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あの人を喜ばせること

悩んでしまうと

自分が悩んでいた時のことを思い出す度に思うことがあります。それは、自分のことばっかりになっていたこと。視野が狭くなるとは、まさにこのことで、自分のことしか考えていなかったのでした。

ある時、職場で人間関係で揉めて悩んでいた時も、「あの人はあれもしてくれない。どうして、指示に従ってくれないのだろう。」「あの人は、いい加減なことしかしない。本当に嫌になっちゃう。」そうやって僕は、周囲に愚痴をもらしていました。その時は、愚痴を聞いた人たちが、どういう気持ちでそれを聞いていたのかなんて、全く考えていなかったのでした。それに、揉めていた相手のことも、考えていませんでした。どうして、指示に従ってくれないのかと言っているのに、その人がどういう気持ちになったから、指示に従わなくなったのかまで、想像もしていないのです。全部、僕自身の要求や利益のことでしか考えていなかったのです。

悩んでいる時の多くは、他人を信頼出来ずに、自己中心的になってしまっています。よく考えているということは、人から、何かをしてもらうことばかり考えてしまっているのです。

そうやって、自分のことばかり考えてしまっているので、心は引きこもり、閉ざしてしまうのです。それでは、悲観的になるし、否定的なものの見方しか出来なくなってしまうのです。

それは、自分をも危うくしてしまうものです。自分の欠点や上手くいかないことばかりが目に飛び込んでくるようになるからです。それに、自己中心的な人間には、だれも味方になってくれなくなってしまいます。だから、悩みになってしまうのは、当然のことと言えば当然なのですが。

人を喜ばせる

自分を否定的な見得方しか出来ていないと言う時は、人に目向けること。人に喜んでもらえることで、自分の価値を感じられることで、自分の居場所が得られる。そうすれば、行動する勇気が持てるということでした。

こうしたことを、様々な本で、心理学者のアルフレッド・アドラーがそのようなことを言っていると紹介されていました。

僕は、どういうことなのかよく分かりませんでした。でも、過去の自分と向き合った時に、痛烈にそのことの大切さが理解できました。

悩みがどんどん深くなって行く時の行き先が、どうなるのか分かるんです。これまで沢山、悩んで苦しんできたものを解決出来ずにしてしまっていたから分かるのです。

最終的には、自分の居場所がないと感じてしまうことです。

例えば、僕は、仕事で売り上げを作れなくて悩んでいました。それを、色んなもののせいにして逃げていました。自己中心的な考えになっていたんだと思います。そんな自分が嫌いになっていきました。次第に僕は、売り上げが作れないことで、自分には価値がないと思うようになりました。どんどん追い込まれてしまった結果、自分は存在する意味がないと感じては、居場所がないと思うようになってしまったのです。

仕事って本来は、自分を幸せにするための仕事です。それなのに、仕事で悩み、自分を不幸に追い込んでしまいました。

その時のことを今も、よく思い出すのです。

でも、誰かに喜んでもらえたり、感謝された時、自分の居場所があると思えるのです。ここにいていいんだって、大きな喜びになるのです。そのことを、悩んでいるとっきの僕は、すぐに忘れてしまっていたことでした。

その喜びは忘れてはいけないものだと思います。

だから、悩んだ時は、こう思うようになりました。

あの人を喜ばせてみよう。そう思うと自然と勇気が出て、悩みから抜け出そうとする僕が、勝手に表れてくれるからです。

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メルシー

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