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リーダーシップについての研究は歴史が深く、その概念は様々な角度から解釈されてきました。

今回の記事では、ジョセフ・ナイ氏が2008年に提唱したリーダーシップの定義を採用し、「他人を特定の目標に向けて導き、行動を起こさせる力」としてみていきます。

リーダーシップは一色ではありません。

いくつかの主要なスタイルが存在します。今回はその中から4つをピックアップして説明していきます。

  1. トランザクション・リーダーシップ:こちらは管理型や取引型リーダーシップとも称されます。このスタイルでは、リーダーは報酬と罰を用いて部下の行動をコントロールし、目標を達成します。

  2. トランスフォーメーション・リーダーシップ:変容型リーダーシップとも呼ばれます。このタイプのリーダーは、高い魅力を持ち、部下にビジョンを示し、組織の変革や成長を促進します。

  3. サーヴァント・リーダーシップ:このスタイルのリーダーは自らを部下のサポーターと位置づけ、彼らの支援を通じて目標を達成します。彼らは部下からの信頼を大切にします。

  4. オーセンティック・リーダーシップ:自己の価値観と倫理観を大切にし、一貫性のある行動とオープンなコミュニケーションを通じて部下に影響を与えるリーダーシップスタイルです。

ただし、一人のリーダーが複数のスタイルを併せ持つことがよくあります。

世の中にはさまざまなリーダーシップスタイルを持つ人々がいます。

あなた自身のリーダーシップスタイルはどうなのでしょうか?

そして、あなたが理想とするリーダーは、どのスタイルを持っていると思いますか?

リーダーシップは全ての人に備わっている素質なのでしょうか、それとも時間と経験を積み重ねることで身につけるスキルなのでしょうか。

この疑問については、リーダーシップ研究者の間でも意見が分かれています。

では、その資質とは何でしょうか。

いくつかの重要な要素を見ていきましょう。

遺伝的影響: 研究によると、遺伝子がリーダーシップに重要な役割を果たしています。具体的には、遺伝子がトランザクション型リーダーシップやトランスフォーメーション型リーダーシップの約50%を形成しているとされています(Tuncdogan, 2017)。

性格: ビッグ・ファイブと呼ばれる5つの性格特性 - 外向性、協調性、誠実性、開放性、神経症的傾向 - もまたリーダーシップに影響を与えます。トランスフォーメーション型リーダーシップには外向性が、トランザクション型リーダーシップやサーヴァント型リーダーシップには協調性が重要な要素とされています(Tuncdogan, 2017)。

感情的知性: これは自分と他人の感情を認識し、理解し、制御し、適切に表現する能力を指します。感情的知性は外向性や協調性と強い関連性があり、特にトランスフォーメーション型リーダーシップに重要な要素とされています(HarmsとCredé, 2010)。

知能: リーダーシップには高い知能が必要です。IQはリーダーシップパフォーマンスと強い関連性があり(Rockstuhlら、2011)、企業の中間管理職の研究では、性格要因や感情的知性以上に重要な要素とされています(Cavazotteら、2012)。身体的特徴: 身長、声の深さ、顔の形状などの身体的特徴もリーダーシップに影響を及ぼします。例えば、身長が高い政治家の当選確率が高いとか、声が低い経営者の給与が高いといった報告があります(Tuncdogan, 2017)。さらに、顔が広い経営者はより良い財務成績を上げる傾向にあるとも言われています(Wongら, 2011)。

ホルモン: テストステロンという男性ホルモンのレベルもリーダーシップに影響を与えます。テストステロンレベルが高いと、起業家精神、リスクテイク、交渉パフォーマンスなどのリーダーシップ関連の指標が向上するとの研究結果があります(Tuncdogan, 2017)。さらに、テストステロンとストレスホルモンであるコルチゾールのレベルが共に高いと、リーダーとしての支配性が高まるとも報告されています(MehtaとJosephs, 2010)。

脳活動: 最後に、リーダーシップの一部は脳活動からも読み取ることが可能です。不確実な状況でも問題を先送りせず、責任を持って判断を引き受ける能力、つまり「責任回避性の低さ」が重要です。チューリッヒ大学の神経経済学者エデルソン博士は、リーダーシップ意思決定課題を行う際の脳活動を調査し、被験者のリーダーシップ能力を高精度で予測できることを発見しました(Edelsonら, 2018)。

