見出し画像

海外旅行保険営業人〜できる営業人は逆境でチャンスを見出す

保険は身近なようで、あまり知らない方も多いと思います。よくわからないまま保険に入って、本当に必要なの?と感じる人も多いのでは?!
今回のプレゼンターは、保険の中でも海外旅行保険を扱うパワフル営業人。

知ってるようで知らない保険業界

保険業界は生命保険会社と損害保険会社の大きく二つに分かれている。ただし医療保険やがん保険、介護保険なとは、法律上、どちらの保険会社も取り扱いができる。

保険の市場規模は8.6兆円で、半数が自動車保険。今後自動運転化が進み始めると、この市場の構造も大きく変わってくる目の離せない業界。

そんな中、今回のプレゼンターは、損害保険会社で、保険市場の約0.01%の海外旅行保険を取り扱っている。

保険のありがたさ

みなさんは旅行保険に行くときに保険に入ったことがありますか?
入らなくても一度は検討したことがあるかもしれない。

でも、クレジットカードにも保険ってついてなかった?

もちろんクレジットカードにも保険はついていますが、海外での医療にかかる費用は、日本でかかる医療費用の10〜1,000倍以上。
カードの補償額(相場200〜300万円)では到底賄えないことが多い。

では、実際海外旅行にどのようなケースで保険にお世話になるだろうか。
下記は海外旅行における項目別保険発生順位。

1位 医療・救護費用
2位 携行品損害費用
3位 旅行事故緊急費用

特にヨーロッパでは、2位の携行品損害が多いとのこと。日本人ではなかなか考えられないデバイスの盗難に合うことが多いそう。

保険というのは、ただ心配だから入ればいいだけではなく、自分の状況はもちろん、どこに行くのか、保険の実態などを加味して選択するともしもの時のために役立ちます!

コロナ禍、現場にはパワーがみなぎっていた

コロナ禍、たくさんの学校が修学旅行を断念、多くのツアーがキャンセルされたり、、旅行どころか人の行き来も大幅に制限されました。
プレゼンターの会社では売上は7割減。

この状況、コロナが落ち着くまで仕方ないのかと諦めムードの中、

まてよ、顧客は今何が起きているんだ?

プレゼンターはこの状況だからこそできる商機を見出した。
顧客の声をよく知っているのは現場。プレゼンターはその強みを活かし、フィールドワークを開始。新たな商品を開発することを社内に起案し、プロジェクトをたてた。
しかし、保険業界では営業発信で商品を開発することはほとんどない。
したがって、この前例のない取り組みにメンバーからは

「そんなのできっこない、これまでもそうだったでしょ?!」

なんて弱気な空気が漂っていた。
さて、ここからがプレゼンターの腕の見せ所でした。ビジネススクールでのヒト・モノ・カネの学びをフル活用。

商品設計においては、綿密なマーケティングで顧客に寄り添う商品を。収支計画はファイナンスを駆使し、より説得力のある計画書を作成。
そして組織を動かすために、レバレッジとなるキーパーソンをしっかりおさえ、改めてメンバーに描く未来と思いを語った。

その後、無事プロジェクトは盛り上がり、商品もローンチした。
営業発進のプロダクトの現場も士気高くなり、売り上げは予想をはるかに超えたとのこと。

あとがき

私はプレゼンを聞きながら、プレゼンターの計画書や戦略は素晴らしいものだったと思うが、
周りはそのプレゼンターのエネルギーに満ちた行動に心動かされたのではないかと感じた。

この記事が参加している募集

社員紹介

学問への愛を語ろう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?