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本当の幸せとはどういうことなのか

幸せについて考えてみた

「幸せ」という言葉を使わないようにしていました。それは、単純に幸せがなんなのか分からなかったからでした。「僕は幸せだ。」そんなことを口にするのは、せいぜい、ドラマか映画の世界の話で、ロマンチックな人の臭いセリフであるような偏見を持っていました。

幸せとは、どうにかして手に入れるものだとずっと思い込んでいました。成功や夢と同じで、努力して頑張って手に入れるもの。理想の収入や理想の暮らし、理想の生き方を達成することで、永遠の幸せが手に入る。そう信じてきました。

だから、今の自分はまだまだ、幸せではないし努力が足りない。だけど、その気持ちが自分を不幸にしていたんです。

目標のひとつであった、起業して自分の会社を作るということを手にしました。これで、ひとつ幸せにな気持ちになれて気持ちを満たせた気になっていくと安心しました。しかし、それは束の間のことで、長くは続きませんでした。

それは、美味しいものを食べた時の感覚を思い出します。好きなものや食べたかったものであったり、これ以上ないというくらい美味しいものを食べても、次の日にはお腹が空くし、すぐにまた食べたくなってしまうものです。これに凄く似ている。

よくお金は、幸せと結びつけられるけど、いくらお金を手にしたからといって、幸せなのかというとそうではない気がします。ニュースや世間をみたら、それは確かめられます。お金持ちの全ての人が幸せにはどうみても見えませんから。仮に、お金で幸せになれるのなら、資産のいくら以上が幸せで、いくら以降が不幸なんだろうか。考えても、数字に終わりがありません。

幸せは手にするもので決まると、僕らは思い込んでいます。人やもの、場所といったものではないということです。でも、なんとなくだけど、分ってきました。きっと幸せとは求めるものじゃないってことをです。

理想の幸せ

では、理想の幸せとは、どんなものだろうか。それこそ、どんな時も幸せだと感じられることではないでしょうか。それこそ、僕らが求めるべき幸せなのです。自分の手にするものが、永遠の幸せを約束してくれるわけではないとするならば、永遠の幸せを考えた時に、思いつくものは、目に見えないもの。手にすることはないけれど、すでに自分の中にあるもの。それは、自分の中の「愛」を感じられたときではないでしょうか。優しさや喜び、感謝といったもの。

僕の持論では、ありますが、自分の中の愛を育むには成長することが大きな意味をもたらすもので、その為の学びが必要不可欠があるとおもうのです。

誰かに優しくするのにも、人を許すのにも、自分を好きになるのにも、自分を許すのにも、学び、成長しないと。思えることが出来なかったからです。月日を重ね成長した分、人は優しくなれるし、喜びを感じるのです。そして、感謝することが出来る。そう感じています。

考え方だって、自分自身に限界ばかり押し付ける思考を変えるのは、学び、成長するから自分に力を与える思考を選べるようになっていくものです。
こうしたものを、自然と出来るようになるのは、日々学び、成長を意識して、鍛錬していかなければいけない。

人生を通した成長にこそ、本当の幸せを感じる為の喜びを感じるのではないかと、思えます。

僕自身の過去を振り返ってみても、辛くて苦しい思いをたくさんしてきました。それでも、その過去を乗り越えられたのは、その過去を学びに変えて成長することができたからです。こんな僕でも、幾分幸せであると思えるのでは、自分が成長してきたからです。

成長した喜びで、思い出すのは、立派な料理人になるために、修行をしていたころ、オムレツを綺麗に巻く練習を必死になってやっていたことです。その為に、何度もやり方を本でみたり、習ったたことを何度も復習したり。家に帰ってまで、練習しました。毎日、失敗したたまごばかり食べていました。そうしてようやく出来るようになったのです。

オムレツが上手く巻けた時、その時の苦労やしんどさなんて、一瞬で消え去りました。そして、日が経つにつれて、オムレツを巻けることそのものよりも、その時の苦労やしんどいことを経験したことが、今では僕の宝物なのです。これこそが、成長する喜びであると思います。

喜びは自分の中にある

目を閉じてみると、日常の中に喜びは溢れています。この「note」を 書けていることもそうなのです。よく考えてみれば、ありがたいこと。これまでの僕には、到底できないことだったからです。

普段は、夜が明ける前に仕事先に向かいます。その途中で顔を出して出してきます。僕はそれがたまらなく好きです。今日はどんなこと待ち受けているのかワクワクするから。風の音。みんなの話し声。料理を作る時の音。たくさんのものに触れられるのは、今を生きている証拠なんです。季節を感じることは、時の流れに喜びを感じます。

そして、今日も学ぶために本を読む。色んな事が気になって集中できない時もあります。だけど、それも含めて僕の大事な時間。これも今までになく、味わえなかった時間だから。

たくさんの喜びが一日で味わうことが出来るのです。それは、全部僕自身の中にあります。だから、幸せは自分でみつけなくちゃいけません。

自分のありのままを受け止めて、誰かと比較することを辞めて、無条件の愛すること。そのことに喜びを感じることなんて、そんなにたやすいことではないことは、分っています。でも、じっと待っていることなんて、僕にはできません。誰も幸せを運んできてはくれないものだから。だから、いつも僕は、成長を意識して学びを意識していこうと思うのです。

今回、幸せについて考えてみて、人生の目的を、そもそも根本から思い違いをしていることに気が付いたのです。幸せになりたいと、自分の外に求めていたもの。しかし、幸せとは自分で作り出し、自分の中にあるものなのです。このことに確信が持てたのも、自身が学び成長出来たからではないかと感じています。


最後まで読んでいただきありがとうございます。
メルシー

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