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金融業界の営業〜できる営業人は数字と理想を両立させる

本日は、信頼と情熱のバンカー、MBA営業人をプレゼンターにお迎えしました。

イベントには金融業界のメンバーがたくさん集まりました。いろんな業種のあるあるを知りたくて集まる営業部ですが、こんなにも同じ業界の人が集まるのは珍しい。

金融業界ってどんなところ?!

金融業界のドラマや映画などの物語は黒くドロドロしていて、反骨的な主人公と保守的な組織の戦い、人間模様が面白い。

ヒエラルキー社会、報酬よりも人事異動に関心が高い、言われたことを言われたようにやることを強く求められる。評価は減点主義のため、一度落ちると巻き返しが難しい。フィクションのような組織構造は本当なのか、本当だとしたら、現代もまだあるのだろうか。

あるそうです。

私は一般企業に勤めていますが、このような組織は社風と思っていました。しかし、業風というのでしょうか、金融業界に勤める参加者は皆、大きくうなずいておりました。

『サピエンス全史』にも出てくるように、人は認知力を使うことで貨幣という価値を定義し、現代もなお様々なやりとりをしている。その割にお金のことをあまり知らなかったり、お金の話ばかりするとちょっといやらしく感じたりもする。お金は必要なものなのに、なぜだろう。そのひとつに、お金に詳しくない人が、金融リテラシーの高い人たちに、情報格差を利用して騙される事実があることを知っているからではないだろうか。

かんぽ生命保険不正事件

これからの金融業界ビジネスに必要なこととは?

今もなお、保守的でヒエラルキー社会が根付く金融業界で、本当に自分らしく仕事をして生きていくことはできるのだろうか。

プレゼンターは、これからの金融業界に必要なことは、

サービスやニーズの多様化に対応し、顧客に寄り添ったきめ細やかなサービスを提供すること

と言う。先述した業界や組織構造の中で、こんなことは所詮理想でやれっこないと、多くの人は言うだろう。
しかし、プレゼンターは、数字と理想は両立できると信じ、自らの支店の徹底的な組織改革を行った。
自分たちがお客様の金融資産に対する1番のパートナーであることを掲げ、そうなるために、コンサルティング力を徹底的に身につけ、顧客満足を追求していくことを実行した。
一年後、プレゼンターの支店の売上も、スタッフの評価も文句ない成果を残した。

『倍返し』では変革はできない、すべては顧客思考

もちろん現実はドラマのような予定調和とはいかず、綺麗事だ、現場のことを全然わかってない、などと揶揄する人もいた。
そんな中プレゼンターは、【お金や金融知識の不足が原因で不幸になる人・企業を銀行の器を使って減らしたい】という志を胸に、組織改革に取り組んだ。
メンバーが顧客とどのような関係を築いているのか、どんな仕事が得意なのか、どうしたらお客様が喜んでくれたのか、メンバー一人ひとりと向き合い、それぞれの得意を生かして実力が発揮できる環境を一緒につくりあげた。

プレゼンターは、お金が原因で起きてしまった出来事を目の当たりにし、お金の大切さや、それによって振り回される人間の弱さをよく知っている。だからこそ、理想を現実にしようと愚直に取り組むプレゼンターは、少し照れ屋で誰よりも熱いバンカーでした。

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