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無気力な時はどうすればよいのか

笑うことすら出来なくなった

自分の中の心が急に冷めてしまったような感覚に陥ったことがありました。何もかもが、どうでもよくなってしまったのです。だから、分かったことがあるのですが、心の中が冷え切ってしまうと、感情は動かなくなってしまういます。まるで、吹雪のあとの積雪で街が機能しないように、様々な部分で支障をきたしてしまいます。

無気力になるのは、街に吹雪が吹いたからといったように、必ずしも、心が機能しなくなる理由がありあります。それは感激しく感情を揺さぶられてしまったり、感情を強く出してしまったからだといったことが、考えられるものです。

僕の場合は、酷いいじめにあったことや、激しいくも無謀な働き方をしてしまったために起きてしまったものだと考えられます。

ある日のこと、「お前は笑うことさえ許されない!だから、何を笑っているんだ。」と、叱られたことがありました。そこから、僕は自分に笑ってはいけないと呪い続けました。その結果、僕が望んだ通りに笑えないようになってしまったことがありました。

笑うという行為を失ってしまうということは、大げさかもしれませんが、楽しい、嬉しいといったポジディブの感情を失ったようなもので、ネガティブに支配された時期を長く過ごすと、自分という人間の価値を失ったようでした。その悲しみからか、涙が突然あふれたりと情緒不安定になり、良くないことばかり考えるようになったのです。

この辛さや苦しみは、もう二度と味わいたくはありません。

思い返しても、こんなにも、自分に苦しみを与えることのできる、自分の冷たさにハッとさせられました。いったいどの感情が、自分を冷酷にさせるのか分かりませんでした。

僕は、自分の感情をもっと知る必要があったのでした。

感情に正しさはない

こうした経験をしたことで、僕が言えることは、自己否定をすること。これは、間違いなく自分を失望させ無気力にさせてしまうものであるということ。状況がなんであれ、自己否定しそうな自分を踏みとどまらせる必要があると考えられます。

だから、自己否定する仕組みを知る必要があるということです。

それは、失望することからはじめります。期待と裏切り。失望とは、期待が満たされない時にうまれる感情です。期待していたのにという思いの裏がえしです。だから、失望することは簡単であると言えます。高い期待をすればいい、望みを高くもてばいいだけのこと。

失望し続けると悲しみや寂しさが生まれます。悲しみからは、怒りや恨みが生まれてしまうものであり、憂鬱になります。憂鬱は自分の中のエネルギーを枯らしてしまうものであるのです。そのエネルギーを失ったことで、自分を守ることが出来ずに、自己否定をしてしまうものだと僕は考えています。

自己否定のはじまりは、人間関係のこじれとおなじで、自分に対する思い違いからおきるものです。自分の気持ちを無視するような行動をしたり、自分に関心がなくなります。無関心は感情の中で最も冷たいとされている感情です。感情が生まれることすら関心が持てなくなるからです。そして、まさに無関心こそが無気力になる恐れがあるのです。

こうして、考えてみると、もともとは自分の中の冷たい感情が、度合いを超えていくことで、トラブルが起きる感情に変わってしまうものであり、そもそもは、自分を冷静にしたり、落ち着かせるためにある感情であるということ。

だと、するなら、自分の中の冷めた感情が悪い感情であるとかネガティブな感情であるとか、そういう風に決めているのは、僕ら自身であり、ただの自分の性質のひとつに過ぎないということです。つまり、本来は感情に良いも悪いもないものだということなのです。

心の温度管理

ここまで無気力になってしまう構造を考えてきました。自分の中の感情を良い悪いで判断していくものでなく、温度のように扱ってあげることが必要だということがわかります。熱くなり過ぎれば冷ますような行動を。自分の冷たさが強く表れたときは、少し熱くなれる行動を。

考えてみれば、全ての行動は感情の温度に繋がっています。例えば、自然に触れたりみることは、リラックスすることが出来て、感情の温度を下げてくれるものになります。誰かの頑張っている姿や熱い気持ちにさせてくれるスポーツ観戦や物語をみたり、頑張ろうという熱い応援された時には、暑い気持ちになれます。

どうすれば、自分の感情を上げることができるのか、それとも下げることができるのかを、把握していくことも、自分を知ることの大切さだということです。自分を知り感情をコントロール出来ると、より人生を生きやすくさせてくれるものになるのです。


最後まで読んでいただきありがとうございます。
メルシー

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