよ……。

わたしの場合、初日は大丈夫だったのですが、翌日に激しい頭痛と
吐き気に襲われ、それでも検査は途中でやめられず、地獄を見ましたので。

まあそれは置いておいて、入院の初日は、こんな見た目になります。
絵の着色は超絶テキトーですので、色は気にしないで頂きたいのですが、
こんな感じに、あちこちに装置が着いた状態となります。

顔中にテープを貼られますので、わたしのようにお肌が弱い人の場合は、
翌日には、立派に肌荒れ致します…特に顎が一番肌荒れが酷かったです。

頭、顔、胸の辺り、服の上、それから脚に装置を着けまくります。
その状態のまま寝るのですが、動けなくなりますので、もし途中で
お手洗いに行きたくなった場合は、ナースコール一択になります。

頭の装置を着ける時、取れないように、頭にクリームみたいな薬品を
塗られますので、髪の毛がベタベタのカチカチになります。
(でも初日は入浴禁止ですので、そのまんまの状態となります。)
そっからさらに、ネットを被る事になりますので、窮屈です。

わたしの場合、生理中でしたので、入浴禁止ってのは辛かったです。
髪の毛もベタベタ。 下半身は血まみれ殺人事件。 …どうすんだよ!!!

鼻の穴にも装置を入れられますので、息苦しくって、眠れねえわい!
実際、その晩はとても息苦しく、しょっちゅう深呼吸をしないと
息しているように感じられず、苦しかったです。

体中の装置が取れないように、胸とお腹に専用のベルトも巻かれます。
そんなグルグル巻きの状態で、一晩寝る事になるのです。

ちなみに脚の装置は、夢遊病などのチェックをする為のようです。
寝ている間、勝手に歩き回る人も居るのだとか。

技師が装置を着けに来るのが夜の8時で、全て取り付けるのに1時間ほど
掛かりますので、寝るのは9時頃となります。

翌日、朝の6時に技師が起こしに来ます。
脚の装置は全て取り外しますが、頭と胸の装置はそのままです。

2日目からは、装置を着けたままでもお手洗いなどに行けるように、
装置のほとんどを、ポシェットに仕舞って、首に掛けて過ごします。

この2日目が、一番キツかったです。
『寝るだけなんだから、簡単簡単♪』…なんて思うでしょう?

そりゃあ~、寝る事が大好きだったり、重度のナルコレプシーなら
超絶簡単ですが、わたしの場合、激しい頭痛と吐き気があったので、
そんな簡単に眠れやせんですよ…そもそもわたしは寝る事が大嫌いです。

だから、思っていたよりは辛かったです。
しかも、1日の間に、5~6回も眠らなくてはなりません。

もちろん、自分の好きなタイミングで、好きなだけ…
なんて都合の良い検査ではございません。

ちゃんと決められた時間に技師がやって来て、無理やりおやすみタイム。
そして起きる時も技師がやって来て、無理やり起こされます。

それだけでなく、夢を見たかどうか、どれぐらい寝たかなどの情報を
自分自身で覚えている必要があり、それを技師に伝える必要があります。

スマホがほぼ禁止な中、お部屋に時計も無く、時間を覚えておくのは
難しかったので、入院検査なさる方々は、時計の持参をオススメ致します。

恐らく1つの睡眠検査は30分ずつでしたが、わたしは頭がガンガン痛むし、
吐き気もあったので、寝るどころではなくって、その上に寝ていた時間とか
夢があったかとかまでなんて覚えていられる余裕が無く、技師さんをかなり
困らせてしまいました。 申し訳ないッス…。

具合が悪いという事で、一応、ドクターは呼んでもらえたものの、
そこは睡眠科なので、ドクターは睡眠のエキスパート……内科のコトは
まったく解らずでしたので、わたしの頭痛と吐き気については、
『お大事に』と言ってくれたぐらいでした………。

せめて内科のドクターを呼ぶとか、してもらえなかったのだろうか…。
わたしの体調不良は、たった一言『お大事に』だけで終わりました。 酷い。

それだけが、どうしても納得が行かず……。
わたしは睡眠検査の合間に吐いたり、寝込んだりするハメになりました。

睡眠検査の時以外の時間では、本当は横になるのは禁止なのです。
そのまま寝てしまう人が多いからです。

でもわたしは横になっていないと、吐き気が落ち着かなかったので、
特別に、検査の時間以外の時でも、横になる許可をもらえました。

本当は寝てはイケナイのですが、多分、少し寝てしまったと思います。
具合が悪かったのですから、しょうがないですが……。

で、そんな無理やりお部屋を真っ暗にして、無理やり眠る検査が
1日中、何度も続いた後、ようやく帰宅が出来ます。

髪の毛がベタベタのカチカチですので、検査が全て終了した後、
ようやく初の入浴が許されます。

せっかく入浴道具を色々と持って来てはいたのですが、
具合が悪くって、風呂どころじゃねぇッスよ…。

泣きそうな中、髪の毛がベタベタのカチカチのまま、そして
生理で下半身は血まみれ殺人事件のまま、わたしは帰宅しました。
そして帰宅後も盛大に吐きました。

散々な入院検査でしたね……。
出来れば、もう二度としたくありません。

ちなみに、この入院検査はなんと、7万円ほどしました…。
睡眠の検査ですので、お部屋は個人部屋で固定されておりました。
コロナを考慮し、病院食にお箸は付きませんので、持参する必要アリ。
飲み物も持参した方が良いです、まったく出ませんし、自動販売機で
イチイチ買うのも高いでしょうから。

何かご質問がございましたら、お気軽にどうぞ。
覚えている限りはお答えが可能ですよ!

ではでは、貴方様が同じ病気にならない事を願います……。

もし宜しければ応援と金銭的サポートをお願い致します。 闘病エッセイ漫画を描く為の材料費にしたり、 生きて行く為に大切に使う事を誓います。