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思い描くのは夢や目標だけではない
無理だと思っていたこと
あの人みたいになりたいと思うことはありました。人見知りで、自分のことを上手く出せない僕は、誰にでも気さくに話しかけて、すぐに仲良しになってしまう人が羨ましく思っていました。
自分もあんな風になれたら、人生は大きく変わるはずだと思うのです。
ですが、同時に分かっていました。僕が、どんなに頑張ったところで、持って産まれた性格は変えようがないのではないかって。
ただただ、羨ましいと思うだけで、本当に諦めていたのでした。
夢を叶えたい
僕は、料理の道に進もうと決めて、志すようになっていました。確か、昔にテレビを観ていたら、シェフと呼ばれている人が見たことのない料理を作っているのが目に留まりました。その料理を食べた人達が絶賛していました。その姿が、とてもカッコ良く見えたんです。
だから、この料理の世界に入った時から決めていたんです。あの時、テレビで観たシェフのように、誰もが認める有名でカッコ良い料理人になりたい。
それは、僕にとって、はじめてと言える夢でした。誰かの希望や人が指図してものではなく、僕自身が考えて選んだ道だったのです。ですので、それはもう希望に満ちていたんです。
ですが、入社してすぐに現実を思い知りました。どれだけ、自分の持つ夢が高いものなのか。どれだけ、憧れた人が雲の上の存在であったのか。そう、僕は何も知らなかったんです。現実を知り、自分の考えの甘さを痛いというほど思い知りました。ただ、いつもなら簡単に諦めてしまう僕でしたが、この時ばかりは、諦める訳にはいきませんでした。自分で初めて決めたことだったし、こんな僕にも、支えてくれる存在や夢を叶えると約束した存在がいたからです。
なんとも浅はかで現実的でないことを知ってからは、目の前のことをこなすことに必死でした。ひとつひとつ目標を掲げて、それをどうにかこうにか乗り越えていくうちに、出来ることが少しずつ増えていく、周りも認めてくれるようになっていったのでした。
そうした日々は、気持ちを満たしてくれていました。夢に向けて直進していると実感することが出来たからでした。
技術的にも、キャリアにおいても、それなりに積み上げていくこといができたのでした。
ですが、そんな自分に傲りがあったのかもしれません。もしくは、焦りもあったのかもしれません。だって、僕自身が思い描いたものよりも、かなり時間がかかってしまっていましたから。周りを見渡してみても、随分と遅れていたように感じていたんです。
ひとつひとつ階段を上っていけば良かったのに、急に何段も飛び越えていこうとしてしまったのでした。映画やアニメの主人公なら、自分の実力のはるか上のステージに挑戦して、大きく成長して乗り越えていけるのだろうけれど、僕の現実の場合はそうもいきませんでした。
何の段階も踏んでいなかったのに、大きなお店を任してもらえることになったのです。これを、勝手に大きなチャンスだと思いました。技術ならいけると高を括っていたんです。ですが、案の定、何もかも上手くはいきませんでした。
夢が叶わなかった理由
チャンスを失敗してしまった理由は明らかでした。僕自身、何もかも未熟であったからです。自分のことを何よりも優先させていました。人見知りだという性格を理由に、スタッフやお客様とのコミニケーションを避けていました。料理さえ、良ければいいと安易な考えでしかなかったのです。そもそも、自分を責めるような言い方をすれば、人のことを思いやれない人間が、美味しい料理なんか作れるはずがないのです。
そんな僕を見透かしたように、人が集まるお店にはならなかったのでした。
本来なら、技術を身に付けていく上で、人としても成長していくものです。
ですが、自分を変えていくことは出来ないと思い込んでいた僕は、自分と向き合っていくことから、ずっと逃げ続けてきたのです。
なりたい自分をも思い描くことが大切
自分の夢を思い描くときというものは、漠然と思い描いてしまうものです。立派な医者になりたい。世界に通用するイラストレーターになりたい。プロ野球選手になって活躍したい。大企業の社長になって成功したい。何かで有名になりたい。
その時に、どんな自分になりたいのかまでは 考えている人は少ないのかもしれません。
なりたい自分をありありと、出来るだけ具体的に描いていないのです。もしかすると、僕のように、無理だと諦めてしまっていて、自分自身は変わらないままのイメージを描いているかもしれません。性格は変えられないとか、自分を変えるなんて無理だと決めつけて。
そもそも、活躍しているプロ野球選手が、自分は根暗だと言って、チームとコミニケーションを取らないと言っている人はいるのでしょうか。立派だと言われるお医者様が、人と向き合いたくないといって、診察しない人がいるでしょうか。
かつて、憧れていたテレビでみた有名なシェフに会ったことがあります。こんな僕にでも気さくに話しかけてくれるとっても素敵な方でした。話す言葉には、引き込まれて聞き込んでしまいます。会うだけで、付いて行きたくなるような魅力的な方だったのです。
とても失礼かもしれません。僕の勝手な想像なのですが、多分、その方は何もはじめからそんな魅力のある素晴らしい人ではなかったはずです。段々と成長して、なっていったのではないかと思うのです。
夢を思い描いただけでは足りないのです。どんな自分になりたいのかまでイメージしていき、目指していくのです。そのなりたい自分こそが夢を叶えてくれるのです。
たとえ、人から無理だと笑われたってかまいません。今の自分とかけ離れていたってかまいません。自分がそうなれると心の底から思い描けたら、いいのです。
未来の自分が、どんな表情をしているのか。何を感じているのか。どんな姿で誰と過ごしているのか。どんどんイメージしていけたら、より自分を変えやすくなるのではないでしょうか
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最後まで読んで頂きありがとうございます。
今日も自分をご機嫌に。
メルシー
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