リーダーシップについてのこれらの知見は、私たちがリーダーという存在を理解し、自己改善の道筋を示すための重要な指針となります。それぞれの人が自分自身のリーダーシップスタイルを発見し、磨き上げるためには、これらの要素に注目することが重要です。

心理指導(メンタルトレーニング)のお申し込み、お問い合わせ先

栃木県内在住の方 とちぎスポーツ医科学センター
https://tis.or.jp/contact/


栃木県外在住の方
作新学院大学笠原彰研究室
kasahara@sakushin-u.ac.jp
Tel 080-1152-6457


とちぎスポーツ医科学センターは、全国でも注目の医科学センターです。
そして、なんととちぎスポーツ医科学センターは、あの独立行政法人日本スポーツ振興センター(JSC)ハイパフォーマンススポーツセンター(HPSC)の連携協力機関に指定されました。

🌟メンタルトレーニングは、スポーツ界のみならず、ビジネス、芸術、教育、健康等、さまざまな分野で普及してきています。

私は、最近メンタルアレンジメントと表現しています。メンタルトレーニングというとメンタルの鍛錬という意味になってしまいます。

私のサポートは、メンタルを整理するという感じなので、メンタルアレンジメントという表現を使っています。

メンタルトレーニングとは、心理的な技術や戦略を用いて、スポーツ選手やビジネスパーソンなどが自己のパフォーマンスを向上させるために行うトレーニングです。

具体的には、イメージトレーニングやリラクセーションなどの技術を用いて、自己の心身状態を調整し、ストレスや不安などのマイナス要因を取り除くことで、より集中力を高めたり、自信をつけたりすることができます。

例えば、スポーツ選手の場合、試合前に自分がどのようにプレーするのかイメージすることで、本番と同様の状況に慣れることができます。

また、リラックスした状態でトレーニングを行うことで、ストレスや不安を減らし、より効果的なトレーニングを行うことができます。

一方で、ビジネスパーソンの場合、プレゼンテーションや会議などの場面で自信を持って発言するために、自己肯定感を高めるためのトレーニングを行うことがあります。

例えば、自分自身に対してポジティブな言葉をかけることや、過去の成功体験を思い出すことで、自信をつけることができます。総じて、メンタルトレーニングは、心身のバランスを整え、自己の能力を最大限に引き出すことができるトレーニングの一つと言えます。

メンタルトレーニングは、自己のパフォーマンス向上だけでなく、ストレスや不安の管理、心理的な強さの養成、チームビルディングなどの目的でも行われます。

たとえば、ストレスや不安を感じやすい人にとって、メンタルトレーニングはストレスを減らすために役立ちます。

リラクセーションや瞑想などを行うことで、心身のリフレッシュやストレスの軽減が期待できます。また、ストレスを軽減することで、免疫力の向上や疾患の予防にもつながります。

さらに、メンタルトレーニングはチームビルディングにも活用されます。チームメンバーが共通の目標を持ち、チームワークを高めるために、メンタルトレーニングを行うことで、お互いを理解し合うことができます。

また、ストレスや不安を共有し、お互いに支えあうことで、チームの結束力を高めることができます。

🌈メンタルトレーニングは、こんな方々におススメです🌈

🌟スポーツ選手
自分のパフォーマンスを向上させたい、緊張や不安を減らしたい、怪我の予防や回復を促したいという人におすすめです。

🌟ビジネスパーソン
プレゼンテーションや会議などの場面で自信を持って発言したい、ストレスや不安を減らして仕事に集中したいという人におすすめです。

🌟一般の方々
ストレスや不安が多い、自己の心身の健康を維持したいという人におすすめです。また、自己の目標達成や人生の意味を見出したいという人にも有効です。

🌟学生
試験勉強やスポーツの競技会など、学生生活においてもメンタルトレーニングが役立ちます。自己の能力を最大限に引き出すことができ、成績や競技成績の向上につながることがあります。

🌈メンタルトレーニングを学ぶことで、以下のようなメリットがあります🌈

🌟自己のパフォーマンス向上
🌟ストレスや不安の軽減
🌟自己の心理的な強さの養成
🌟チームビルディング

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