メロウ野郎

ミニベロあれこれ(おもにブロンプトン)で東北各地やたまに海外を旅したり、好きな音楽や本のことをぶつぶつ語ったり。 山形の街と宮城蔵王の森の小規模二拠点居住。 旧ブログ https://mellowyallow.hatenablog.com/

メロウ野郎

ミニベロあれこれ(おもにブロンプトン)で東北各地やたまに海外を旅したり、好きな音楽や本のことをぶつぶつ語ったり。 山形の街と宮城蔵王の森の小規模二拠点居住。 旧ブログ https://mellowyallow.hatenablog.com/

マガジン

  • A day in the life

    クラウドの写真アルバムから「◯◯年の今ごろここにおったで」と出された旅の日々の断章。タイトルはサージェントペパーズ。

  • やまがた里みちサイクリング

    低山あり、高山あり、森や盆地、温泉、味のある町や村、それらを縫って流れる何本もの川。じつは山形県は東北のドイツと呼ぶべきサイクリング天国なのだ。ふだんゆるい感じで走っている田園ライドのかずかずを。

  • 夢で鳴ってた音楽

    別アカウントでやってた音楽記事と、今後の音楽記事のアーカイヴ。

  • いわて里みちサイクリング

    のどかな里山風景の南部、ディープな山と渓谷の北部、そして最近海外でも人気の盛岡。ちょっと遠いけど何度も行きたくなる岩手県。

  • ふくしま里みちサイクリング

    福島はいいぞおじさん「会津はいいぞ。阿武隈山地もいいぞ。たまに浜通りもいいぞ」

最近の記事

ブロンプトンで東京下町界隈を彷徨ったおもひで (2016)

A day in the life 11 今でこそもっぱら蔵王の森に蟄居するわたくしであるが、かつてはたびたび都を訪ね遊び、文化と物質文明を謳歌していたものである。それがコ口ナの世になって以来、東京界隈にはほとんど近寄っていない。しばらく行かないうちにかの地では不逞外国人が無礼三昧で薩摩藩の行列を横切ったり、馬鹿の操る無法電動キックボードが雲霞の如く飛び回っているとか、トゲトゲの防具を付けたモヒカンのならず者がヒャッハーといって狼藉を働いたりして末法の世になっていると聞く。

    • 2014年の自転車旅から10年、アルザス・ロレーヌについてあれこれ考えた

      A day in the life 11 まあ相変わらず何かにつけてドイツおっさん系自転車旅動画を見ている。 つい最近もフランスアルザス地方の動画を見ていた。改めて街も道もいいところと思ったのだった。 くしくも、わたくしが9月のアルザスをひとりで旅してから10年経ったことに気がついた。もうそんなに経ったのかとおどろく。 2014年の旅は、ドイツシュヴァルツヴァルトからライン川を越えて、フランスはアルザスロレーヌを走り抜け、再びドイツに戻るというルートだった。 フランスアル

      • 実家@横浜にブロンプトンで帰ったり、東京もポタったりなどした件 (2017)

        (A day in the life 10) 2017. 10 山形から飛行機で飛べば東京や横浜は意外と近い。 羽田便が発着するおいしい山形空港、なんでそんな名前にしたのか、どのあたりがおいしいのか、それは別として、実は山形市には無い。山形市の北の天童市のそのまた北の東根市にある。看板に偽りありだ。従って山形から遠い。空港まで高速バスを利用するにしても自家用車で行くにしても、自宅を出て飛行機に乗るまでは1時間余を要する。そして羽田に着いてから飛行機を降りて荷物を受け取ってや

        • 睡眠ログと心拍数〜胃と肝臓に残業させないホワイト晩酌を目指そう

          アップルウォッチを使うようになってから睡眠ログと心拍数を記録している。 記録するようになるといい数字を出そうとして早寝になる。体重も血圧も、習慣的に測っていると半ば無意識にいい数字を出そうと生活習慣が自ずから改善する。よいことである。よい結果が出た朝は「よしよく寝たから今日の俺は無敵だ」と一日の行動が自信に裏付けられたものになる。 安静時心拍数と死亡率は逆相関するという事実があるので、睡眠時含めある程度まで低いに越したことはないのである。すなわち人間は一生に決められた安静時

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        • A day in the life
          12本
        • やまがた里みちサイクリング
          23本
        • 夢で鳴ってた音楽
          27本
        • いわて里みちサイクリング
          16本
        • ふくしま里みちサイクリング
          11本
        • みやぎ里みちサイクリング
          8本

