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弱みの向き合い方

弱みに惑わされる

自分の弱みを知ることは、人生にとってどんな影響が出るのかは、想像することが出来ます。人生が思うようにいかない原因がそこにあるように思えるからです。

例えば、人とのコミュニケーションが苦手ならば、そこを改善すれば、飛躍的に、人間関係は豊かになって、人生は良くなるのは間違いのない事実だと思えるものです。だから、多くの人は惑わされてしまうのだと思います。

僕もその一人でした。自分の弱みになる部分を直そう直そうと奮闘するばかりでした。しかし、実際には思うように克服することができずに、前も同じような失敗したよね。全然成長していないよね。何をしたって、変わらない。そう自問自答しているうちに、自分はやっぱりダメな人間なんだって思ってしまうのでした。その時の自分に厳しく言えば、そんな風に考えるものだから、変われないぞって、伝えたいです。とはいえ、なかなか理解できないものです。

結局のところ、自分の弱みはどうすることが望ましいのかわからないものです。社会で生きていれば、必ずといっていいほど、自分の弱みを克服する必要に迫られるものです。それを抜け出すには、どのように自分と向き合えばよいのかを考えていきたいと思います。

弱みを直そうすればするほど

そもそも、自分の根底にあるあり方に問題があるために、自分への要求が過酷もになってしまうのです。弱みの部分を直そう直そうとすることは、今の自分はダメだということを自分で行ってしまっているようなものです。自分を否定していることが前提で視点をもっていること。だから、弱みを直そう直そうとすればするほど、自分の弱みばかりに視点がいってしまうものなのです。

直そう直そうとするのは、自己否定を強めてしまうのです。今の自分はダメだダメだと自分で言ってしまっているようなものだからです。弱みというものは、やはり弱みであり、その部分は、とても心を囚われやすい。だから、余計に直そうと意識してしまうのです。

弱みの向き合い方

確かに、自分の苦手であるものは弱みの部分を克服するよりも、自分の強みとなる部分を伸ばすほうが、効率がよく、その方が、結果も確立が上がる。自分の強みを活かせる場所を捜せばいい。それに、自分の弱みの部分は誰かに任せればいい。お願いすればいいことだって。そういったことを多くの本で書かれてあり、多くの人が語られていることです。

それが正しいものだとは、頭では分っています。しかし、それを実行することが、僕にはどうも出来そうにもありませんでした。どう頑張って考えても、自分の弱みを直したいと言う気持ちを抑えられないし、無意識の部分から囚われてしまう僕がいるからです。自分の強みだけを活かす、そんな生き方ができるほど、僕は自分が強くないし、確固たる自分をまだ持つことが出来ていないと思っちゃうのです。

そんな時に、出会った言葉が、「自分の出来ることをやっていく」でした。自分の弱みの部分を直そうとしていたのは、自分が無理だとかんじているところまで、やろうとしていたから、出来ない出来ないと感じていたからでした。

自分がここまで出来るようになりたいと思う理想が高いものだったと気づいたのでした。せめて、人並みまでだとか、そういう、ちょっとした見栄のようなものが、僕自身を囚われるものにしていたのに気づいたのです。

ですので、自分自身の向き合い方を、根底から変えていく必要があったのです。どういうことなのかというと、そもそも、自分の弱みはどうして、克服したいと思ったのか。その原因を考えて、解決してあげればいいとおもったのです。まさに、自分の弱みを克服することは、自分の出来ない部分と捉えることによって、自分の出来る部分を探すのでした。

別の角度から

誰にでも、得意不得意を持っているもので、自分の中に強みと弱みは確かに存在するものです。そこをどうしても意識してしまうものなのです。しかし、どうして自分の強み弱みに囚われてしまうものでしょうか。

その根底にあるのは、誰もが持っている、幸せになりたい、夢を叶えたい。良い結果を残したい。そういった、何か目標を達成したい、目的を達成したいという気持ちがあるからこそ、自分の強み弱みを意識するものなのです。

ということはです。とにかく、その目標や目的を達成すれば、自分の弱みや強みの部分に囚われる必要性から解放されるものだという結論に至りました。目的や目標の達成だけに集中することなのです。今の自分にとって、何が一番大事で、優先するべきことは、なんなのかを考えるのです。

そうしたら、弱みを克服する必要性は、自分の強みである領域の範囲でしか必要なくなります。その目的の達成のための部分の努力だけでいいってことなのです。人並みにまでならなくちゃいけないと、決める必要はなくなったのです。

不安と恐れからの行動では

これは結局、目的や目標に辿り着けるかどうかという不安や恐れから、自身の強みや弱みに対して、このままではいけないと意識してしまうものなのです。その不安や恐れから生まれる行動では、意識の中で、自己否定を強めてしまうものです。だから、行動も制限してしまうものになってしまいます。

ですので、その不安や恐れからの行動は、結果的に不安や恐れに支配され、、もっとも恐れてしまう後悔に繋がってしまうのです。行動しないことこそが、何よりの後悔なのですから。

自分の強みを活かそうとすることも、自分の弱みを克服しようとすることも、自分の中で、自分の目的や目標を達成したいから、自分の可能性を信じられるから、出来ることだと思い行動することなのです。

そのこと自体が何よりも素晴らしいことなのです。このことを理解してほしいのです。行動の理由という、自分の根底にあるあり方を変えるだけで、同じ行動でも、意味が大きく変わっていくのです。

自分がこうなりたいと思う気持ちで行動することで、学びを得ることができ、成長することが出来るのです。弱みを克服しようとしても、強みを活かそうとしても、どちらにしても、きっと得るものがあるのです。

このように、少し自分の視点の角度を変えてみるだけでも、自分の見え方も変わるものだと思います。そもそも、自分と向き合い行動するから輝けるのです。強みがあるから輝ける、弱みがあるから輝けないということでは決してないということなのです。


最後まで読んでいただきありがとうございます。
メルシー

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