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言葉にしてみる

今、大切にしていること

毎日、この「note」を書くようになって、意識が変わったというのか、僕の中で大切にするようになったことがあります。

それは、自分の感じたことや思ったことを言語化することです。

これまでは、景色を眺めたり空や花を見つけたときに、綺麗と思うことがあっても、それを言葉として残すことはありませんでした。今、思えば綺麗と感じることはあっても、それ以上もなく、それ以下でありませんでした。

言葉にすることで、思いがけない気持ちになることが出来るようになったのでした。

言葉にしてみる

先月の話になります。僕は、自分の気持ちが行き詰まりを感じた時は、散歩をするようにしているのです。その日も、歩いていると、太陽が眩しいくらいに光り輝いて暖かさを感じました。丁度その時に、ススキがキラキラと輝いているように感じました。ススキに近づいてみると、視界が幻想の中に包み込まれたような感覚になりました。太陽の光はススキを通して柔らかくなっていました。それが、なんともいえないくらい、優しさや穏やかさを感じたのです。

ススキと太陽の光

こうして感じたことを僕は、頭の中だけではなく、言葉にして、スマホのメモに残してみたんです。誰かに見せる訳ではありませんが、僕は自分の中で、凄く自分の中で腑に落ちた感覚になることが出来たし、とても、心が温かくなるのを感じることが出来たのでした。

何よりも綺麗だと表現するよりも、こうして感じたことをあれこれ表現したことで、視界が広がっていくと言うか、世界が広がっていくような感覚になれるのでした。

感情と言うものは面白いもので、喜びひとつとっても、色んな解釈をすることが出来るものです。ただ、単に喜ばしい時もあれば、感無量になる喜びももあります。

そして、言葉というものも面白いもので、先ほどのように、自分の感情に合わせた言葉があるのです。悲しい気持ちを表す言葉であっても、物悲しい、うら悲しい、悲嘆に暮れる、嘆かわしい、しんみり、しめやか、悲痛、沈痛と言う様に、これだけの数の悲しい気持ちを表現する言葉があるのです。

こうした言葉を使って、自分の気持ちを言葉にすることによって、僕はひとつ意識を変えられることがあったんです。

かつての僕は、自分の気持ちを表に出すことが、とても苦手でした。幼い頃から、厳格な母に否定されてきたからです。自分のやりたいことを口にしたものならば、「そんなことでは、将来、絶対に苦労するぞ!」と、叱られてばかりでした。自分さえ我慢すれば、母の機嫌は良くなると感じ出してからは、自分の気持ちを抑え込むようになってしまったのでした。

大人になっても、自分さえ我慢すれば良いという考え方を拭い去ることが出来ずに、いつも自分の気持ちを抑え込んでは、人を優先させてばかりだったんです。

自分の気持ちを言うことが出来なくなって、自分の気持ちを抑え込むことが癖になってしまったのです。気が付けば、僕の心の深い部分で、自分を大切にすることが出来なくなっていたんです。そのことで、上手くいかないことばかりでした。

そんな僕は、自分の気持ちを細かく言語化することによって、自分の気持ちをひとつひとつに寄り添う気持ちで向き合うことが出来ると感じられるように思えたのです。

例えば、雑に悲しいと自分は感じているというよりも、今は物悲しい感じていると表現したほうが、なんとなく気持ちが落ち込んでいるんだねと、自分の気持ちをより深く感じてあげることが出来るような感覚になることが出来るのですから。

自分の感じることやありのままの気持ちを言語化することは、表現が広がることで、見える世界が広がること。そして、自分を大切にする気持ちが芽生え、育むことが出来るのでした。

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メルシー

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