        記事

          むかしここに駅があった〜山形交通高畠線 二井宿駅のおもかげポタ@ブロンプトン

          高畠線のこと 現在もヤマコーバスとしておなじみの旧山形交通はかつて、3本の鉄道路線をも有していた。寒河江市と西川町を結んだ三山線、尾花沢線、そして国鉄奥羽本線糠の目駅と高畠の町を結んだ高畠線だ。 国鉄奥羽本線糠の目駅から高畠町中心部を経て、旧街道の宿場二井宿を結ぶ路線だったが、二井宿〜高畠間は1966年に、残りの区間も1974年に廃止になっている。 廃線後、旧高畠駅は地元産の石材でつくられた駅舎と当時の車両が保存され、観光名所として地味ながら人気がある。一方、終点の二井宿

          むかしここに駅があった〜山形交通高畠線 二井宿駅のおもかげポタ@ブロンプトン

          Garminを買った件 及びiPhone13がなかなか受け入れてくれなかった問題

          日常の時計として、そしてサイクリングやジョギングのログ用と兼用で、アップルウォッチを使っていた。しかし近ごろだんだん電池の保ちが悪くなってきたのだった。 ほぼ満充電にして自転車で2時間も走っていると20%を切り、そのままだと突然「やーめた」というかのように切れてしまう。買ってから5年目なのでバッテリーが寿命なのだろうがこれでは困る。しかし新たにアップルウォッチを買い直すのもなんかシャクだし、この機に以前から気になっていたGarminを買ってみようと思い立ったのである。 身体機

          Garminを買った件 及びiPhone13がなかなか受け入れてくれなかった問題

          追悼フランキー・ビヴァリー 及び彼のバンド メイズのこと

          学生の頃から好きだった米国のソウルシンガーが亡くなった。享年77。 アーティスト名は一貫してメイズ・フィーチャリング・フランキー・ベヴァリーと名乗る。バンド名単体でもシンガー名義でもない。長い。自己顕示欲が強いのか、あるいはソロ名義でもいいのに仲間を立てて名前を外さない前川清と内山田洋とクールファイブ的なものか。 10枚のアルバムでバンドメンバーの延べ人数が20以上だから、バンドも流動的なものであったようだが。 70年代後半から80年代のブラックミュージックが大好きなわた

          追悼フランキー・ビヴァリー 及び彼のバンド メイズのこと

          タイニーハウスという住まいかた

          (タイトル写真のはH.D.ソローが「森の生活」で暮らした小屋の復元) タイニーハウス系のyoutubeチャンネルが好きでよく観る。 タイニーハウスなんちゃらというのは今世紀に入ったあたりから米国を中心に興ってきたムーヴメントで、小さな家で好きなものだけに囲まれて倹しく暮らそうという思想である。 日本でも同様な潮流が興り、小屋暮らし系というチャンネルも多く存在しておりいろいろ楽しめる。 ただ米国の場合は「今まででっかい家でゴージャスに暮らすのがよしとされてきたけどなんか虚し

          タイニーハウスという住まいかた

          2014年のヘッセ巡礼ミニベロ旅の思い出 及びシュヴァルツヴァルト山形説

          わが心のゲンゲンバッハ 以前高校生の時に聞いていたNHKラジオドイツ語講座の話を書いたが、その時の教材のドラマの舞台になっていたのが南ドイツフライブルクだった。 ある回は登場人物の大学生たちが休みの日に美人女子大生ザビーネをまじえてピクニックに出かける話で、それがゲンゲンバッハと言う小さな街だった。 もちろん行ったことも見たこともない町だったが、高校生のわたくしの脳裏にゲンゲンバッハという地名と、女子大生とピクニックに行くにはいいところであるという刷り込みがなされ、いつか行

          2014年のヘッセ巡礼ミニベロ旅の思い出 及びシュヴァルツヴァルト山形説

          妻氏とはじめて合奏した件 あるいはわたしとジャズフルートの日々

          妻氏の発表会に出た件 妻氏は以前からジャズピアノを習っている。 講師の先生は年も近いこともあり気が合うようで、レッスンというより「ピアノのある女子会」という感じで、毎回うきうきと通っている。 終わって帰ってくるたびに「ああ楽しかった」といって機嫌がよくなるので家庭の平和にも貢献している。 例年教室全体の発表会というのがあって、妻氏も毎回出ている。グランドピアノのあるステージで、ベースの講師の先生の伴奏付きという晴れの舞台だ。 今回妻氏が選んだ曲は彼女のイチ推しジャズピアニ

          妻氏とはじめて合奏した件 あるいはわたしとジャズフルートの日々

          20インチでグラベル仕様のブロンプトンですって?!

