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幸せは目指すものではない

幸せを目指してしまうと

生きていると色んなことが起こります。みんなそれぞれ、辛い過去を経験して乗り越えてきたものだと思います。僕も同じです。母親に否定されきた幼少時代。学生の時は、父親の会社が突然倒産して、日常生活が、がらりと変わりましました。大人になって、夢を持ち希望を胸に入った会社で、酷いいじめに遭ったり、奴隷のように扱われたりして、人生はぐちゃぐちゃになってしまいました。

そんなこと、世の中には、いっぱい溢れているはずなのに、自分が一番不幸だと思ってしまったのです。生きることすら、諦めようとしたこともあったからこそ、何よりも僕は幸せになりたいと思うようになりました。

自分の幸せになることを、人生の目標としたのです。その為に、学ぶことも始めました。自分が幸せから、程遠い存在だと思ったから。もっともっと、手伸ばさなければ、届かないものだと思いました。誰よりも頑張らないといけないと思っていました。

ところが、必死になっても幸せを感じられなものだから、努力が足りないと考えちゃうのでした。頑張っても頑張っても、幸せには届きませんでした。それよりも、どんどん幸せが遠のいていくように感じたのです。

それは、幸せを目標としてしまう ことで、今の自分が幸せでないと定めてしまっていたんです。頑張れば頑張るほど、今が幸せでないと感じる気持ちを強めてしまっていたんです。人生は色んなことが起きたりするものだから、なんでこんなに幸せにならないんだって、考えちゃうんです。今の自分は、幸せでないことを自分自身で決めてしまっているんです。

幸せは自分の中にあるのは本当の話

僕は、厳しい母の下に育てられたから、ゲームは、身を滅ぼしてしまうものだと禁止されていました。だから、友達の家で、こっそりとしていました。でも、本当にたまにしかできないから、ルールが分からず、思うよう楽しめませんでした。

学んでいて、人生も同じだなと感じました。社会の仕組みもそうだし、人間としての仕組みも理解しないといけない。ポジディブとネガティブの仕組みや幸せをどう感じるのかの仕組みも存在している。この世界には、量子力学や心理学、脳化学、様々なジャンルに別れて、偉大な賢い方たちが、人生をかけて研究されているのです。だから、無数に法則が唱えられている。これらを知ることで、自分という人間をハックしていくこと、そして、人生そのものをハックしていかないといけない気がするのです。

例えば、脳科学を知れば、本来人間が生きる目的は、幸せになることではないと知ることが出来るのです。人類の歴史は、500年万年くらい前からはじまり、こうして今、僕らに命を繋いでくれている。つまり、人間は人である前に生き物として、命を繋ぐために生きているのです。そう、生き残っていくために。

歴史を見てみても見えてくるかもしれません。もし、どこかのタイミングで、人類が完全に幸せになってしまっていたら、危機回避することが出来ずに、全滅していたのかもしれません。気候の変化に対応する。時の流れに対応する。あらゆる変化に人間は対応しながら命を繋いでいくことを目的としながら生きているのです。

だから、脳は、そんな変化に対応していくために、危機管理しよと、ポジディブよりもネガティブ優先させる。不安を感じさせたほうが、危険な匂いを察知しやすいからです。

そんな仕組みを知ると、自分がネガティブになってしまうことが、ほんの少し許せるじゃないですか。そうやってネガティブでもいいんだって、思えると、ネガティブな自分から、何で、こんなに自分が落ち込みやすいのか、辛いことが起きた時に、自分を受け入れようとするから、自分の本音が見えてくる。そうすると、どんどんネガティブな自分を許せちゃうものだから、今がどんな状況であっても楽しめることができるのです。

幸せは自分の中にあると言われています。しかし、こんな僕のどこに幸せがあるのかって思い、自分の外にばかり求めていました。しかし、学ぶことによって、こうかもしれない、ああかもしれないと思いながら、ここ数年は生きてきました。

そうした中で、ひとつ、人生のルールが分かったような気がすると、あれ?自分って幸せなのかもしれないって、ひょっとしたら僕は幸せに生きているかもしれないって感じることが出来たんです。だから、今を生きる上で、段々と楽しくなって、それが、自分の成長や周りの笑顔に繋がっているから、僕自身も喜びや感謝を感じ、笑顔でいる事が出来るのです。こうしたことは、人生には、必要だったんだと僕は感じました。

これって、言い換えれば、幸せは自分の中に確実にあるってことですよね。


最後まで読んでいただきありがとうございます。
メルシー

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