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カルツォーネ企画+1年間の振り返り②〜選択肢を増やせるように行動すること〜

こんにちは!21期のけんしんです!

トークイベントやゼミブログなど2年間の活動を振り返る機会も気づいたらあっという間に過ぎ、これが最後のnoteに、ゼミを振り返る機会の最後になるだろうなあと思うといろんな想い出と後悔が浮かんできます。福島班一期生が抱えた悩みを後輩たちの道標に、引っ張る立場になる新4年生だけでなく新3年生にもとりあえずこれ読んでおくかってなるようなものになったらいいなと思います。

おそらくフリーに公開されるnoteでこういったことを書くのは適切ではないかも知れませんが、1年間の個人的反省と失敗に目を向け、福島班としての活動が課題に対して適切なものであったのか、そしてカルツォーネ企画での個人的反省の2点において書いていきます。

■方向性の妥当さ

カルツォーネ企画の始まりは「耕作放棄地」を知ってもらうための手段としてでした。昨年度に様々な生産者の方々にインタビューをおこない「耕作放棄地」という課題解決に向けて活動しよう!と決めたはいいものの、「どんな活動をしたら解決に繋がるのか」という部分で非常に悩みました。

「課題解決のためのアプローチをどうするか?」は牛ゼミで最もトライできる部分であり、責任が必要な部分だと思います。アプローチ方法が解決につながるのか、そしてどの程度効果を出せるのかは吟味した上でトライしなければなりません。だからこそ、悩んだ上でカルツォーネとピクルス企画を行いました。

※その悩みの過程は大事な部分なのですがここは話すと長いので悩んだ過程が気になる方や「耕作放棄地解消のためになぜ六次化?」と思った方は過去のnoteもいろいろ見てみてください😊
↓↓こちらからぜひ↓↓
https://note.com/megu_fuku_food/ 

ここでまず1点の後悔は本当にそのアプローチで正しかったのかということです。

まずは、より多くの人に食材のおいしさ生産者の顔を知ってもらう段階から始めることで耕作放棄地の問題も知ってもらおうと考えていましたが、生産物を加工し、販売するという手段において直接的なつながりは薄いです。もちろん当時は理解しながらも自信を持ってこの活動を進めていましたし、意味のあるものだと思って1年間活動をしてきました。

自分たちの代で立ち上げ、プロジェクトとして動かしてきたからこそ当初は耕作放棄地という課題を強く意識していました。しかし、この6次化企画が進むにつれて生産者の顔を知ってもらうことやおいしさを伝えることに目的がフォーカスされ、本来の意味付けを失っていた気がします。(手段が目的になっていたってやつです。)

立ち上げから卒業まで1年間という時間の制約がある中で、プロジェクトでできることの幅は正直狭いです。特に農業に関して言えば土地の問題や作物の問題など時間的な制約も多いです。

それでも耕作放棄地という問題について本気で解決する姿勢と方法はもっと必要であったと思っています。その要因の一つとしてはまずインプットがなかったことです。実際に現地を見に行ったり、耕作放棄地解消に向けて活動している方の話を聞くなど、できることはあったはずです。必要な知識を得る意味でも、自分ごととして捉え、本気で解決に向けて活動するモチベーションを保つためにもこれはプロジェクトでは必要な要素かなと思います。

*耕作放棄地の写真。もっと耕作放棄地の現状を自分ごとにしたかった。

実際、その点から目を背け、やりたいことだけにのめりこんで行ったことに対して自分が何もできなかったのは反省点です。一方で自分だけだったら行動に移せずにプロジェクトが終わってしまっていたのでこうした反省を得られたのも企画をやってみたからだなと思います。

■自分の適当さを痛感した企画

カルツォーネ企画ではできるだけ手渡しで販売した方がいいよねということでorioriさん(普段から福島県内のイベントでピザの販売などを行われています)に依頼し、当初はイベント出店する形で進めていました。

*このポスターももっと上手く使いたかったと反省。

しかし、不運が重なりイベントの販売が難しくなったことで自分の中で切り替えがうまくできませんでした。想定していた事態から急な変更に対しての対処が精神的な面からも順調にいきませんでした。

次の販売先候補もうまく進めることができず、自分の情けなさを感じながらも思考停止状態で、今考えると責任を放棄していたと思います。今更ながら4年生として企画をスムーズに動かすことは必要だったと痛感しています。

最終的にアスパラガス生産者の江川さんやゼミ員に協力いただき、なんとか販売することはできました。この企画を通して見た時に商品を売ることができたという一点においてのみはなんとかポジティブに考えられると思います。

ここでもう一点の後悔は常に選択肢を複数持っておくことでした。Aの選択肢がダメだった時にすぐBの選択肢に切り替えて選択できるような先を見据えた準備が必要でした。
周りにはこれができている人も多く、そのことに気づいていたはずなのに面倒さに負けて思考を放棄していました。

Aの方法ではダメだ。じゃあ次はどの方法にしよう。

この姿勢でいたことがこの1年間の一番の反省です。自分でやらなければならないのに甘えていました。自分よりも周りがやった方が上手く行くことに加え、優秀な周りがいることに甘え、何かあったら助けてくれるだろうと。

よく「自信を持て」と周りから言われるので本当に直さないとなと思いますが、自分が正しいと思ってやることも必要なことの一つです。絶対的な自信はときに失敗につながると思っていますが、過剰な自信のなさも失敗につながる大きな要因のひとつだとこの活動で強く感じました。

だからこそ後輩たちには関係者の方々に感謝の気持ちを持ちながらも、やりたいことを積極的に発信していって欲しいなと思います。

*畑からの景色。ふと思い出して見返したくなります。

そして、2年間のめぐるめでの活動を踏まえてプロジェクトで個人が動くために目標責任決断の3つが重要だと個人的には感じました。

目指すべき場所を定めることが活動の原動力になり、責任を持つことが自分ごととして捉えることに繋がり、決断する姿勢を持つことが活動に対する想いを高めてくれると思っています。

かなり当たり前のことを言っていると思います笑

ただこの3つを意識することで大きくプロジェクトでの過ごし方は変わったなと、さらに成長できたのかなと。この意識は社会人になるとさらに必要になってくるのでこれを忘れずにいたいです。

■さいごに~福島班での活動は人生の財産~

ここまでの後悔を書いてきて活動が楽しくなかったようにみられるかもしれませんが、自分の人生を変える2年間でした。特に牛ゼミ全体の話にも繋がりますが、人との出会いは一生の財産になりました。個人的には生産者の江川さんとの出会いはこれまでの人生の中でも数えるほど大事なものになりました。

これを書きながら泣きそうになるので、振り返りすぎると寂しくなりますが一緒に活動できたことが最高に幸せでした。そして多くの学びをもらいました。

常に気遣ってくれる優しさや、学生の私たちを信頼してくれること、情に熱いところ、柔軟な視点を持っているところなどなど頼れて尊敬できる存在でした!

後輩たちに江川さんという存在をつなげることができただけでも自分たちの大きな成果かなとも感じています。

自分の中では決して上手く行ったとは言えない2年間でしたが、それでも福島班の同期と後輩みんなに出会えて一緒に活動できたこと、そして江川さんに出会えたこと、この活動全てが大事な、素敵な、想い出です。

このゼミで、めぐるめで、福島班でよかった!このことには何の後悔もありません!
これからのめぐるめの活動にも期待しています!!

ありがとうございました!


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