          ブロンプトンに新型。 Glineという名だ。GはGravelのGか。最近ではダートのことをそう呼ぶんですって。 16インチを20インチにして走破性を高め、ディスクブレーキに8段変速。大きいしいろんなものが付いてるけど、フロントフォークをアルミにしたおかげで重さは15kg弱に抑えたと。 欧米からレビューもぼちぼち出てきているが、まだ本気でグラベル走ってから書いた記事が見当たらない。今後が待たれる。 とりあえず公園でトレイル走ったりウィリーしたり階段降りたりのMTB仕草でし

          20インチでグラベル仕様のブロンプトンですって?!

          MUJI BGM vol.28 で聴くエストニア伝統音楽 〜 森と風の調べ

          MUJI BGMのすごいところ 無印がシンプルに「BGM」とだけ銘打ったCDを出してもう何年だろうか。調べてみたら2001年からだ。今回でVol28を数える。それらは実際に無印の店舗BGMとして流されてきた。 「暮らしの中から生まれ、時代を超えて暮らしに息づく世界の音楽」というテーマで編まれたアルバムだが、つまりは伝統音楽、トラディショナル、その界隈の愛好者は「トラッド」と呼ぶことも多い。素朴で親しみやすく、それでいてどこかエキゾティックな感じがMUJIの製品イメージに合致

          MUJI BGM vol.28 で聴くエストニア伝統音楽 〜 森と風の調べ

          仙台市民だったころ、定禅寺ストリートジャズフェスに毎年出ていた思ひ出

          毎年9月前半の週末、仙台の定禅寺ストリートジャズフェスティバル(以下JSFと略)である。 市内中心部随所の屋外に設えたステージ(その数80〜90)で演奏が繰り広げられ、善男善女がそぞろ歩きかつ飲み食いしながら歌舞音曲を楽しめるというお祭りだ。1991年以来30回を越える開催を重ね、現在全国各地で流行る街頭音楽イベントのはしりかつ成功例とされている。 コ口ナ禍で中止の年もあったが、その後規模を縮小しながらも再開し、今年も開催された。大いにめでたい。 仙台から離れた今となっては

          仙台市民だったころ、定禅寺ストリートジャズフェスに毎年出ていた思ひ出

          車中泊、あるいは走る別荘というライフスタイル

          最近Youtubeで好んでよく観るのが車中泊アカウントのかずかずである。 キャンピングカーの類ではなく、もっぱら軽の1BOX で旅するのがきょうびの流行りであるようだ。 車の中で寝泊まりして旅行するという旅のスタイルは昔から興味があって、後に記すがわたしもかつてはやっていた。それにしても現在こんなにもたくさんの人らがクルマで寝ているのか、そして皆かくも車内の快適設備がめちゃめちゃ充実しているのかと、そのような動画を見るにつけ驚かされるものがある。 お気に入りのチャンネルを。

          車中泊、あるいは走る別荘というライフスタイル

          去る夏を惜しむ歌 マイケル・フランクス 『If I Could Make September Stay 』

          森で暮らす時間が多くなると季節の移り変わりにも敏感になる。 八月も半ばを過ぎるとクヌギの葉が茶色がかってきてやがてどんぐりと共に落ち始める。夕方ヒグラシに代わって松虫の声がフェイドインし始める頃、スーパーのビール売り場にキリン「秋味」が並ぶようになる。紅葉のパッケージを目にすると毎年つい買ってしまう。麦芽3割増の濃厚な風味が一気に秋の気配を感じさせる。いやビールの話じゃ無いんだけど。 そのうちに9月が来る。 9月さえ来なければずっと夏休みが続いて遊んで暮らせるのに、みんな9

          去る夏を惜しむ歌 マイケル・フランクス 『If I Could Make September Stay 』

          岩手奥地 ミニベロ旅2005&06の思ひ出 Day2 龍泉洞から陸中野田

          (この稿を記している最中2024年8月、この旅で訪れた一帯はふたたび豪雨の被害に見舞われた。付近住民の方々の安寧と早期復旧を祈るばかりである。) KHS F20で走った岩手秘境の旅二日目。Day1はこちら↓ 岩泉は龍泉洞の宿に泊まったわたしの二日目の旅程は、山中を貫く県道をたどって峠を越え、安家集落に下り、そこから川沿いに下って海を目指すというものである。距離にして60km弱。 龍泉洞から安家 前夜の3㍑のビールでリフレッシュしたわたしは南北に走る県道7号をたどって走

          岩手奥地 ミニベロ旅2005&06の思ひ出 Day2 龍泉洞から陸中野田