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A day in the life

11
クラウドの写真アルバムから「◯◯年の今ごろここにおったで」と出された旅の日々の断章。タイトルはサージェントペパーズ。
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2014年の自転車旅から10年、アルザス・ロレーヌについてあれこれ考えた

2014年の自転車旅から10年、アルザス・ロレーヌについてあれこれ考えた

A day in the life 11

まあ相変わらず何かにつけてドイツおっさん系自転車旅動画を見ている。
つい最近もフランスアルザス地方の動画を見ていた。改めて街も道もいいところと思ったのだった。
くしくも、わたくしが9月のアルザスをひとりで旅してから10年経ったことに気がついた。もうそんなに経ったのかとおどろく。

2014年の旅は、ドイツシュヴァルツヴァルトからライン川を越えて、フランス

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実家@横浜にブロンプトンで帰ったり、東京もポタったりなどした件  (2017)

実家@横浜にブロンプトンで帰ったり、東京もポタったりなどした件 (2017)

(A day in the life 10)
2017. 10

山形から飛行機で飛べば東京や横浜は意外と近い。
羽田便が発着するおいしい山形空港、なんでそんな名前にしたのか、どのあたりがおいしいのか、それは別として、実は山形市には無い。山形市の北の天童市のそのまた北の東根市にある。看板に偽りありだ。従って山形から遠い。空港まで高速バスを利用するにしても自家用車で行くにしても、自宅を出て飛行機に乗

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あじさい寺と蔵王ラーメンを賞するポタリング

あじさい寺と蔵王ラーメンを賞するポタリング

(A day in the life 10 2016.6 )
あじさい寺というのは日本中にあって、どこも境内に紫陽花の花が咲き誇るさまを見物しようと善男善女が集まる。山形の場合は市街の西にある出塩文殊堂のことだ。
梅雨も一休みの夏空、あまり人の集まるところには行きたくないわたしだが、たまにはよかろうと出かけてみた。ビアンキのクロモリロードLupo久々の稼働である。
山形盆地の西側はのどかな農村風景

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三春で昼休みを散歩する 2017. 5(福島)

三春で昼休みを散歩する 2017. 5(福島)

A day in the life 7(今回は自転車無し)

福島県の三春。滝桜で有名だ。梅、桜、桃の三つの春の花がいちどきに咲くので三春という。スリー・スプリングス、ドライ・フリューリングス、トロワ・プランタンだ(しつこい)。
この日は移動中の昼休みに立ち寄ったのだった。町を見渡す公園のベンチで弁当を広げた。

食後に散歩した。
目抜き通りである国道は拡張整備されて沿道の建物も新しいものが多いが

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岩手県岩手郡岩手町で岩手三昧ポタ 2006/2009 (KHS F20)

岩手県岩手郡岩手町で岩手三昧ポタ 2006/2009 (KHS F20)

(A day in the life 6)

岩手の中の岩手

岩手県岩手郡岩手町と言うと、岩手すぎて却って信用できない感じだが、そういう自治体がある。ちなみに宮城県宮城郡宮城町というのもあったが今は仙台市になってしまった。
岩手町は沼宮内を中心とする一帯だ。いわて沼宮内なる新幹線の駅もある。新幹線が停まるほどの用事もなさそうなねむたげな町だが、盛岡から八戸まで停まらないのもなんか不義理だし、途中

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更埴とかあのあたりの千曲川ポタリング(長野 2007. 6:Giant MR4)

更埴とかあのあたりの千曲川ポタリング(長野 2007. 6:Giant MR4)

( A day in the life7 )

年に1〜2回オシゴトで長野に行ってたころの話more.
山がちな長野県ではあるが川沿いは走りやすい。この時は更埴のホテルに泊まっていて、千曲川沿いのサイクリングロードを上山田温泉まで走りにいった。

途中の八幡という町にビジネスホテルがあった。
3階建てだが大浴場もあるからルートイン並みだ。

ビジホの既成概念を覆す外見に驚くが、だが待ってほしい。

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岩手県で右往左往、盛岡〜軽米〜釜石2009. 5  (A day in the life 5 )

岩手県で右往左往、盛岡〜軽米〜釜石2009. 5 (A day in the life 5 )

(A day in the life 5)

今回も自転車は無し、あと2泊3日の話だからDaysですけど、まあ堪忍してけろ。

仕事旅に明け暮れていたころ、5月にやたら岩手県にいたという話は前に書いた。
この年のこの時など、金曜まで岩手県内で仕事して、週末挟んで月曜はまた岩手県という日程だった。こういう場合日曜の夜はホテルに前泊する。
となると土日に仙台に帰る意味がわからない。待つ人がいるわけでも

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登米と米谷ポタ、そして仙北鉄道のこと(宮城)2014.5 ブロンプトン

登米と米谷ポタ、そして仙北鉄道のこと(宮城)2014.5 ブロンプトン

(A day in the life 4 )

どこまでも田んぼまた田んぼの宮城県北。
あまり大きな町はなくて、築館、瀬峰、佐沼、米谷(まいや)、登米(とよま)といった小規模の町が散在する。名前からして米どころぽい。
それらをつないで1968年まで走っていた軽便鉄道が仙北鉄道だ。もちろん米の輸送にも大きな役割を果たし、国鉄瀬峰駅まで米を運んでいた。

この日はその廃線跡を雑に辿るポタリングだった。

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岩手・大迫から宇瀬水牧野サイクリング 2009.5 KHS F20

岩手・大迫から宇瀬水牧野サイクリング 2009.5 KHS F20

(A day in the life 3)

旅仕事の時代、毎年5月は半分近くを岩手県で過ごしていた。だいたいは盛岡に滞在して、仕事はあらかた昼で終わりだったので午後は近郷の野山にサイクリングに出かけたものだ。

この日出かけたのは、花巻の西の山中にある旧大迫町だった。
付近は葡萄畑と牧場が広がる高原であり、ちょっとヨーロピアンな風景だ。地元産「エーデルワイン」ブランドの製造元でもある。

ここか

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奥只見から信州 2010.5 (A day in the life 2)

奥只見から信州 2010.5 (A day in the life 2)

(今回は自転車は登場しません)
仕事旅に明け暮れていたころ、いちばん西の仕事先が長野県だった。だいたい年に一度訪れた。
仙台からだと高速道で栃木から群馬を経由した方がラクで早かったのだが、あえて会津か新潟から山中をぶち抜く酔狂なルートを好んだ。途中で一泊したりもした。あんなすごい山奥はわが国にもなかなかない。

この時の往路は国道290号線で村松〜栃尾〜長岡と新潟県の深部を貫いて走ったのだった。

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閖上ポタ 2016.5 (A day in the life 1)

閖上ポタ 2016.5 (A day in the life 1)

(クラウドの写真アルバムから「◯◯年の今ごろここにおったで」と出された旅の日々の断章を綴るシリーズをはじめました。タイトルはサージェントペパーズ。)

震災前、2007年ぐらいまで仙台の中心部に住んでいた。
しかしあの街は道路がえげつなくて、自宅からクルマを気にせず走れるルートといえば、名取川沿いに閖上、さらに貞山堀サイクリングロードというルコースぐらいだった。とくに冬は東北で走れる唯一のエリアだ

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