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もう少し過去の手放し方を上手くなれたのなら

最低の自分が過去にはいる

正直なところ、今の僕には友と呼べる存在がいません。誰とも連絡することはないのです。それは、過去の僕が、本当に最低の人間だったからです。

友という存在は大切なことは分かっています。ですが、僕はずっとそういう関係性を築くことを避けてきたんです。いつかまた、同じようなことを繰り返してしまわないようにと思うからです。

かつての僕は、友という存在を自分の都合の良いように解釈していました。友達なら、何を言っても許されるように思っていたし、何をしても友達なら仕方がないと言ってもらえると思っていました。

そして、何よりも友の前では、自分が優位に立っていたかったんだと思います。それは、強い劣等感からなのかプライドが邪魔をしたのかわかりません。ただ、友の成功を心から喜んではいなかったし、何かとマウントばかりを取るようになってしまっていたんです。

そんな僕がついたひとつの嘘が友を傷つけてしまったんだと思います。

その日を境に、ぱったりと連絡が無くなってしまったからです。当時の僕は、そうしたことをコロナのせいにして、自分では仕方がないと納得しようとしていた訳です。ですが、自分でついた嘘は、きっちりと後悔に繋がり、自分を責め続けてしまいました。

あんなことをしてしまった自分は、もう会いたくはないんじゃないかと思うと、自分から連絡することも出来なくなってしまいました。

思いをあの場所に置いてきてしまえばいい

そんな後悔が、ずっと心のどこかでくすぶっていたんだと思います。何かある度に、かつての自分を思い出して、自分を否定したり卑下するようになったのです。だから、新しい関係性を築くチャンスがあっても避けるようになっていました。

でも、今の僕に言えることは、もうあの時の後悔はしたくないから、他人にも自分にも嘘はつかないと決めているのです。人を傷つけるようなことはしてはいけないと心に誓っているのです。あの時の後悔を抱え続けたから、今ある関係性に感謝し大切にしたいと、精一杯に努めようとしています。

そして、今僕の周りにいてくれる人たちが、優しくもあたたかくもいてくれるから、良い関係を築くことが出来ていると実感させてくれるのです。そうしたこともあって、僕はあの時から、大きく変われたようなきがします。

変わりたいと必死になっている自分がいたんです。あの時を悔いて学ぶことが出来た自分がいるんです。そんな自分がいるからこそ、今なら、昔のどうしようもない自分をあの時のあの場所に置いてきてもいいのではないかと思えたんです。

過去の自分を手放すこと。

こうした感覚は、僕たちの人生において大切な感覚ではないかと思います。

僕たちは、いつだって新しく生まれ変わることが出来るのですから。昨日の自分よりも今日の自分が多く何かを経験しているし、かつての自分と今の自分を比べてみたら、信じている言葉も違えば、信念も価値観も変わっているものです。

それは、日々変わっている証拠にはならないだろうか。

朝目が覚めた時の自分は、昨日までの自分とは違うのです。確かに、それは非常に認識しずらく、思い込みのような気がするかもしれない。今までの人間関係も引き続き、顔を合わせるものでもあるから。でも、気持ちひとつ変われば、新しい関係性が築くことが出来るのです。いつだって、新しい自分が待ってくれているのです。

憎しみあっていた仲でも、誤解が解けてしまえば、お互いが感謝出来る存在になり得るように。自分の気持ち次第で、どんなものにも変えていくことが出来るのです。

だから僕は、もう少しだけ、自分に寄り添う必要があるのだと感じました。かつての自分の思いであり、失敗や苦い経験も、過去の中に置いてくる必要があるからです。過去の自分を足かせになんかしてはいけないのです。かつての自分の手放し方を上手にならないといけないと感じます。

いつだって、気持ちを新たにして、はじめられるように。

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最後まで読んで頂きありがとうございます。
今日も自分をご機嫌に。
メルシー

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