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『肝心なことは心で見なくちゃ』

【博士の愛した数式】

■日本/2006年
■監督・脚本: 小泉堯史
■出演:寺尾聰、深津絵里、齋藤隆成、吉岡秀隆ほか

記憶喪失が題材になっている作品ですね。海外の作品では時々見かけるのですが、邦画では私は初めて見ました。
また、こちらの作品は元は小説です。心温まるストーリーでした。

深津絵里演じる杏子はシングルマザーで家政婦の仕事をしています。新しい仕事先は老人の面倒をみるというものでした。寺尾聰演じるこの老人は天才数学博士なのですが、事故の後遺症で記憶が80分しか持ちません。次第に博士の家に杏子の小学生の息子も通うようになります。

杏子と息子は博士の数学に対する愛情や人柄に次第に魅了されていきます。

映画ではこの息子が中学校の数学教師となり、新しい赴任先で自己紹介がてら自分の過去を数学を交えて生徒に紹介するといった過去回想の形式で話が進みます。

こんなに数学をロマンチックに語る教師いたら、生徒も興味を持ってくれるだろうなぁとも思いましたね(>_<)

80分しか記憶が持たないので、博士は杏子に何度も同じ質問をするのですが、寺尾さんの演技がすごくて、毎回新鮮味があったのが良かったです。
記憶が80分しか持たないのに博士は大好きな数学のことや野球のことは覚えているのがなんだか人間らしいな、と思いました。自分が記憶喪失になっても忘れないことってなんなんだろう?ちょっと考えちゃいましたね。

他にも素敵な言葉がありました!


永遠の真実は目に見えないのだよ



勇気を持って君の賢い瞳を見開きなさい



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【50回目のファースト・キス】


■アメリカ/2005年
■監督:ピーター・シーガル
■脚本: ジョージ・ウィング
■出演:アダム・サンドラー、ドリュー・バリモアほか


ドリュー・バリモアがむちゃくちゃ可愛かった~(*''▽'')
アダム・サンドラー&ドリュー・バリモアのコンビで贈るコメディ映画ですが、とても心温まるお話でした。

アダム・サンドラー演じるプレイボーイのヘンリー。ある日可愛い女の子、ドリュー・バリモア演じるルーシーと出会います。ルーシーを口説いたヘンリーでしたが、彼女は翌日になるとヘンリーのことを忘れていました。なんと、ルーシーは交通事故以来、事故以降のことはすべて忘れてしまうという記憶喪失障害だったのです。

しかし、ヘンリーは毎日ルーシー告白し続けます。毎日最初からやり直しの恋愛です。ラストはとても感動しました。

とても素敵な作品で、日本でも山田孝之&長澤まさみさんコンビで2018年にリメイク作品として公開されています。
あらすじを読むだけだと、ファンタジー要素でもあるのかな?と思いましたが、コメディでもあり、ヒューマン系でもある作品で大満足です(^^♪


<一言メモ>

❝記憶❞ってとても不思議ですよね。でも、とても人間らしいものだとも思います。

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