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新しい家族の形

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誰のための「理想の子育て」なのか

誰のための「理想の子育て」なのか

妊娠6ヶ月になりました🤰妊婦生活も半分きったところです。
 
こんなnote書いてるのに、子どもが生きて産まれなかったら、どうしよう・・・と思い、怖くなりながら書いてます。
 
コロナ禍の中での出産は、正直、マイナスなことも多いと思うのですが、そんな中で大切な気づきがあったので、残しておきます。
 
✱ ✱ ✱ ✱ ✱
 
わたしは、人との関わりが苦手です。怖くなって、逃げ出したくなります。
 

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家族を安全な場所にできるように、家をひらくと決めた

家族を安全な場所にできるように、家をひらくと決めた

1月14日(月)に結婚しました。

家族って、むずかしそうだな、ってずっと思っていました。

距離が近いからこそ、相手と自分が一体化しやすいんじゃないか、と。

本当は、たとえ家族であっても、「あなた」と「わたし」は違う人間のはずなのに。

苦手なことや課題みたいに、気になるところほど、自分のことのように捉えやすいと思うんです。
 
指摘する内容が、本当に相手を考えてのことなのか、自分の思うように

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選択肢は「知る」ことから始まる

選択肢は「知る」ことから始まる

社会的マイノリティの人々の個別の物語を通して、可能性が広がる瞬間を描くメディア「soar(ソア)」。

この前、soarで自分の生い立ちと経験からの気づきを書く機会をもらった。

“生きづらさ”もちゃんと見つめたい。だって私の大切なアイデンティティのひとつだから。親との関係に苦悩した子供時代を経て、菊川恵さんが気づいたこと

soarで書こうと思ったのは、「ひとつの事例になりたい」と思ったからだ。

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「大丈夫?」なんて、欲しくない

「大丈夫?」なんて、欲しくない

「あいつ、キレたら、フライパン投げてくるからさ」
「昨日もあいつ酔っ払ってぶっ倒れたよ」

全部、笑い話。

思春期の頃、友だちの少しいびつな家族の話を、いつも笑いながら聞いていた。

「大丈夫?」が欲しいんじゃない、ただ笑ってほしいんだ、と感覚的に気づいていたからだ。

「笑い」とは、最大の受容である。

思春期の時から、本能的に思ってきたことが、本当のことだった。

映画「さとにきたらええやん

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「25歳で特別養子縁組の真実告知を受けて ー「望まない妊娠」という言葉に思うこと」を読んで

「25歳で特別養子縁組の真実告知を受けて ー「望まない妊娠」という言葉に思うこと」を読んで

「25歳で特別養子縁組の真実告知を受けて ー「望まない妊娠」という言葉に思うこと」という記事を読んで感じたことを自分の言葉でまとめてみました。

この記事は特別養子縁組の当事者の方へのインタビュー記事です。記事の中で私が特に心を揺さぶられたのは、この部分。

私が心が苦しくなるのは「望まない妊娠」とか「虐待死から助ける」という言葉です。

でも、養子当事者が「望まぬ妊娠」とか「虐待死」というのを聞

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里親推進へ。当事者の立場から「新しい社会的養育ビジョン」について思うこと

里親推進へ。当事者の立場から「新しい社会的養育ビジョン」について思うこと

厚生労働省は「新しい社会的養育ビジョン」の中で、未就学児の施設入所を原則停止するという方針を提示し、より家庭に近い環境で子どもを育むために里親への委託率75%以上を目指すと発表しました。
 
資料の名前が「社会的養護」ではなく、「社会的養育」だということ。それが「社会で子どもを育んでいこう」というメッセージのように感じて、嬉しく思いました。
 
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まず、話題になっている里

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