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自分の価値の見い出し方

やりたいことがないと言っているのは

たったの一度、たったひとつの挫折で、僕は何もかもを失ってしまいました。これまで明確だった夢や大切にしたいものが目の前から消えて、何がしたいのか分からなくなってしまったんです。

経験したからこそ、分かったのですが、結局のところ、何がしたいのか分からないのは、特に何もしたいことではありません。どこにも、自分の存在価値が見い出せないというものであるのです。もう少し、詳しく言えば、自分は人に認められるほどの価値を生み出せる能力がないと感じてしまうのです。もしくは、自分の居場所はそこにはないと感じてしまうのです。そうした疎外感によって、傷つくのが怖くて、無意識に誤魔化してしまい、自分にはやりたいことがないと感じてしまうようになってしまうのだということです。

社会の中で生まれてしまう自分の価値

自分の価値がなかなか見い出せないような背景には、自分の存在価値がまるで、商品価値のような認識になっているものだということです。努力の成果がお金であるといった感覚がまさにそうです。誰でも努力さえすれば平等にチャンスが訪れると信じることも、そう言えるのかもしれません。なぜなら、それは努力しなければ自分には価値がないという価値観を生み、どんどん自分を追い込むものになってしまうからです。ありのままの自分に価値がないと思う原因となってしまうものであるように感じるのです。

多くの人は、お金を払うときに、対価を求めてしまうものです。その金額に見合うだけの価値があるかないかで、商品やサービスの価値を判断します。それは当然のことなのですが、そうした思考で自分の価値も測ろうとしてしまうのです。先ほどお伝えしたように、自分の仕事に見合っただけのお金は貰っているのかみたいに。自分の努力はどれくらいの金額を生むのだろう。そんな風に考えてみて下さい。多くの場合、自分の価値を低く見積もってしまうのも自分を追い込んでしまうものになってしまいます。

確かに、商品とお金の関係は等価交換であるべきであると思います。そもそも、お金というものは、物々交換を成立させるために生まれたものですから。そうやって、成り立ってきた社会の中で、自分をも等価交換であるべきだという価値で測ってしまうものだから、価値が見い出せないでいるのです。だから、多くの人がやりたいことが分からなくなってしまっているのかもしれません。

人から何かしてもらった時に、何故か借りを作ってしまった感覚になるのも、貰ってばかりやたくさんもらった場合も、どうしたものか申し訳ない気になって、どうしたものか焦ってしまうものです。言わば、それは負債の感覚に陥ってしまうそうです。負債は利子がつくものだから、早く返さないといけないと考えるようになってしまうから気が焦るそうです。そして、与える方は、逆に無意識に見返りを求めてしまうそうです。

こうした人間関係で思い浮かぶのは、親子関係が分かりやすいような気がします。親は、無償の愛で子供を育てているようで、身を削って育てたという気持ちが強く、子供の幸せを願っているようで、自分の思い通りに子供が生きてくれることを心から願ってしまっています。その一方で、子供は、自立したいと考えながらも、自分のやりたいことと親の思いをくみ取ることを常に天秤にかけてしまうのです。どうしても、育てて貰ったと言う自負を持ってしまうからです。

どちらの立場にしても、誰もが一度は、大人になるまでいくらかかるのかを計算してしまうものではないでしょうか。僕自身も、何度も計算しては、それに見合う大人にならないといけないと自分に言い聞かせていた時期がありました。

いつしか、社会に備え付けらてしまった等価交換の思考では、信用という繋がりは作り上げることが出来ても、見返りを求め合わない、信頼関係は築くことは出来ないのです。だから、孤独を感じる人もたくさんいるのです。

だから、以前僕自身が書いたいた、「幸せの人間関係であるため」の記事には、与える姿勢でいることが大切になってきます。ここに繋がってくるのです。

そうやって、与える姿勢でいることで、築き上げた信頼関係の中で、ありのままの自分でいられる居場所であり、そのままの自分であっても感じられる価値を見つけることが出来るのです。

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メルシー

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