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そもそも、自分が素晴らしいなんて思えない人は

自分が素晴らしいって、どうしても思えなくて

自分を変えることは、行動でしか変えられないんです。どんなに知識を詰め込んでみても、どんなに頭の中で繰り返しても、本当に意識を変えることは出来ない。実際に行動して体験する。その結果から、生まれた感情を感じ取り、思考を修正して、行動を修正する。それらを繰り返し繰り返し自分に刻みこんでいく。これしかないと思っています。

そう言う話を聞いた時に僕は、自分では無理だと感じてしまうのです。それは、たぶん行動という言葉を聞いて、勝手に壮大なイメージをしてしまい、勝手にハードルをあげて、勝手に無理だと思ってしまうものだからです。

あるセミナーに参加した時も、あなたという存在は、そもそも素晴らしい存在なんだと。だから、もっと自分の深い部分に問いかけて、自分をどんどんん肯定してあげなさい。しかし、どんなに丁寧に、心や意識の仕組みを説明されて、「さぁ、どうぞ!」と言われても、僕は行動していくことが出来ませんでした。

だって、僕は、そもそも自分を素晴らしいだなんて、到底思うことが出来ないのです。いきなり、自己肯定感を高くだなんて、自分の状態との差があまりにも大きくて、気が遠くなる思いでした。

この世の真実とは、身も蓋もないものかもしれない。行動しないと、なにも変えられないものだから。行動しなければ、努力すらしていないとしか、思われないのですから。

知っていることと行動を合わせていくことこそ、自分の中で確かなものになっていくのです。

ひとつひとつステップを踏んでいこう

そうは、いっても、自分を変えたいという気持ちは変わらず持っていました。この思いは、僕の中でずっと掲げていた目標であったのです。だって、
自分が素晴らしいと思えたのなら、それは、どんなに人生が良くなるのか、容易に想像することが出来るのですから。

でもその前に、ひとつひとつ段階を踏んでいかなければ、その境地にはいけないと考えるようになったのです。例え、回り道になったとしても、目標に向かっていれば、いつかは辿り着けるのではないかと思うかもしれません。ひょっとすると、僕にとっては、それが近道になるのかもしれません。これっぽちも、自分が素晴らしいと思えない状態だったのですから。

だから先ずは、自分には無理だとか自分は出来るはずがないという否定的な自分の見方を、変えていかないと考えたのです。劣等感を取り払うことや、行動することにおいての恐怖心を克服すること。これらから、自分を解放することで、自分は困難を克服することが出来る。自分は現状を変えることが出来る。自分にはこれが出来る。そういう思いを取り戻すことだと。

こうしたことの先に、自分は素晴らしいと思えるようになれるのではないでしょうか。こうしたことを繰り返し行うことで、自分という人間を大切にする気持ちを芽生えさせることが出来るんではないかと思うのです。

そう心に誓ったときから、何か光が差したように感じました。自分に出来ることが見えたからでした。それだけで、僕自身が自己肯定感が低いという呪縛から解かれたような気がします。だって思い返せば、過去の僕にだって、何かにチャレンジしたことや、何かをやり遂げられたことがあったのです。

それは、これまで見落としてきたような、小さく細かいものでした。自分を変えようとセミナーに参加したこともそう。本を買って読み切ったときもそう。何かを変えようと、職場や自宅を掃除したことも。断捨離が大事だと知り、タンスにある服を処分したことも。感謝の気持ちが大事だと、「ありがとう」とちゃんと伝えようと心掛けたことも。日常の中にも、自分が行動して、出来たことはたくさんあったのです。仕事ひとつひとつの試みも、誰かとのコミニケションの中でも。自分と自分との約束の中でも。小さなものを探してみれば、自分の出来たはどんどん増やすことができました。

次第に、もしかしたら、出来るかもしれないという思いに駆られました。最初の方は、イメージトレーニングのようなものをすることが多かったのだけれど、とにかくやってみようという気持ちを、少しは持つことが出来たのではないかと思うのです。

これは、僕自身、未だに登りだしたものだと言えます。確かなものではないのかもしれません。しかし、自分を素晴らしいと頑張って思うように心がけたって、いきなり、世界井最高峰の山にチャレンジするようなものでしかないように感じるのです。自分は出来る。自分はやれば出来る。僕はやれば出来るんだって思えることを増やしていく。それは、自分の過去をふりかえっても、実はたくさん積み重ねていたものでもあるし、小さなステップを踏むように進めばいい。それは、山は確かに小さなものだけど、登り切れば、確かな達成感を感じることができ、眺めを変えることができるのですから。


最後まで読んでいただきありがとうございます。
メルシー

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