靴磨き。 いいモノを長く大切に使う
皆さん、こんにちは。
今日はとても天気がよく、外も暖かいので、
久々に靴磨きをしようと思います。
最近は履くばかりで、手入れができていませんでした。
”おしゃれは足元から” とよく言われますが、それは本当だと思います。
足元が綺麗だと、その上も清潔に見えます。
綺麗な靴を履くと、爪を綺麗にするのと一緒で、
お出かけすることが楽しみになります。
そして、自分の心も晴れやかになります。
かくいう僕も、モノを丁寧に使うことを心がけるようになったのは、2年前からです。
たくさん物を買って、使えなくなったら捨てる。
という消費的な使用ではなく、
数少ないアイテムを愛でて、長く大事に使っていく。
この方がモノへの愛着が湧いてきて、大切に使っていこうという気持ちが芽生えることに気づきました。
また、新たにモノを買う時も、本当にこれが必要かどうか?という選球眼が磨かれていきます。
結局それがエコであったりします。
身の回りの物が一生使っていきたいモノで構成されていれば、必要以上に物を集める必要がない訳ですから。
僕は靴磨きのプロフェッショナルではありませんが、
自分なりに職人さんに教わった手順で、気持ちを込めて靴の手入れをしています。
いつもやっている手順を紹介しながら、
早速、僕の大切な革靴たちをピカピカにしていきたいと思います。
今回手入れをする革靴たち
今回磨いていくのはこちらの4足。
前職で革靴を履いていたので、全部で5足持っています。
出勤用、おしゃれ用、冠婚葬祭用など、用途に分けて履き分けています。
靴磨きに使うアイテム
靴磨きに使うアイテムは、この4つ。
左のブラシから順に使用していく訳ですが、
ここから手順に沿って紹介していきます。
1. ブラッシング
まずは、靴の表面の汚れを落としていきます。
こちらのブラシは馬の毛でできており、最初の汚れ落としに
最適なアイテムとなっています。
ここでしっかりブラッシングをして、埃や砂などの汚れを払っておくことが大切です。
2. クリームで汚れ落とし&革の栄養補給
ある程度表面の汚れが取れたところで、クリームを塗っていきます。
僕が使っているクリームは、汚れ落としと革の栄養補給を同時にできる、リンスインシャンプー的なアイテムです。
本当は分けて行ったほうが良いみたいですが、
一旦使い切るまではこのクリームでいきます。
クリームを塗るときは、専用のコットンを使います。
クリームはちょこんと出して、コットンで優しく馴染ませていくように
靴の表面に伸ばして塗っていきます。
クリームは、あまり多く塗りすぎてもよくないみたいです。
3. クリームを馴染ませるブラッシング
ここでのブラッシングは、
先ほど塗ったクリームが靴全体に満遍なく馴染むように
という意味と、
余計なクリームをブラシで取り除く、
という2つの意味があるそうです。
こちらのブラシは、豚の毛で作られています。
この工程にピッタリなんだとか。
ブラシも使い分けるというのが、なんだか粋ですよね。
クリームが均等に革に馴染むのをイメージしながら、
全体を丁寧にブラッシングしていきます。
4. クロスによる艶出し
いよいよ仕上げに入ります。
仕上げは、グローブクロスを使って磨き上げていきます。
つま先から踵まで、隈なく磨くとツヤツヤに輝きます。
ここをしっかり行うことで、磨き終えた後の輝きが変わってくるので
好きな工程です。
完成をイメージしながら磨き上げいき、、、
、
、
完成!
無事磨き終わりました。
自然光が当たって、黒光りしています。
かっこいい。
ずっと眺めていられますね。
上から前から後ろから、
いろんな角度から磨いた靴を眺める。
この時間が尊い。
なんだか心も清々しい気持ちになります。
ビフォーアフターの比較
2足目の磨きに入ります。
1足目の磨き前と磨き後のビフォーアフターを撮り忘れていたので、
こちらの靴で変化を見てみたいと思います。
さあ、まずは磨き前の靴がこちら。
だいぶ白っぽく、汚れが付いてるのが一目でわかります。
実は突然の雨にやられてしまったこともあり、汚れが目立っています。
そして水は革の点滴。
劣化の原因なのですぐに手入れをしないといけません。
先ほどと同じ手順で、丁寧に磨いていくと、、
、
、
かなり綺麗になりました!
革に潤いが戻った感じがするのと、
見た目がクリアになり、輝きが増しています。
比べてみると結構違いがわかりますね。
うん、横から見てもいい感じです。
こちらの靴も履いていくことで味が出てきました。
革靴は育てている感じがあってとても楽しいです。
靴磨き終了!
そんなこんなで、3足磨き終わりました。
並べると、眺めがいいですね。
磨き終えた後は、やはり気分がいいです。
靴への愛着も湧いてきますし、大切に使おうという気持ちになります。
手入れをする中で靴の状態を見て知り、触れて感じること、
こういう体験がとても豊かだと感じます。
手入れをして物を大切に使うって、なんて気持ちがいいのだろう。
そういえば残りの1足はというと、もう寿命が。
雨が染み込んでしまっていて、再起不能っぽいです。
いくら手入れをしてもいつかは終わりが来てしまうものです。
今回磨いた3足は、今後もしっかり長く使えるように
大事に履いていきたいと思います。
それではまた。