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岩手・大迫から宇瀬水牧野サイクリング 2009.5 KHS F20
(A day in the life 3)
旅仕事の時代、毎年5月は半分近くを岩手県で過ごしていた。だいたいは盛岡に滞在して、仕事はあらかた昼で終わりだったので午後は近郷の野山にサイクリングに出かけたものだ。
この日出かけたのは、花巻の西の山中にある旧大迫町だった。
付近は葡萄畑と牧場が広がる高原であり、ちょっとヨーロピアンな風景だ。地元産「エーデルワイン」ブランドの製造元でもある。
ここか
花巻で自転車に乗らなかったけどいい街だった件。
期せずして花巻
5月の末、北上に所用があった。
これまでも北上は何度か訪れている。和賀川沿いのサイクリングは楽しいし、「ミッシェル」の惣菜パンがたいへんにおいしいのでよい町だ。
過去にも記事にしている。
ところが今回、かねてから予約していた定宿のホテルから「緊急に全館空調の工事をすることになったのでその日は冷房が使えないがどうする」と連絡があり、5月も末では暑かった場合に辛かろうとキャンセルし
小岩井農場周辺をブロンプトンで周回した件。
(2022. 5 走行)
まえがき
岩手の旅、前日まで西和賀町に滞在し、山深い里の風情を味わったわれわれであった。今度は北にひと山越えて雫石町にやってきた。
なんと言ってもこのエリアで名高いのは小岩井農場だ。
もう20年以上も前、毎年5月の数日間ここ小岩井に仕事で訪れていたことがあった。盛岡か繋温泉に宿を取って通っていたのを思い出した。
そのときは仕事は毎日午後半ばには終わってしまっていたの
岩手・西和賀をポタるブロンプトンs pt2
(2022.5)
pt1はこちら↓
カタスミ滞在も最終日。
けさも充実の朝ごはん。
まずは宿の西側をふたたび散歩ポタ。
何度来ても絵になる風景である。
チェックアウトののち、少し離れた川舟集落にあるカタカゴヒルズカフェにランチに向かう。
普通の民家をリノベートした店で、靴を脱いで上がると居間や縁側に席がある。
オーナーの女性と少し話をする。
長く東京で働いていたが、育った実家でカフェをす
岩手・今泉街道 摺沢と大原の街並み
岩手県、内陸の一関と沿岸部の陸前高田を東西に結んでいた今泉街道(気仙街道)。
ほぼ現在のR343の道筋だが、街道沿いのかつての宿場町の中には、今も昔日の面影を残す街並みが残されているものもある。
今回、遠野に向かう道すがら、そのうちのふたつ、摺沢と大原の町を訪ねてみた。
摺沢の街並み
奥州街道から分岐した今泉街道は、松川、東山(現在の猊鼻渓駅周辺)の宿場を経てこの摺沢に至った。
摺沢の旧宿場町
岩手・住田町を探求した件
住田町のよさのひとつは気仙川の渓谷美とその流域の山深さである。
今回、世田米の宿から釜石道の滝観堂インターに繋がる県道をクルマで走って釜石に通った。この道は気仙川沿いの渓谷を走っており、沿線は「ザ・岩手内陸」という感じの森閑とした風景が楽しめてとてもよい。
この稿では町内のよきスポットをいくつか紹介したい。
(今回は自転車は出てきません)
上有住
世田米から川沿いに数km遡ったところにある上有
ふたたび西和賀をブロンプトンで走った話 pt1
(2022. 5)
・ふたたびかたすみに
去る3月に滞在した時にはまだ随所に雪の残っていた西和賀町を、その後5月になってふたたびおとづれる機会を得た。
(前回の滞在の話はここ↓)
前回も泊まってここちよく過ごしたB&B KATASUMIに再度投宿し、ブロンプトンを展げる。
・宿の近所周回ポタ
宿の東側に広がる山裾の田園地帯を今回も巡る。
田園と森と清流。風景の中に人工的な夾雑物がほとん
岩手・西和賀町を散策するプロンプトン
#岩手里みちサイクリング (2022. 3 走行)
はじめに
岩手県の最西部、真昼山地を隔てて秋田県と接する山深い地域が西和賀町。かつての沢内村と湯田町である。
かつて10数年前にわたしは、盛岡〜鶯宿温泉を経てJR北上線のほっとゆだ駅までサイクリング旅行した際にこの地域を通過したことがある。その際の沿線の自然豊かな風景が印象に残っていた。
今回久しぶりに、まだ春浅い3月末、旧沢内村の小邑にあるB
遠野をちょっと走ったブロンプトン
(2022.9実走) #いわて里みちサイクリング
遠野に行くのは十数年ぶりだった。
その間に高速道路ができて、内陸からも沿岸部からも遠野へのアクセスがずいぶん便利になった。
前に来たときは(半分仕事だったけど)遠野から西の川沿いに伸びる自転車道を往復したのだったが、美しい農村風景が広がる中に柳田國男「遠野物語」ゆかりの地が点在する東側のエリアは行けずじまいだった。
今回はあまり時間もない中ながら
北上〜和賀川と江釣子すずの里を走るブロンプトン
(走行:2021. 11) #いわて里みちサイクリング
晩秋のいちにち、岩手県は北上市郊外のコースを走った。
和賀川に並行する静かな農道を辿り、湧水の里を抜けて走り、路線バス輪行で戻ってくる、片道約18kmの道のりである。
・はじめに
北上市街と東側の丘陵部を区切る形で、南北方向に北上川が流れている。
今回は窓から川を俯瞰できるホテル、シティプラザ北上に滞在した。北上を流れる北上川であるから