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怒りや不安でいっぱいになってしまったら

大事なことは

感情というものは、電気のようなもの。慎重に扱ってあげないと、感電してしまったように、自分を危険にさらしてしまいます。

例えば、怒りで頭がいっぱいになり、行動してしまうと、冷静な判断が出来ないために、過ちを犯してしまったり、誰かを傷つけてしまったりする恐れがあります。それと伴って自分自身にも、強いストレスやエネルギーをかなり消耗してしまうものです。

更に、不安で頭がいっぱいになってしまうと、そのことが気になり過ぎてしまい、行動することができなくなってしまいます。他のことが手につかなくなるのです。だから、自分自身にかけてしまう負担はかなり大きいものになります。精神を大きく削ってしまい、心を病んでしまいます。また、他の感情をも不安で占めてしまうので、コントロールすることが難しくなってしまうのです。

大事なことは、そういった感情が生まれてしまうことは、人間である以上仕方がないことです。その感情を消してしまおうとか、否定しないことをしてしまわないことです。いくら、人間には理性があるといっても、怒りや不安に負けてしまう恐れがあります。自分の湧いきた感情をちゃんと理解して寄り添ってあげることが必要なのです。

感情の分析

自分の感情に寄り添うということは、どういうことなのか?僕には、どうすればいいのか分かりませんでした。

寄り添うこととは何かを考えた時に、大切な友人が悩んでいる風景が浮かんできました。どうしてあげるのが一番不安から解放できるのだろうか?無理やり、悩むなとは逆効果になりそうで、とても言えません。やはり、詳しく話を聞いてあげてることだと思いました。

相談する方は、詳しくはなすことで、自分自身が状況を整理することができ、自分が何をするべきがが、見えてくるものです。ですので、相談することで、悩みから解放されたような感覚にさえなり得るのです。

話をちゃんと聴いてあげ、相手を理解することで、感情を分け合うことが出来る。これこそ、まさに寄り添うことのように思えました。

つまり、自分の感情が生まれた状況を詳しく分析していくことで、自分に何ができるのか、道筋が見えたときに、感情を解放することができるし、対処法や対策法だって、発見することができるのではないかということです。

ある方の怒りを分析していくと、
夫と喧嘩した(状況)
この先仲良くやっていけるだろうか?(認識)
悲しみや不安からくる怒り(感情)
イライラする、すぐにカッとなる(行動)
不眠、人間不信(反応)

悲しみや不安が襲ってくる原因は、幼き頃の父との関係が原因でした。そこから、出来ることは、父との仲を修復するのか、心の中で許す努力をすること。きちんと夫の存在をかけがえのない存在だと認めようとするように努めること。

これは、僕が勝手に設定した例ですので、こんなにも上手くはいかないですが、これらのように5つに分類してみると、感情と出来事を切り離すことができるために、感情にとらわれた状態から抜け出せるのです。

感情の解放へ

どんなに感情をコントロールしようとしても、怒りや不安は全て収まるものでしょうか。僕はそうは思えません。心に傷があれば、悲しかった記憶を簡単に感情と出来事を切り離すことはできないはずです。

しかし、そこで自分に幻滅し、諦めてしまうことは感情のままに不安や怒りに飲み込まれてしまうということ。自分の人生を投げやりになってしまったと後悔を感じました。それは、実際に僕自身が経験したからこそ、強く思えたのです。

怒りや不安でいっぱいになってしまい、それにとらわれ過ぎてしまうと、過去、現在、未来を混同してしまいます。過去の辛い出来事は、未来もずっと続いてしまうと思い込んでしまいます。自分の状態に見境がなくなってしまいます。自分はダメだちという思いが、みんなが馬鹿にしていると感じてしまいます。そして、ネガティブな記憶だけが自分の心に刻まれてしまうのです。

感情をコントロールすることが困難な状況は、たくさんあります。失恋した時や病を抱えてしまった時。お酒やギャンブルに依存してしまった場合もそうです。家族を思う気持ちが時には感情的になるのだし、同情や哀れみの気持ちに陥ったときもそうなのです。

そうしたとには、辛いかもしれませんが、自分の状況を認めることが何よりも大事なのです。今、自分は不安でいっぱいなんだ。自制できないくらい不安なんだ。そのことを認めることが出来るからこそ、そこからどうすればいいのかが分かってくると思うのです。寄り添えるのは、認めたからこそです。誰かに相談するとか、専門家にみてもらうとか。そういった次の一手が打てるのも認めることが出来るからです。

僕も少しずつ、自分は弱い存在だということを認められるようになりました。自分の弱さを認められたからこそ、この「note」も書けるものだとおもいます。弱いからこそ、日頃から、助けてが言える関係を意識しています。弱さを認めることができたからこそ、毎日、学び続けられています。


最後まで読んでいただきありがとうございます。
メルシー



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